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『彼と一緒にお店がしたい!』のミュージカル的歌詞世界 #3

「『彼と一緒にお店がしたい!』のミュージカル的歌詞世界 #2」の続き。

ここまで書いてきて何なんだけれども、こういうことを思って見ている観客は、仮に私一人ということはなくても少ないだろうな、と思うだけでなく、メンバー当人たちも、この曲で歌われている場面の後の悲劇なんてことは意識していないだろう、と思う(ちなみに「作詞家の意図」の話になるとつまらなくなるからやらない)。

このせいで、この曲はいっそうミュージカル(というか演劇)っぽく見えるのだ。観客は劇中の登場人物の知らないことを知っていて、いわゆる「神の視点」を持っている。しかし『彼と一緒にお店がしたい!』の場合は、登場人物だけでなく、それを演じているメンバーに対してメタな視点を持っている、という感じがしてくる。これはリアリティ・ショウの仕組みだ。


そんな曲の中で、私にとって生田衣梨奈が主人公に見えたのは興味深いことだ。2012年秋ツアーで、曲の途中で作るV字型の先頭に立ったときの印象が影響を与えているのだろうか。

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この前の、上に挙げた手を叩くところで、他のメンバーを背後に従えた生田衣梨奈だけが体でリズムを取ることなく棒立ちだったことが強く印象に残っている。最初見たときは何かの間違いか、と思ったが、ツアーの最後までずっとそうだったから、意図的な演出だったのだろうか。あるいはリズムを取らせたら動きが奇怪になるのでやめさせた、という消極的な配慮か? 9期のユニット曲で着た(コンサート衣装っぽくないという意味で)カジュアルな雰囲気の衣装のせいもあって、このときの彼女には歌の世界の登場人物としてのリアリズムがあった。


この曲ではちょくちょく道重さゆみの近くに来るから、私の視界に入る時間も長くなる。2012年秋~2013年春のモーニング娘。の中で、生田衣梨奈は表情も含めたステージ上での体での表現が一番苦手なメンバーになっている、と思う。飯窪春菜は果敢にチャレンジして壮絶に失敗するが、生田衣梨奈は何をしていいかわからなくなって体が強ばる。このことが、この曲に限っては面白く作用していた。

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道重さゆみの『ラララのピピピ』衣装は、不思議なことにオリジナルのポップな衣装よりもこの曲のパフォーマンスに合っていた。この「恋は難しい」のところのポーズのビジュアル・イメージは強烈。ただし、隣の田中れいなとともに、曲の主人公ではなく、パフォーマーであるように見える。

kareto-3.jpg


そして「パソコンの学校に行きたいな」。ここで道重さゆみがこの曲の主人公かつスターであることがはっきりする。シングルのMVではまったく動きがないこの場面が、こんなものになるとはびっくりだが、こちらを見てしまうとこれ以外のものが想像できない。

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