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2013年8月30日、BiS @ サンシャインシティ iPop Monthly Festival

2013年8月30日、池袋サンシャインシティで行われた「iPop Monthly Festival」なるイベントの、BiSのライブを見に行った。BiSの名前はハロプロ以外のアイドルを積極的に漁っていた時期に目に入ってきていたが、PVやライブ映像を見てちょっと好みとは違うかなと思って手を出さないでいた。今回は赤坂で行われるJuice=Juiceのイベントの前に空いた時間を潰すていどの気持ちだったので、どんな曲をやっているのか、そもそもいま何人グループでやっているのかも知らないまま会場に向かった。

2日前のモーニング娘。のときと同じく開演15分前に着いたのだが、B1F優先エリアすぐ後ろ、端の方ではあったもののステージ全体が視野に入るいい場所を確保できた。

後から調べると、どうもBiSというグループはあまりいい意味でなく流動的で、6人いたうちの3人は3か月前に入ったばかりの新人だったりして、不安定な状態にあるようだ。しかし今回見たパフォーマンスは、特にやっていることの内容を考えると、噴水広場に集まった客の心をしっかりと掴むものだったと思う。

私が見たものに近い印象を与える映像はないものかとYouTubeで探した結果、これが一番いいか。6月リリースの新曲『DiE』。



同じ曲のミュージック・ビデオ(http://youtu.be/P91AD3y6GyM)と見比べると興味深い。

アングラ演劇とかゴシック・パンク・バンドとかに向かいうるエネルギーが、「アイドルがアイドル曲を歌う」というフォーマットの制約を受けて脱臭され、池袋サンシャインシティ噴水広場で見ても違和感のない明るい楽しいパフォーマンスになった、という感じだった。

ただ、ライブハウスの閉じた環境だったら私にはキツいかもしれない。非常階段とのコラボレーションとか戸川純の『好き好き大好き』のカバー(http://www.youtube.com/watch?v=rjVT-jsiPnw)とかになるとたぶん無理。


池袋サンシャインシティ噴水広場(やこれに類したイベント会場)は外部への開放性の試金石になりうるんだな、ということと、いまの自分がそうやって開かれたものを欲しているんだな、ということを思った。でもいざ見るとなったら、コンサート・ホールでのコンサートをじっくりと見たいのだから我ながらわがままではある。


ライブは40分ほどで終わり。この後、この会場ではまだ生で見たことがないベイビーレイズのライブがあったのだが、私はJuice=Juiceを見るために赤坂に向かった。

下の写真は優先エリアに人が入り終わった後。コアなファンばかりだったようで、余裕のあるスペースを存分に使って暴れ回っていた。それでもそんなに閉鎖性や排他性は感じなかったのが不思議だった。

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2013年8月30日、Juice=Juiceイベント @ 赤坂サカス

池袋でBiSを見た後、Juice=Juiceの「メジャーデビュー記念Freshミニライブ・握手会」を見るために赤坂サカスに向かった。公式サイトにあった記述とは異なり、私が会場に到着した18:00頃にはすでに優先エリアに客がいっぱい入っていたので、CDは買わずに優先エリアを区切る柵のすぐ後ろに陣取った。

その結果、ステージに立ったメンバーたちの姿は胸から上ぐらいしか見えない状態になった。今回はダンスには苛々させられるかもしれない、と思っていたので、表情と歌に集中できる環境はかえって良かったような気もする。


Juice=Juiceはこの夏のハロコンで見てからかなり気になっていた。LoVendoRと同じく、ハロプロ的なロリ要素が少ないために、パフォーマンスとは関係ないところでアイドル的魅力を強く感じる。


宮本佳林は8月23日に全治6週間の「左立方骨骨折」であることが発表された。この日もマネージャーにおぶさって登場し、ステージ中央の椅子に座ってのパフォーマンスとなった。しかしこれのおかげで歌が安定するのならそれもいいんじゃないか、と思った(実際に普段よりも安定したのかどうかは知らないが)。

