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2012年7月1日、『MUSIC JAPAN』で新曲『One・Two・Three』を披露

2012年7月1日の『MUSIC JAPAN』で、モーニング娘。が新曲『One・Two・Three』を披露した。この曲は今週7月4日に発売される予定で、テレビ番組でのパフォーマンスはこれが初めて。収録が行われたのは6月27日で(http://gree.jp/michishige_sayumi/blog/entry/641992194)、この曲だけでなく、10人の新体制での歌収録もこれが初めてだった、とのこと。

トーク・セグメントなしでパフォーマンスのみ。1分45秒ほどのショート・バージョンだった。

この曲については、最初にダンス・バージョンのMVが出たときと、標準バージョンのMVが出たときに感想を書いているが、今回の番組出演でわかったことは:

● ヘッド・セットではなくハンド・マイクを持って歌う。

● メイン・ヴォーカルの2人は小さめの加工音の上に被せて歌い(たぶん)、不慣れな新人たちは『ピョコピョコ ウルトラ』のときと同じく口パクで(ライブだとどうなるか不明)、道重さゆみの明らかなロボ声は強い被せ。

● 「ウォウウォー」とかの、サンプリングした声を音として使っているところは、開き直ってバッキング・コーラス扱い。歌っているフリすらしない。


歌っている人のクロス・アップ主体の細切れのカット割りのせいもあって、ダンス・ショット・バージョンを初めて見たときに感じた新奇さはなくなり、結果として普通っぽい曲になっていたように思う。そうなると単調なメロディとくねくねダンスがバックファイヤしかねない。


道重さゆみは絶好調。


0:21。「わかる? Hey Baby」。「Hey Baby」のところだけ道重ソロか?

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0:43。「してほしい」の部分はロボ声でのソロ。

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1:07。「One 構ってほしくて」。

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1:35。「愛してる」の「る」だけソロ。

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美味しいところ、というか、対応しやすいところでクロス・アップになっている、という印象がある。昨年の秋コンと今年の春コンでの『好きだな君が』を経てますます磨きがかかってきた露骨に色っぽい表情をやれるようなパートが割り振られている。

しかし、そのような道重さゆみと、いつもと同じことをやっている田中れいな以外の人たちにとっては、これは非常に難しい曲なんじゃないか、と、今回のパフォーマンスを見て思った。そもそもこれ、どういう表情をして歌えばいい曲なのかという点での意思統一ができていないのではなかろうか。



● 飯窪春菜と佐藤優樹の異物感はそうとうのもので、特に前者は「Ah この星には」のところの体のくねらせ方なんかもう目を離せない。1年前の生田衣梨奈の要素がいま飯窪春菜に来ている感じ。


● その生田衣梨奈は、昨年の秋コン以降、悪い意味で大人しくなってしまったのだけれども、この『One・Two・Three』は衣装や髪型も含めてとてもうまく行っている。コレオグラフィーの中に彼女の美しい姿勢が映える場面がいくつもあるし、クロス・アップになると澄ました顔がかっこいい。この人はステージ上のカリスマという点でDream5の日比美思に対抗できそうな気がするので、ほんと頑張ってほしいんだが。


● 譜久村聖と石田亜佑美はやっぱりいい。譜久村聖はミュージック・ビデオのときよりもメイクアップがまともになっていてかなり救われている。


● アイドルのダンスはゆるい方がいいというのが持論なのだが、チェスト・ポッピングだけは、やるんであればちゃんとやらないとみっともないと思う。ただ、そこでのアイソレーションだけキチッとやったら他のところのゆるさとの整合性がなくなるわけで。結論としては、やらない方がいい。
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GirlsNews~ハロプロ #5

7月の『GirlsNews~ハロプロ #5』の主な内容は、1. ハロプロ研修生、2. モーニング娘。の舞台『ステーシーズ』のゲネプロ、3. Berryz工房のニュージャージーでのライブ、4. ピンク4人による『ハロー! チャンネル vol.9』の表紙撮影、5. 道重さゆみインタビュー、6. 真野恵里菜コンサート、7. モーニング娘。『One・Two・Three』CM撮影、8. Berryz工房「Pop'nアイドル」出演。

