2011年11月17日〜12月15日『いきなり! 黄金伝説』
道重さゆみが2011年の11月17日から12月15日までの5週間にわたって放送された『いきなり! 黄金伝説』の「芸能人節約バトル 1ヶ月1万円生活」という企画に出演した。
番組内では、スタート4日目に武道館公演の1日目(9月29日: http://michishigefan.blog130.fc2.com/blog-entry-227.html)があったことになっているので、9月25日の福井公演の翌日に「1万円生活」を始めたことになる。つくづく凄まじい体力と精神力だと思う。前に、名古屋で土曜日・日曜日と4公演こなし、終電に近い新幹線で東京に戻って、そのまま『ロンドンハーツ』の収録に行ったことがあった。座って見ていただけなのに疲れた私は、あれから集中力を必要とする仕事、特に人前に出る仕事を深夜にこなすなんて超人的だと思ったものだ。と同時に、日本のテレビ番組の質が一般に低い原因の1つはこういう無理なスケジュールの組み方にあるのだろうな、とも思ったけど。
今年のモーニング娘。は高橋愛の卒業の都合もあって、例年ならば12月まで続く秋ツアーが9月の1か月のみで終了した。例年のスケジュールだったら、この『いきなり! 黄金伝説』の撮影はこの時期には入れにくかったはず。一方、道重さゆみ側としては武道館公演という大きなイベントをテレビで紹介するかっこうの機会だった。モーニング娘。にとっての激動の年、2011年の変則的スケジュールが可能にした幸運だったのかもしれない。
一般人の視聴者の多くにとって、この番組は「私かわいい」や毒舌のイメージがある道重さゆみの新たな面に接する機会となったと思われる。ファンにとっては、武道館公演の舞台裏など興味深いシーンがいくつもあった。道重さゆみは過去に料理をする姿を何度か披露している(最近では6月の『ハロプロ!TIME』)が、たいていは失敗する落ちになっているので、今回、普通に美味しそうなディッシュを作っている姿は新鮮だった。『ヤングタウン』ではこの件を明石家さんまに報告し、「習ったことを忘れないようにしたい」と言っていたので、本人にとっても価値ある体験だったようだ。生徒一人の料理学校に通っているようなものだったろうし。
まあしかし、なんだかんだ言ってもテレビ番組での道重さゆみの姿は珍しくなくなってしまった。今回の企画の最大の意義の1つは、短い時間ではあったが、いまのモーニング娘。の姿がプライム・タイムのテレビ番組で紹介されたことだ。
12月8日の放送分より。道重さゆみが餃子の皮を作っているときに、モーニング娘。のメンバーたちがやってくる。左側に座っているのが(左から)9期メンバーの鈴木香音、譜久村聖、生田衣梨奈、鞘師里保の4人。テーブルには田中れいな(6期)、道重さゆみ(6期)、新垣里沙(5期・リーダー)。右のベッドに座っているのが、(左から)10期メンバーの工藤遙、飯窪春奈、石田亜佑美、佐藤優樹。これに、怪我で休養中の8期メンバー光井愛佳を加えた12名が、いまのモーニング娘。の陣容である。

別の角度から。

ヒットしていた頃にはまだ物心がついていなかった者が大部分であるメンバーで『恋愛レボリューション21』を歌う。10期メンバーはまだコンサートでこの曲をやったことがない。このあいだ12月7日の『FNS歌謡祭』でドリームモーニング娘。のバックアップ・ダンサー状態で踊ったのが初めてだ。

9期と10期の合計8人は2011年に加入した新人。去年なら、一般人による「いまのモーニング娘。に誰がいるのかさっぱりわからない」という言葉は挑発的発言になりえたけれども、いまの時点では「そりゃそうだろうな」としか思えない。9月末に入った10期メンバーはもちろんのこと、今年1月に入った9期メンバーも、プライム・タイムの番組にこれほど長く映るのはこれが初めてである。「黄金期」のモーニング娘。の姿からまだ記憶が更新されていない一般人の視聴者は、この幼い新生モーニング娘。を見てどう思うのか。
この企画が昨年行われていたらどうなっていただろうか、とついつい考えてしまう。これはほぼ1年前、2010年11月26日に『ハッピーMusic』に出演したときのモーニング娘。の姿。