というのも、他のメンバーたちのダンスも見えなかったこともあり、いまのハロプロ・グループのノルムになっている「踊りながら歌う」という形式の不自由さ、ということをふと思ったのだ。まだダンスに慣れていないメンバーたちがいる新グループが、既存のグループと同じようなことをやっても仕方がないんじゃないか。とはいえ、長期的に考えると、古株のグループが解散・消滅したときにもこの路線を維持していくためには、新顔を定期的に供給していく必要もあるわけだ。このあたりを含めた長期的展望が見えてこない。

ここらへんでの安心感がないとなかなかファンになる覚悟が出てきにくいのは、自分がアイドル・ファンになってよくわかるようになってきた。


ライブでは持ち歌の4曲を歌った。BiSの後に聴いて、ハロプロ節にほっとしたのと、これじゃクール路線は無理だなと感じたのが半々。

客層と盛り上がり方に、昔のスマイレージのそれに似た感じの若さを感じた。

トークはモーニング娘。の前座のときと比べるとずっとエッグ臭が抜けて世間にも見せられる感じになっていた。が、そうなったときの話の進め方がまだ掴めてないようでもあった。

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2013年9月1日、風男塾「風男塾乱舞TOUR2013」 @ 渋谷公会堂

2013年9月1日、風男塾のコンサート・ツアー「風男塾乱舞TOUR2013」の最終日公演を渋谷公会堂に見に行ってきた。風男塾のライブを見るのはこれが初めて。私は当日券で入って2階の最後列近くに座った。周囲に空席はけっこうあったものの、ほぼ満席と言っていい。

私がアイドルに興味を持ち始めた2009年の時点で「中野腐女子シスターズ」はすでに古株のグループで、ときには「スザンヌがかつて所属していたグループ」みたいに言われることもあった。それが「風男塾」に本格的にシフトし、ステージ・パフォーマンスのレベルを大幅に上げ、2回目の全国ツアーの最終日で渋谷公会堂をほぼ満員にしているわけで、この粘り腰はほんとうに凄いと思う。


最近の曲の作曲はプロデューサーの「はなわ」の手を離れていて、その部分は確実に聴きやすくなっている。昔からのファンがどう感じているかはわからないが、私としては昔の「歌は上手いけど楽曲面で注目に値しない」という印象がなくなった。それどころか、この日に衣装を初披露し、コンサート終了後にMVを初公開した新曲『男装レボリューション』(http://youtu.be/rFRPVpGs_wQ)は、曲もMVもとても良く、ビジュアル・イメージも含めて新しいステージに足を踏み出したという感がある。


これまで意識したことがなかったけれども、コンサートを見ていて、風男塾にはハロプロに似ている点があると感じた。真似をしているのか、ルーツがどこか別のところにあってともに影響を受けているのかわからないが、ショーパブとか温泉旅館の大宴会場っぽいダサさがある。似ている点の例:

● はなわの作る曲に独特のエグみがある。ただし上に書いたように作曲者が代わっている最近の曲は異物感が薄れている。

● お米を賛美する曲とか地球規模のことを心配する曲とか人生の応援歌がある。

● お祭り好きで、唐突に音頭をやる。

● 公演中に流れる映像作品が同じような方向に垢抜けていない(ハロプロよりはプロっぽい作りだが)。

● アンコール最後の曲のバラード→終演→手を振ってありがとう、の流れが、音楽のアレンジメントの仕方を含めてそっくりだった。これは業界定番のパターンなのかもしれない。


客層は「メンバーたちに憧れる少女たち」が核になっているようだが、話に聞いていたようにたしかに老若男女がいた。1階前方はカラー・スティックを感情込めてひたすら振るタイプで埋め尽くされていたものの、2階では義務づけられているわけではないのに大多数が着席したまま鑑賞する中で、あちこちに、立って振りコピする者やカラー・スティックを行儀よく振る者がいるという、いい意味でカオティックな状況だった。


歌声に艶があるメンバーが多い。もともと歌うこと自体は得意なグループではあったが、MVやライブ映像で受けた印象よりもずっと、声の力で場を持たせている場面が多いと感じた。ただし、歌声の不安定な喜屋武ちあき以外は声の質が似ていて区別しにくかった。


EDMっぽい曲とフォーメーション指向のダンスがあった。バックアップ・ダンサーを8人付けての(準)本格的なものもあったが、これはこの渋谷公会堂のみでの趣向だったようだ。このダンサーたちは何度もいろんな場面で出てきて大活躍。


