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短文エッセイ: 「2012年のモーニング娘。は停滞していない」

このブログでは基本的に情報量が多い長い文章を書くという方針で来たのだけれども、ワン・アイデアの短めのエッセイ風文章も書いてみたいという欲求が生まれてきた。そこで、そういうのにも手を出してみることにする。

『One・Two・Three』のミュージック・ビデオについてのエントリの最後に、いまのモーニング娘。と比べると、2009年~2010年のモーニング娘。は「「停滞していた」と言ってもいいようなものだ」と書いた。これについてもう少し詳しく。以下、この2年間にリリースされたシングルのリスト。

2009年
● 泣いちゃうかも
● しょうがない 夢追い人
● なんちゃって恋愛
● 気まぐれプリンセス

2010年

● 女が目立って なぜイケナイ
● 青春コレクション
● あっぱれ回転ずし!
● 女と男のララバイゲーム

私がモーニング娘。のファンとしてリアルタイムにリリースを見守った最初のシングルは『気まぐれプリンセス』だったが、その前の3作も同時代的なものと認識していたと思う。その前年の『ペッパー警部』は完全に「過去」だった。

2009年の歌謡曲3部作には何らかの「路線」があるけれども、『気まぐれプリンセス』を含むそれ以降のシングルは、出す理由がよくわからないまま聴いたという記憶がある。「年に4枚リリースするというスケジュールを決めたのでそれを消化している」とか、「世間から忘れられないように新作を出す。どうせオリコンでトップ10に入るぐらいは売れるんだし」とか、「コンサート・ツアーでやる曲を供給しておかなくちゃね。アルバムだけだとキツいし」みたいな動機を勘ぐってしまうぐらいに、その曲をそのときにリリースする意味がわからなかった。

この印象は、曲そのものだけじゃなくて、新曲をリリースするときのプロモーションのあり方、特にメンバーたちの発言からも来ていたように思う。この人たちは本気でこの曲を買ってもらいたいと思っているのだろうか、本人たちにも釈然としない思いがあるのだろうか、などと勘繰ってしまうことがあった。いまでも印象に残っているのは、『女と男のララバイゲーム』のプロモーションのときに、高橋愛が「ララバイ」という言葉の意味を知らなかったという出来事だ。


それが、2012年はこうなった。

2012年

● 『ピョコピョコ ウルトラ』
● 『恋愛ハンター』
● 『One・Two・Three』


個々の曲がどれほど好みかということは措いといて、新体制へと移行したモーニング娘。の新曲の並びとして、これは非常にわかりやすい。個々のメンバーがそれぞれの曲にどのような思いを持って取り組んでいるかという情報も、以前と比べるととてもよく伝わってきているように思う。

このわかりやすさは、新たなファンを獲得するためには非常に大事である、ということを、このところ他のアイドル・グループにいろいろと手を出す中で痛切に感じるようになった。熱心に追いかけているファン以外の人は、そのグループが何のために活動していて、どこを目指しているのかがはっきりとしていないと、ときどき入ってくる情報の断片をどこにどのように位置づけていいのかがわからない。

2009年~2010年のモーニング娘。は、当時もいまも、「コンサート・ツアーをやるために存在を続けているようなもの」と説明するしかない存在だったと思う。あと、道重さゆみの発射台として。

しかし、2012年のモーニング娘。は、(時機を逸したのかもしれないが)「アイドル戦国時代」に参戦する体制が整っている。


それを歓迎するかどうかはまた別の話。結局、長文になってしまった。
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まとめtyaiました【短文エッセイ: 「2012年のモーニング娘。は停滞していない」】

このブログでは基本的に情報量が多い長い文章を書くという方針で来たのだけれども、ワン・アイデアの短めのエッセイ風文章も書いてみたいという欲求が生まれてきた。そこで、そういうのにも手を出してみることにする。『One・Two・Three』のミュージック・ビデオについて?...

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No title

はじめまして。きくりんと申します。興味のあるところ、さっと読ませていただきました。最近のAKBフィーバーに辟易して、「対抗勢力はどうなってるのよ?」と再びモー娘。に目を向けた次第です。デビュー当時から彼女らを知っていますが、私の中では藤本美貴あたりで情報が途切れています。途切れ途切れの中間情報を修復していたところ、こちらのブログに辿り着きました。

>>「アイドル戦国時代」に参戦する体制が整っている。

これは私も感じたところでした。

>>それを歓迎するかどうかはまた別の話。

これも共感する部分はあります。私が捉え違いをしていなければですが・・・。時代状況やライバルに与するのか、それとも、つんくさんが基とするモー娘。の流儀を貫くのか。ベクトルをどちらに向けるかが、今後の活動の成否を大きく左右してくるように思っています。

※一応、身分証明としてブログのアドレスを載せましたが、私の方はこちらとは違い、浅く広く思いつくままに書いていますので、もし来ていただけるようでしたら、ところどころの綻びは大目に見て読んでやってください。よろしくお願いします。

No title

>ベクトルをどちらに向けるかが、今後の活動の成否を大きく左右してくるように思っています。

私自身は、時代状況もモーニング娘。の流儀もいまひとつ掴み切れていないような気がするので、どうも歯切れの悪いことを書いてしまいがちです。

ただ、旧高橋体制のモーニング娘。のなかで外の世界への関心を示していた唯一のメンバーだった道重さゆみがリーダーになり、外の世界の状況と事務所の方針をすりあわせるような立場からの発言をするようになってきているので、道重さゆみファンとしてはこれからの動きから目が離せないですね。
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