このときのメンバーは8人。平均年齢20歳を超えるグループ内で、道重さゆみは年齢は5番目、身長は2番目に高かった。ここから4人が卒業し、8人が入ってきて、いまでは年齢は上から2番目、身長は1番高いメンバーとなった。彼女はずっと黒髪を通してきており、グループ内でただ一人の黒髪だった時期もあったが、いまでは髪を染めている方が少数派となった。
もし去年にこの企画が行われていたら、ジュンジュンが間違いなく餃子に食いついていただろう。中国人としての矜恃から「餃子は焼いちゃダメヨ」とか言って、水餃子用のタレを作り始めたかもしれない。隣の部屋から「うるさい」という声が来たときに、リンリンが目をまんまるに見開いてびっくりし、それを見てメンバー全員がぎゃははと笑い転げている様子が目に浮かぶ。
大きく変化したのはグループ内での道重さゆみの位置だ。今回、一般人の視聴者の目に、彼女はモーニング娘。を牽引する存在に映ったのではないか。ソロで出ているバラエティ番組では、口が達者な出しゃばりの若い女に見えることが多いはずの彼女が、この場面では、その姿を知る人が少なくなった、幼いメンバーたちから構成されるモーニング娘。をグループ内で引っ張り、テレビ番組ではモーニング娘。を以前のスターダムへと押し戻すべく広告塔として機能しようとしている頑張り屋に見えたのではないかと想像する。
彼女は以前から、自らのテレビ番組での活動を通してモーニング娘。を知ってもらいたいと述べているけれども、その目的にはいまのようなポジションは最適かもしれない。理想を言うならば、彼女がモーニング娘。のフロントマンとしてリード・ヴォーカルを担当していればよかった、あるいは、その位置にある人がメディアでの広告塔になれればよかったのだけれども、そうならないのがこの会社の面白いところであり、限界でもあり、歌が苦手な道重さゆみのファンとしてはありがたいと言うしかない特徴だ。
モーニング娘。の側も、この2011年には大変革が行われ、今後5年以上の期間にも対応できそうな「新生モーニング娘。」が作られた。去年の前半にはそのままメンバーを替えることなく解散してもおかしくない状態だったことを思うと、宣伝のしがいがある体制になった言える。
道重さゆみのモーニング娘。としての活動は、たぶんもうそんなに長くはない。次に卒業するメンバーになる可能性は高いし、そのタイミングはひょっとしたら1年以内ということになるかもしれない、とファンとして覚悟はしている。その間に、キャリアの浅い新人たちがどれほど経験を積み、道重さゆみ経由でモーニング娘。を知った人たちを惹きつけるステージ・パフォーマンスをできるようになっていくか。そもそもテレビ番組で披露して一般人を惹きつけられるような新曲をもらえるのか。また、道重さゆみを継いで対メディアの切り札になれるようなメンバーが頭角を現すか。などなど興味は尽きない。新しくモーニング娘。のファンになるのには恰好の時期だと思う。
番組内では、スタート4日目に武道館公演の1日目(9月29日: http://michishigefan.blog130.fc2.com/blog-entry-227.html)があったことになっているので、9月25日の福井公演の翌日に「1万円生活」を始めたことになる。つくづく凄まじい体力と精神力だと思う。前に、名古屋で土曜日・日曜日と4公演こなし、終電に近い新幹線で東京に戻って、そのまま『ロンドンハーツ』の収録に行ったことがあった。座って見ていただけなのに疲れた私は、あれから集中力を必要とする仕事、特に人前に出る仕事を深夜にこなすなんて超人的だと思ったものだ。と同時に、日本のテレビ番組の質が一般に低い原因の1つはこういう無理なスケジュールの組み方にあるのだろうな、とも思ったけど。
今年のモーニング娘。は高橋愛の卒業の都合もあって、例年ならば12月まで続く秋ツアーが9月の1か月のみで終了した。例年のスケジュールだったら、この『いきなり! 黄金伝説』の撮影はこの時期には入れにくかったはず。一方、道重さゆみ側としては武道館公演という大きなイベントをテレビで紹介するかっこうの機会だった。モーニング娘。にとっての激動の年、2011年の変則的スケジュールが可能にした幸運だったのかもしれない。
一般人の視聴者の多くにとって、この番組は「私かわいい」や毒舌のイメージがある道重さゆみの新たな面に接する機会となったと思われる。ファンにとっては、武道館公演の舞台裏など興味深いシーンがいくつもあった。道重さゆみは過去に料理をする姿を何度か披露している(最近では6月の『ハロプロ!TIME』)が、たいていは失敗する落ちになっているので、今回、普通に美味しそうなディッシュを作っている姿は新鮮だった。『ヤングタウン』ではこの件を明石家さんまに報告し、「習ったことを忘れないようにしたい」と言っていたので、本人にとっても価値ある体験だったようだ。生徒一人の料理学校に通っているようなものだったろうし。
まあしかし、なんだかんだ言ってもテレビ番組での道重さゆみの姿は珍しくなくなってしまった。今回の企画の最大の意義の1つは、短い時間ではあったが、いまのモーニング娘。の姿がプライム・タイムのテレビ番組で紹介されたことだ。
12月8日の放送分より。道重さゆみが餃子の皮を作っているときに、モーニング娘。のメンバーたちがやってくる。左側に座っているのが(左から)9期メンバーの鈴木香音、譜久村聖、生田衣梨奈、鞘師里保の4人。テーブルには田中れいな(6期)、道重さゆみ(6期)、新垣里沙(5期・リーダー)。右のベッドに座っているのが、(左から)10期メンバーの工藤遙、飯窪春奈、石田亜佑美、佐藤優樹。これに、怪我で休養中の8期メンバー光井愛佳を加えた12名が、いまのモーニング娘。の陣容である。