日本相撲協会の応援ソング『RIKISHI-MAN』をやっている関係から、白鵬が途中で出てきて花束を渡した。


病気療養のため休養中の原田まりる(流原蓮次)がアンコールで登場し、最後の曲に参加した。これを含めてエモーショナルな千秋楽であったようだ。


私が最後に注意して見ていた頃は、まだ「男装」ではなく本物の男だという建前を貫いていたから、この設定をやめていたことには少々びっくりした。でもあの建前は面倒くさいし、『男装レボリューション』のMVの出来を見ても、いまの方針の方がずっと入りやすいと思う。


以上、私としてはチェックリストを埋めるぐらいのつもりで行ったコンサートが予想以上に楽しめた。このグループは非常にユニークな、安定したニーズのあるニッチを独占しているわけで、いまある他の多くのアイドル・グループよりも長生きしそうな気がする。


ちなみに、風男塾がまだ腐男塾だった頃に青明寺浦正(浦えりか)と流原蓮次(原田まりる)の2人が『今夜もうさちゃんピース』のゲストに来たことがあった(http://gree.jp/michishige_sayumi/blog/entry/588647286: 放送日は2011年7月24日)。そのときの道重さゆみが明らかに異性を意識した緊張のしかたをしていて、倒錯的な雰囲気になったことを覚えている。

これに加えて、今回のコンサートにハロプロのパラレル・ワールドみたいに感じられた面があったこともあり、ハロプロと風男塾のコラボレーションなんて面白いんじゃないかと思った。

ミュージカル好きの私としては、男と女の組み合わせでのパフォーマンスを見てみたいという気持ちがあるのだが、アイドルのあり方からしてそれが無理だとしても、風男塾だったら大丈夫に違いない。男役を風男塾がやる『Mr.Moonlight ~愛のビッグバンド~』なんて面白そうではないだろうか。いやあれは女が男役をやるからいいんだよ、と言われても、ちゃんと女だし。

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2013年9月6日、ゲキハロ第13回公演『我らジャンヌ~少女聖戦歌劇~』

2013年9月6日、Berryz工房とスマイレージの出演するゲキハロ第13回公演『我らジャンヌ~少女聖戦歌劇~』を見に池袋サンシャイン劇場に行ってきた。ハロプロ絡みの舞台物は基本的に避けてきたのだが、最近ハロコンでしか見ていないBerryz工房とスマイレージのメンバーたちを見たくなって、当日券目当てで予備知識ゼロのまま劇場に向かった。これが初日。この記事ではなるべくネタバレを避けることにする。

この日は同じ19:00からアップアップガールス(仮)が噴水広場でリリース・イベントをやっていた。その30分前ぐらいに噴水広場の裏手あたりで、たぶんリハーサルを終えてステージから控え室に戻ろうとしているところのメンバーたちとすれ違った。全体的な身体の小ささに驚いた。最初視野に入ったときは、小学生ぐらいのファンたちがコスプレをして歩いているのかな、と思ったぐらいで。


『我らジャンヌ~少女聖戦歌劇~』は、脚本・音楽・演出全般が真面目に語るべき水準に達しておらず、普通の人に勧められるようなものではなかった。これは覚悟していたので文句を言うつもりはない。以下、良かった点のみ。


● この作品には、「劇中に登場する親友やライバルなど、対の立場となるふたつの配役を二人一組の役者が交互に演じる」という趣向があり、私がこの日見たのは「TRUTH」バージョンというもの。Berryz工房の方に見せ場が多いバージョンだったようだ。


● スター性を感じたのは主演格の和田彩花だった。静かな物腰が神秘的な役柄にぴったりとはまっていて、「立っているだけで十分なスター」だと感じた。そのようなカリスマ性を感じさせたのがこの人だけだったのは、脚本の問題でもあったかもしれない。派手な台詞も動きもないから助かった、という。あと儚げな歌声も役に合っていて良かった。


● いまさらではあるが、熊井友理奈が体格に恵まれていて見栄えが良かった。衣装も髪型も似合っていた。


● 夏焼雅が定型的な「激しい感情」の演技を上手くやってのけていた。決して良く書かれた台本ではないのに、抑え気味にしているというわけでもなく、素直に突進して違和感がなかった。この人にこんな面があるとは知らなかったので驚いた。


● 田村芽実はミュージカル経験者だけあって超安定。歌とセリフ回しにちょっと臭みがあるかな、とは思うけれども、ただ一人プロ級だったことは間違いない。主人公を救出するために階段を登りながら殺陣っぽいことをやるところの身のこなしが素晴らしかった。この人の強みはここにあるかな。


● ミュージカル・ナンバーとして私が最も気に入ったのは、中西香菜の唯一の見せ場の、酒場での「飲めや歌えや」のシーン。地味で短い、ストーリー上はたいして意味のない場面ではあるが、中西香菜がなぜか歌もダンスもちゃんとしている。単に短くて難しくないシーンだったからこれほど好印象だった、ということなのか、よくわからない。これ以外の場面での芝居もいい。今回の最大の謎は中西香菜ということになった。


● 福田花音の安定ぶりと脇役っぽさは、スマイレージにおける彼女のポジションと重なって複雑な気持ちになった。



キャスト入れ替わりで2バージョンがあるという趣向は、リピーターを増やすための小癪な手段だけれども、食指が動くことは否定できない。特に興味があるのは、最大の謎となった中西香菜が須藤茉麻の役柄でどうなるのか、雑魚キャラっぽい福田花音が熊井友理奈の役柄でスケールが拡がるのかどうか、そして菅谷梨沙子が演じていたジジというキャラクターに和田彩花が命を吹き込めるのかどうか。

ここまでで名前の挙がらなかった人のうち、嗣永桃子は狂言廻しで特に言うべきことなし。徳永千奈美、清水佐紀、勝田里奈、竹内朱莉は単純に見せ場がなくて損をしていた。製作の裏事情を知らないので、この人たちにこういう役割が与えられたのが必然だったのか偶然だったのかはわからない。

2013年9月7日、ゲキハロ第13回公演『我らジャンヌ~少女聖戦歌劇~』 #2

前の記事を書いているうちに、もう1つの「REVERSE」バージョンをどうしても見たくなり、9月7日土曜日の11:30からの回を見に行った。「REVERSE」バージョンはこれが初めての公演。この記事では若干のネタバレが入ってくるので注意されたい。

製作陣の思う壺ではあるが、両バージョンを見ておいてよかったと思う。依然としてお勧めはしないけれども、迷っている人は、どちらかを見るなら「REVERSE」バージョンを見るのがいい。両方見るなら「TRUTH」->「REVERSE」の順で。


● 総合的なMVPは福田花音。この人はもともと子役臭が抜けていないという先入観があったのだが、「REVERSE」のオルガ役では1つ1つのセリフと歌詞をていねいにコントロールしていて心地よかった。「名脇役」のポジションに収まってしまっているという感じをつまらないと感じる人もいるだろう。前記事にも書いたように、スマイレージ内でのポジションと同じく、和田彩花というスターを支えるバイプレイヤーの役割に封じ込められているという感がなきにしもあらず。

ファンとしては、主役として活動できる場をスマイレージの外に見つけてほしいと願うわけだが…


● 和田彩花のジジが良かった。菅谷梨沙子のバージョンよりも、主人公のストーリー・アークに説得力があったと思う。特に、自らの使命に目覚めて決意した後のセリフ回しと歌の変容が期待以上に上手く行っていた。

不満を感じたのは、そのように変化する前の弱々しい歌声が不安定で、いわゆる「お腹で支えていない」状態だったこと。これは菅谷梨沙子も同じだったので、そのように歌えという指示があったのかもしれない。もう1つ、身のこなしがどちらの役でも幽霊っぽいこと。この点でも菅谷梨沙子が同じ問題を抱えていたので、演技指導の結果なのかもしれない。


● 田村芽実のマリオンは、「TRUTH」での夏焼雅が回避していた地雷をことごとく踏んでしまった、という感じだった。出来の悪い台本のオーバーアクティングのせいで、こども向けの戦隊ヒーローものの悪者みたいになっていた。これは夏焼雅に年の功があったということなのだろうか。