別の角度から。

ヒットしていた頃にはまだ物心がついていなかった者が大部分であるメンバーで『恋愛レボリューション21』を歌う。10期メンバーはまだコンサートでこの曲をやったことがない。このあいだ12月7日の『FNS歌謡祭』でドリームモーニング娘。のバックアップ・ダンサー状態で踊ったのが初めてだ。

9期と10期の合計8人は2011年に加入した新人。去年なら、一般人による「いまのモーニング娘。に誰がいるのかさっぱりわからない」という言葉は挑発的発言になりえたけれども、いまの時点では「そりゃそうだろうな」としか思えない。9月末に入った10期メンバーはもちろんのこと、今年1月に入った9期メンバーも、プライム・タイムの番組にこれほど長く映るのはこれが初めてである。「黄金期」のモーニング娘。の姿からまだ記憶が更新されていない一般人の視聴者は、この幼い新生モーニング娘。を見てどう思うのか。
この企画が昨年行われていたらどうなっていただろうか、とついつい考えてしまう。これはほぼ1年前、2010年11月26日に『ハッピーMusic』に出演したときのモーニング娘。の姿。

このときのメンバーは8人。平均年齢20歳を超えるグループ内で、道重さゆみは年齢は5番目、身長は2番目に高かった。ここから4人が卒業し、8人が入ってきて、いまでは年齢は上から2番目、身長は1番高いメンバーとなった。彼女はずっと黒髪を通してきており、グループ内でただ一人の黒髪だった時期もあったが、いまでは髪を染めている方が少数派となった。
もし去年にこの企画が行われていたら、ジュンジュンが間違いなく餃子に食いついていただろう。中国人としての矜恃から「餃子は焼いちゃダメヨ」とか言って、水餃子用のタレを作り始めたかもしれない。隣の部屋から「うるさい」という声が来たときに、リンリンが目をまんまるに見開いてびっくりし、それを見てメンバー全員がぎゃははと笑い転げている様子が目に浮かぶ。
大きく変化したのはグループ内での道重さゆみの位置だ。今回、一般人の視聴者の目に、彼女はモーニング娘。を牽引する存在に映ったのではないか。ソロで出ているバラエティ番組では、口が達者な出しゃばりの若い女に見えることが多いはずの彼女が、この場面では、その姿を知る人が少なくなった、幼いメンバーたちから構成されるモーニング娘。をグループ内で引っ張り、テレビ番組ではモーニング娘。を以前のスターダムへと押し戻すべく広告塔として機能しようとしている頑張り屋に見えたのではないかと想像する。
彼女は以前から、自らのテレビ番組での活動を通してモーニング娘。を知ってもらいたいと述べているけれども、その目的にはいまのようなポジションは最適かもしれない。理想を言うならば、彼女がモーニング娘。のフロントマンとしてリード・ヴォーカルを担当していればよかった、あるいは、その位置にある人がメディアでの広告塔になれればよかったのだけれども、そうならないのがこの会社の面白いところであり、限界でもあり、歌が苦手な道重さゆみのファンとしてはありがたいと言うしかない特徴だ。
モーニング娘。の側も、この2011年には大変革が行われ、今後5年以上の期間にも対応できそうな「新生モーニング娘。」が作られた。去年の前半にはそのままメンバーを替えることなく解散してもおかしくない状態だったことを思うと、宣伝のしがいがある体制になった言える。
道重さゆみのモーニング娘。としての活動は、たぶんもうそんなに長くはない。次に卒業するメンバーになる可能性は高いし、そのタイミングはひょっとしたら1年以内ということになるかもしれない、とファンとして覚悟はしている。その間に、キャリアの浅い新人たちがどれほど経験を積み、道重さゆみ経由でモーニング娘。を知った人たちを惹きつけるステージ・パフォーマンスをできるようになっていくか。そもそもテレビ番組で披露して一般人を惹きつけられるような新曲をもらえるのか。また、道重さゆみを継いで対メディアの切り札になれるようなメンバーが頭角を現すか。などなど興味は尽きない。新しくモーニング娘。のファンになるのには恰好の時期だと思う。
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No title
道重さんにはあと2年は頑張ってもらいたいですね。
正月に大事なお知らせがないことを祈ります。
正月に大事なお知らせがないことを祈ります。
No title
いや〜、正月ハロコンでの大事なお知らせはかなり本気で覚悟しています。
モーニング娘。側から見るとあと2年いてほしいけど、道重さゆみの側から見るとそろそろ潮時という感じで、いったいどう感じていればいいのかわかりません。
モーニング娘。側から見るとあと2年いてほしいけど、道重さゆみの側から見るとそろそろ潮時という感じで、いったいどう感じていればいいのかわかりません。
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内閣総理大臣公認