● その夏焼雅のコンスタンスは田村芽実バージョンほどのインパクトはなかったものの、大人の色気があってこれはこれで良かった。この人が主演する女海賊ものとかあってもいいかも、と思ってしまう。色気部門で優勝(この人しかエントリーしていなかったような気もするが)。


● 中西香菜の「TRUTH」での良さは、出番が少なくて比較的簡単な場面だったせいのようだ。「REVERSE」のヴァイオレットは須藤茉麻の大きく振り切ったコメディエンヌ路線の方がたぶん正解なのだろう。ただそれを考慮にいれても、中西香菜の抑え気味な(というか地味な)あり方には好感が持てた。ところでこのヴァイオレットは名前からしてイングランド人という設定なのだろうけれども主人公たちの仲間なので見ていて混乱した。


強い印象があったのはこんなところだろうか。ネガティブなことは書いてもしかたがないので書かないことにした。ジャンヌ・ダルクに関してのメモ的な記事を1つ書くかもしれない。

たぶんこれで今回の観劇はおしまい。

この日は公演終了後にトーク・ショウがあったようだが、私は15:00から川崎で行われる相田翔子のイベントを見るために、カーテン・コールの途中で会場を後にした。

2013年9月7日、相田翔子アルバム・リリース・イベント @ ラゾーナ川崎

2013年9月7日、「相田翔子25周年記念アルバム『This Is My Love』発売記念イベント@川崎」なるイベントを見にラゾーナ川崎に行った。『我らジャンヌ~少女聖戦歌劇~』の公演が行われた池袋から1時間強の移動で、15:00から始まるイベントにはそこそこ余裕をもって間に合った。ほんとうはこの後同じ会場で18:00から行われるモーニング娘。のイベントが目当てだったのだが、どうせならばこちらも見ておこうかと思った次第。

私は相田翔子という人物もWinkというグループもよく知らない。YouTubeのアップフロント公式チャンネルにアップロードされたビデオで、その動く姿を初めてじっくり見た。Winkの映像や音楽には断片的に触れたことがあるかもしれないが、この日も歌った代表曲『淋しい熱帯魚』のメロディは思い浮かばない。

会場に着くと、すでにステージの周囲には人がいっぱいいたので、私は1階上に上がって見ることにした。あの会場はステージがある階が地上2階なので、1つ上に上がるとそこは3階である。ステージの周りにいる観客の大部分はモーニング娘。を見に来ていたと思われる。そんな客で観覧エリアがいっぱいになり、相田翔子に関心を持って立ち止まった客は移動するよう促されるというのは、本人にとって望ましい状況なのだろうか、というようなことを思いながら、ぼんやりとイベントの進行を見ていた。

この日のモーニング娘。のイベントは、ぎりぎりになって、3作連続オリコン・ウィークリー・チャート1位記念と銘打って発表されたのだが、これが最初から予定されていたのであれば、相田翔子は最初から前座として予定されていたということになる。そうでないのなら、相田翔子にとっては予定にない迷惑あるいは僥倖だったことになる。


音響が悪くて、トークのセクションでは本人も司会者も何を言っているのかさっぱりわからない。後のモーニング娘。のときはそこそこ聞こえたので、本質的な無理難題というわけではなかったはず。歌声とトークの声の調整でずれが生じたとか手を抜いたとかあったのだろうか。このイベントではトークにかなりの時間を費やしていたのだが、内容が聞こえなければ何もしていないのと同じだ。

歌手としてのあり方が大きく違うのだから比較してもしかたがないとはいえ、この後に行われたモーニング娘。のイベントと比べると、やはりモーニング娘。の方はふりの客の足を止めさせるだけのパワーがあるだけでなく、イベントの進行の仕方にも配慮がしてあると感じた。

もう1つ気になったのは、少なくとも私がいたところからは、ステージ上に立っている人が誰なのかを知る手がかりがまったくなかったということだ。実際に「誰か有名な人なのかな?」などと話しながら通り過ぎていく買い物客が何組かいた。



肝心の歌については…

女性ポップ・シンガーやシンガー・ソングライターは私の本来の好みのど真ん中なのだが、今回のアルバムに入っている『for you』(http://www.youtube.com/watch?v=xy1TlQrOVDI)を聴いてみても、どうもぴんと来ない。この新作アルバムを買うことはないだろう。

以上、興味の湧かない歌手のイベントに最初から最後まで付き合うことなど滅多にないわけで、珍しい経験をした、ということで。

2013年9月7日、モーニング娘。新曲発売記念イベント @ ラゾーナ川崎

相田翔子のイベントは40分ほどで終わったので、食事をするためにいったんその場を離れ、開始時刻18:00の40分前ぐらいに戻って来た。前にここでモーニング娘。を見たのは昨年の『One・Two・Three』リリース・イベントのときだったが、あのときの反省から角度よりも距離の近さをとって、4階右側に場所を確保した。側面からだと、ステージの対面にあるスクリーンで、正面から撮影した映像を見られるという利点もある。

ライブは『わがまま 気のまま 愛のジョーク』の後、『君さえ居れば何も要らない』、そして新体制シングル曲のメドレーをやって、最後に『愛の軍団』と『わがまま 気のまま 愛のジョーク』をもう一度と、豪華な内容だった。

パフォーマンスに関しては、サンシャインシティのときと同じく斜め上から見るがゆえの面白さはあった。また武道館のときと同じく、ステージから遠いせいで細部が見えない。それで思ったのだけれども、正面の近い距離から見る客よりも、さまざまな角度で遠くから見る客の方が多くなることを想定したコレオグラフィーに方向転換しているということなのか?


このところよく思うのは、メンバーたちのトークがしっかりしてきているということだ。以前のモーニング娘。はこの点で弱かったが、いまではメンバー全員に、自分の言葉が外の世界に向けて発せられているものだ、という意識が根付いているように感じる(生田衣梨奈の「エー」を誘うパターンを除いて)。これはメンバーたちの証言から、道重さゆみの影響であることは間違いない。

ちょっと堅苦しくてアイドルっぽくないと感じる人もいるかもしれないけれども、私には好印象。それほど思い入れのないアイドルのライブに行って、常連客との間でだけ成立している雰囲気にさらされて居心地悪くなるという経験は幾度となくしているので。


ライブは40分ほどで終了した。メドレー後のトークが終わって、道重さゆみが「最後に2曲聴いてください」と言ったとき、まだやっていない『愛の軍団』のほかに、新アルバムの曲の初披露でもあるのか、そこまで行かなくても何かB面曲をやるのかという期待が、私だけでなく他の観客の間でも生まれたような気がした。で、2回目の『わがまま 気のまま 愛のジョーク』のイントロが流れて少しがっかり。こういうところでの「期待の管理」は気を付けた方がいいのかな。この後に握手会があったが、私は離脱した。


下の写真はたぶんイベント開始30分ぐらい前のもの。下に見える観客たちは相田翔子のイベントの前から、たぶん朝からずっといた人たち。上階にはすでに2列以上の客が集まっているのが見えるが、イベントが始まるともっと人が増えた。

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2013年9月9日、℃-ute武道館コンサート @ 日本武道館 #1

2013年9月9日、日本武道館で行われた℃-ute武道館コンサート2013『Queen of J-POP~たどり着いた女戦士~』を見に行ってきた。9月10日に武道館公演をやるということが発表された後に、その前日の公演が「追加」されたという経緯がある。事実上、2013年秋ツアーの初日ということだと思われる。

前に℃-uteの単独コンサート・ツアーを見たのは2012年春夏ツアーだったので、2012年冬『神聖なるペンタグラム』と2013年春『トレジャーボックス』をスキップしたことになる。

上の記事で書いているように、もともと℃-uteはハロプロの中で一番大会場に適していると思っていたから、今回の初武道館公演がどうなるかは気になっていた。ぎりぎりまで予定が付かず、チケット・ショップで安いチケットを確保しておくという手段に出ていたため、席は西ブロックのスタンド最上部近く。それでも会場の熱気は十分に感じられた。


武道館の敷地の入り口まで来たところで、ティッシュ配りを開始しようとしているベイビーレイズのメンバーたちに遭遇。で、開場までの時間潰しのためにちょっと離れたところの縁石に腰を下ろして、ときどき様子を見ていると、あっと言う間にいなくなってしまった。その後、こんなネット・メディアの記事(http://mantan-web.jp/2013/09/09/20130909dog00m200038000c.html)を見てなるほどと思った。

公演終了後にはTHE ポッシボーがチラシ配りをしているところに遭遇。岡田ロビン翔子からチラシを貰った。たぶんライブには行かないけど。


コンサートは客入りも良くて大成功だったと思う。遠い席だから細かいところはよくわからなかったが、あまり注意深く追っていなかったこの1年のうちに、メンバーたちも一段と良くなったと感じた。


● Juice=Juiceが前座として『ロマンスの途中』をやった。宮本佳林の椅子が中央ではなくて左端に置かれた。スタッフによるおんぶではなく松葉杖で歩いていた。9月11日にメジャー・デビュー・シングルの発売を控え、このところあちこちでイベントをやっている。


● ハロプロ研修生の田辺奈菜美・吉橋くるみ・小川麗奈・室田瑞希・佐々木莉佳子が「チャレンジ・アクト」としてツアーに帯同する。この日は『YES! しあわせ』を歌った。℃-uteの持ち曲を日替わりでやるということのようだ。特に強い印象はなし。


● 最後の方の曲のバックアップ・ダンサーに、Juice=Juiceとハロプロ研修生のほかにもNGPのメンバーが来ていたようだ。


● Berryz工房がゲストとして出演し、『超HAPPY SONG』と『かっちょ良い歌』を一緒にやってから、新曲『もっとずっと一緒に居たかった』を単独で披露した。

率直に言って、今回のコンサートで良かったパフォーマンスのトップ5を選べと言われたら、この『超HAPPY SONG』と『かっちょ良い歌』はどちらもそのリストに入ってくる。そして『もっとずっと一緒に居たかった』がものすごくつまらなかったことと合わせて、いろいろと難しいなと思った。これについては後にもうちょっと書く。


● ℃-ute単独のナンバーで一番良かったのは『ザ☆トレジャーボックス』。生で見たのは初めてで、これまで私が℃-uteに抱いていたイメージとの違いにかなりびっくりした。観客との関係性などの点でモーニング娘。(の美点だと私が思っているもの)っぽい。YouTubeにあるめざましライブの映像(http://www.youtube.com/watch?v=_7uKHtYFUjs)だといまひとつ伝わらないか。武道館ではこれをステージ左右いっぱいに広がって力一杯やっていた。これについても後述。


● 途中でア・カペラで歌ったのが1曲、電飾を付けてダンスをしたのが1曲。どちらもうまく行っていなかった。前者は単純なスキル不足だが、後者は発想が根本的にずれている。たしかモーニング娘。でも一度こういうのがあったが、踊っているアイドルの顔を見せないでどうするのか、ということだ。その点を無視しても、電飾の操作のしかたに創造性も芸術性もなかった。

記事を分ける。

2013年9月9日、℃-ute武道館コンサート @ 日本武道館 #2

「2013年9月9日、℃-ute武道館コンサート @ 日本武道館 #1」の続き。


● 前記事に書いた、Berryz工房と一緒にやった2曲が良かったという話についてもう少し。

コンサート途中でBerryz工房がステージに登ってきたときにはっきりとわかったのは、℃-uteにない迫力と存在感がBerryz工房にはある、ということだった。それは必ずしもアイドルとしてより良いというわけでも、パフォーマーとしてより優れているというわけでもないのだけれども、少なくともゴツゴツした異物感があって目を惹く。℃-uteにはそういうものが薄い。だからこそ、一般受けする可能性があるとは思うのだが。

もう1つ思ったのは、Berryz工房が入るとヴォーカル面が良くなるということ。これについても、Berryz工房単体だとそんなに突出して良いと感じたことはないのだけれども、両グループが一緒になると厚みが出て興味が持続する。

「ベリキュー」として活動した方が勝算があるんじゃないかと思った。まあこれはどちらのグループのファンでもない者の無責任な感想だ。実際には、この違いは各グループが伸ばしてきた個性というものであって、「ハロプロ」という枠組みで見ればグループ内での多様性があるということになる。モベキマスという括りがうまく機能しなかったこと、ハロコンという興行が内輪のものになっていることはもったいない。


● ダンス・パフォーマンスについて。

このところいろいろ見ていてよく頭に浮かんでくるのが「必然性のないダンス」とか「必然性のないフォーメーション移動」というフレーズだ。まったく体を動かさないのも不自然だから、ダンスがあるのはいいんだけれども、ほんとにそのムーヴや移動は必要なのか、と言いたくなるようなものが気に障るようになってきた。

℃-uteは昔から特にその傾向が強かった。しかし今回初めて見た『ザ☆トレジャーボックス』は「踊らさせられている感」が薄くてよかった。これはこのグループにとっての1つの突破口になりうるという気もするのだが、℃-uteのことを細かく追っていないから、どんな位置づけをされているのかは知らない。


● 全体の感想として。

間違いなく、これまで見た℃-uteのコンサート(そんなに多くはないが)の中では一番いい印象を受けた。メンバーたちの年齢が上がってきたことは大きいと思う。

それだけにこの先にある壁も気になるのだけれども、いまの℃-uteが新規のファンを増やしているのであれば、とうぶんはいまの道を前に進み続けるべきなのだろう。

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2013年9月11日、Little Glee Monsterライブ @ 表参道GROUND #1

2013年9月11日、表参道GROUNDで行われたLittle Glee Monster (公式サイト)のライブを見に行ってきた。女子中学生7人から成るグループで、来年に予定されているデビューに向けて活動を積み重ねており、今回が初めての有料ライブだったとのこと。

さきに書いておくが、これはお勧めである。特に今回のプログラムの再演があるなら、モーニング娘。ファンには強くお勧めできる。というのも、モーニング娘。のツアー・コレオグラファー、木下菜津子が演出・プロデュースをしているのだ。


私がLittle Glee Monsterという名前を聞いたのはたしか7月頃だったか、YouTubeで動画をいくつか見て、カラオケの上手い少女たちを集めて作ったコーラス・グループなのかなと思ったことを覚えている。しかし今回実際に見てみると、これは単なるコーラス・グループでも、ドラマ『Glee』で日本でも知られるようになったShow Choirでもない(これについては前に「ハリウッド・ミュージカル・ファンから見たモーニング娘。」という記事で簡単に触れた)。日本製アイドル(に私が見ている美点を備えているグループ)だった。


このライブの映像はすでにYouTubeにアップロードされている(http://youtu.be/SohjdQSlxSA)。とりあえず冒頭の、『High School Musical』のナンバー『What Time Is It』を見れば、モーニング娘。のコンサートで見たことのある要素がたくさん見えるはず。

英語の発音は数少ない欠点の1つ。世界を目指すなら徹底的に訓練してもらいたいものだ、と以前にライブ映像を見たときにも思っていたのだけれども、今回のライブでは日本語の歌が大部分だったのでそれほど問題を感じなかった。それどころか、日本語の歌詞に込められた心情が伝わってきて、歌のパワーを感じる場面が多々あった。


ダンス経験は一番背の高い人(KAREN/古賀かれん)を除いてほとんどなさそう。ムーヴの自由度が高いところでは違和感が出るが、コレオグラフィーによってかなりカバーされている。全体として歌声のパワーが強いのであまり気にならない。


歌は基本的なところはしっかりしているから、今後「うまさ」の点ではどんどん良くなっていくのだろう。今回私が特に感動したのは、何人グループなのかも知らずにライブ会場に行った私が、冒頭から40分ほど続くひたすら歌い踊る演目を見ただけで、メンバー7人の顔と体型を区別し、それぞれがどんな声でどんな歌い方を得意としているかということまで覚えてしまったこと。

上記動画の最初のナンバーが終わると、各メンバーの自己紹介的な小品が続く。アイドル・グループにありがちな「まずは自己紹介をさせてください」から始まる長ったらしいトーク・セクションがなく、こうやって歌とちょっとした芝居で各人のキャラクターを印象づける構成は大成功していたと思う。

サポート・バンドはとても良かったが、18:00あたりからの『A Perfect Sky』(BONNIE PINK)の中で行うバンド・メンバー紹介が非常にスムーズでかっこよかった。

これも含めて、「トーク」というものにあまり信頼を置いていないのかな、と思った。

記事を分ける。
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