これまでこの『GirlsNews』では道重さゆみがほとんど扱われていなかったのだが、今回はなんと上記の4と5と7に出てきた。もうちょっとバランスを取れないものか。


『ハロー! チャンネル vol.9』の撮影は、各グループのピンク色担当が集まった。スマイレージのピンクだった前田憂佳は引退してもういない。

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撮影場所のみすぼらしさに驚いた。廃墟マニア向けにもならないし。

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インタビューのセグメントで面白かったのは、番組ホストが差し出した手を見て、一瞬ためらった後に握手会風の握手をしてしまったところ。普通の握手をする機会がないんだろうな。

1207 GirlsNews interview


インタビューそのものは、モーニング娘。のリーダーとしてのオフィシャルな対応の例、という感じ。そつがない。喋っている途中で涙声になるのはちょっと困るが。

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『One・Two・Three』CM撮影のセグメントでは、出番は少ない。グリーン・スクリーンの前で全員で踊っているところ。

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その映像を真剣な顔でチェックする。

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それ以外のものでは、ハロプロ研修生のセグメントが興味深かった。バックステージものの映画に出てきそうなヒステリックなダンス教師が典型的に気持ち悪くて面白い。

このクラスのライブ・パフォーマンスを見たいと思う人の気持ちはわからないのではないのだけれども、実際に自分が足を運ぶかというと、やっぱり厳しいかな。ハロコンで選抜メンバーが1曲ぐらいやってくれるとちょうどいいんだけど。

2012年7月6日、『ハッピーMusic』で新曲『One・Two・Three』を披露

2012年7月6日の『ハッピーMusic』で、モーニング娘。が新曲『One・Two・Three』を披露した。50枚目シングルということで、このところメディアでのプロモーションが多いが、テレビでのパフォーマンスは7月1日の『MUSIC JAPAN』に続いてこれが2度目で、発売週ではこれが最後になりそう。収録が行われたのは6月28日(田中れいなのブログ・エントリ: http://ameblo.jp/tanakareina-blog/entry-11289010780.html)。



トーク・セグメントあり。パフォーマンスは2分30秒弱。「あ・い・し・て・る」の後の「One ちょびっと」から始まる部分がもう一回ある。

0:22。「わかる? Hey Baby」

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0:36。「許さない」

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0:44。「してほしい」

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0:54。「宇宙の彼方へ」

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1:08。「One 構って欲しくて」

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1:39。1回目の「る」は大写しにはならなかった。その後の「One ちょびっと」

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2:02。「大好き 大好き」

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2:20。2回目の「る」

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たぶんカメラ・ワークとカット割りのせいだろう、全体的に『MUSIC JAPAN』のときよりもきびきびしている印象があった。カットの選び方やタイミングのセンスは本編のミュージック・ビデオよりもいいかもしれない。

『MUSIC JAPAN』のときよりも被せが緩く、コーラス部分でも生の声がよく聞こえる。粗が見えるところがあってもこっちの方がいい。道重さゆみの「してほしい」はやはりロボ声の強い被せ。


個別の感想は『MUSIC JAPAN』のときに書いたものとさほど変わらない。上のキャプチャ画像の数が多いことからわかるように、道重さゆみは大いに得をしている。そもそもリーダーになって初めての曲ということで、彼女を活かすべく作られている曲なのかもしれない。

道重さゆみにとってもモーニング娘。にとっても、いいパフォーマンス映像が残ってよかったと思う。

2012年7月7日、T-Pistonz+KMC & 北原沙弥香イベント @ ラゾーナ川崎

2012年7月7日、T-Pistonz+KMCと北原沙弥香のリリース・イベントを見にラゾーナ川崎に行ってきた。その後に同じ場所で行われるモーニング娘。のリリース・イベントの「ついで」だったわけだけれども、この人たちを見るのは2月の池袋サンシャインシティ以来で、ここらで再確認のためにもう一度見ておきたかったというのもある。

T-Pistonz+KMCは6月20日に『情熱で胸アツ!』をリリースしているが、今週7月4日にも『感動共有!』という新作を出していて、このイベントはその曲の販促握手会イベント。北原沙弥香はそれに「ゲスト出演」するというスタンスのようだ。

12:00と14:00の2回まわしで、14:00からの回に5分ほど遅れて現地に到着したときには、北原沙弥香が6月13日にリリースされた『夏がやってくる』を歌っていた。彼女はそれだけで引っ込み、後はT-Pistonz+KMCが散漫なトークを挟んで3曲を披露した。


そこそこ集まった観客のなかには、アニメ番組のファン、そしてT-Pistonz+KMCなり北原沙弥香のファンも一定数はいたようだが、上から見ていると、やはりモーニング娘。のファンが多数を占めていたように思った。



北原沙弥香の新作『夏がやってくる』(http://www.youtube.com/watch?v=Aji6l1AHfV0)は工夫のない古い歌謡曲という感じ。


T-Pistonz+KMCは、『情熱で胸アツ!』(http://www.youtube.com/watch?v=tpk0n2XrI4s)も『感動共有!』(http://www.youtube.com/watch?v=T1vcgbbFqtI)も、これまで出している大部分の曲も、こどもに聴かせるものとしては良心的な楽曲だと思う。

しかし私の好みでは、このジャンルのものとしては行儀良すぎる。まあ楽曲もパフォーマンスも含めて行儀がいいからこどもに見せられるわけで、何の問題もないことではあるんだが。


どちらもアニメ番組という桎梏から解き放たれたときにどうなるか、ということかな。

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2012年7月7日、モーニング娘。イベント @ ラゾーナ川崎

T-Pistonz+KMC & 北原沙弥香のイベントが30分ほどで終わったので、食事をするためにいったんその場を離れ、16:30からのモーニング娘。の『One・Two・Three』のリリース・イベントのためにまた戻って来た。

私はモーニング娘。のこの手のイベントにはほとんど行かないのだけれども、今回は『One・Two・Three』のライブ・パフォーマンスをどうしても見たかった。結果として、『The 摩天楼ショー』の初披露もあり、時間の短かさの割りには満足度が高かった。雨の中、行ってよかったと心から思う。

ただし最上階の5階から見たので、メンバーの姿は豆粒のように小さく、細かいところはまったくわからない。また誤算だったのは、音響の問題で音があまり届かず、特にトークの内容はほとんどわからなかったこと。パフォーマンスの最中も、観客の歓声に歌声がかき消されることもあって、環境としてはいい方ではなかった。ぎりぎりの時間に行って、CDも買わずにただで見ているわけだから文句を言うつもりはまったくない。ただ、以下の文章はそんな条件で見た感想だ、ということで。


遠くから見ると、どちらの曲もコンパクトなフォーメーションがめまぐるしく変わって、見ていて面白い。自由度を抑えたダンスが、キャリアの浅いメンバーが多いいまの体制にぴったり。近くから見るとまた違った印象もあるかもしれないが、とてもうまく行っている感じを受ける。

そんな条件下でも、飯窪春菜の体の傾け具合とか頭の振り方がおかしいことははっきりわかる。この人を見ていると、体格は対照的だけれどもジュンジュンを思い出す。彼女はなぜか卒業が決まってからダンスがどんどん上手になっていったんだが、それまではステージ上でドタドタする様子が面白かった。


『The 摩天楼ショー』は、曲としては平凡だし、ヴォーカル面では力不足が露骨に出ている、というのがラジオでCD音源を聴いたときの感想だったけれども、ライブ・パフォーマンスは迫力あって面白かった。ファンクへの対応ではモーニング娘。がアイドル界でピカイチだ。

道重さゆみの背の高さはこういうときに有利。他方、石田亜佑美の小ささはやはり大きなハンディキャップだ。今回のように大きな会場でやることもあるんだから、体の大きさというファクターは軽視できない。

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50枚目のシングルということで、この発売週では日本各地で販促イベントを行っていた。これまでにない特典をつけたこともあり、どうやら今作は久しぶりに初週売り上げが10万枚を突破するという快挙をなしとげそうだ。

この翌日にも池袋サンシャイン噴水広場で3回まわしのイベントがあったが、私は行けなかったので、結局参加できたのはこの川崎ラゾーナのみ。私の知る限り、10人揃ってのライブ・パフォーマンスがあったのはこれが最初だったこともあり、道重体制の新生モーニング娘。の歴史に残る場に居合わせることができたという満足感があった。

この後はどうなっていくのだろうか。これについてはまた別の機会に。

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2012年7月8日、ぱすぽ☆NextFlightフェス @ 日比谷野外大音楽堂

7月8日、モーニング娘。は池袋サンシャインシティでリリース・イベントをやっていたが、私はぱすぽ☆を見に日比谷野外大音楽堂に行った。6月13日に発売されたシングル『Next Flight』の初回限定盤に封入されているチケットを使って行くコンサートである。13:00と17:30からの2回まわし。これ込みで、この『Next Flight』は初週に7,735枚しか売れなかったのだから、グループの勢いがどれほど落ちているかがよくわかる。

ぱすぽ☆を見るのは5月の新宿BLAZE以来。あのときは狭いライブ・ハウス。今回は開放的な野外会場ということで、まったく違う環境で見ることになる。


今回私が行ったのは13:00からの回。前日から当日朝にかけてかなり強い雨が降ったりもしていたから不安があったが、いざ始まってみると初夏の強い日射しの下、まったく逆の形で体力を奪われるコンサートとなった。

チケットに記されている番号順に入場して、自由に席に座るというやり方。先に入った人が後から来る知り合いのための席を、荷物を置いて確保したりしていて、まあ無法地帯である。ただし、私のチケットは3,000番台でそうとうひどいことになるだろうと覚悟して入ったのだが、意外にもほぼ正面の通路最前の席に座れたので、何の不満もない。コンサートの途中にメンバーたちが客席に乱入し、すぐ目の前にまで来るということが二度もあったこともあり、文句を言ったら罰があたる。


コンサートは楽しかった。

● 1曲目の『Next Flight』で、足が痛いと書いていた(http://ameblo.jp/xoxo131/entry-11296995188.html)玉井杏奈がいなくて愕然としたのだが、2曲目でいつの間にか登場したのでほっとした。結局、リハーサルの段階で最終的に決断し、参加できる曲だけ参加するということになったとのこと(http://ameblo.jp/xoxo131/entry-11297253351.html)。私は、他のメンバーにも目を配るチャンスだと前向きに考えることにした。


● これまで見たなかで、最も歌声がよく聞こえた。被せもしていない、完全な生歌だったんじゃないかと思う(一か所だけAuto-Tuneされた声を被せているらしきところがあったが、あれもリアルタイムの処理だったかもしれない)。これは方針として素晴らしいと思う。ロックで口パクはやはりいただけない。

しかし、それだけにヴォーカル面での課題がよく見えたことも事実だった。現時点ではの荒削り感も悪くはないのだが、長期的にはまだまだ改善の余地がある。


● 新曲『Next Flight』はアンコールで生バンドをつけてのパフォーマンスがあった。また、ロック化計画(とは呼ばないのかこれは)第二弾の、8月15日にリリースされる新曲『夏空HANABI』の初披露もあり、こちらについてはコンサート後にミュージック・ビデオも流された。

ただ私の好みとしては、どちらもぱすぽ☆のパフォーマンスにはあまり合っていないし、楽曲としてもあまり面白くない。そもそもぱすぽ☆は、メジャー・デビュー曲の『少女飛行』は良かったものの、それ以降の2曲が変にアイドル曲っぽくてつまらなかった。しかし、それを反省してなのか知らないけれども、こういう方向に舵をとるのも何か違うという気がする。


● コンサート中盤に、ステージ上に椅子と机を運び込んで、メーキャップ担当者を呼び込んでその場で化粧を直すという趣向は奇抜で面白かった。

このようなカジュアルで身近な雰囲気は、アイドル・グループとしてのポテンシャルをそうとう削いでいると思う。それを個性として打ち出しているのだとしても、その結果がいまのCD売り上げ枚数であるとも言えるわけで。

カジュアルなファンとしての感想を言わせてもらうなら、これからの「ギャップ」を狙うのであれば、パフォーマンスをそうとう磨いて美しいものに仕上げていかなくてはならない。自らバーを上げ過ぎているのではないか、と思わないでもない。たとえば奥仲麻琴のぞんざいさを客がいつまで受け入れるか、ということ。


● 今回のコンサートはライブDVDになるとのこと。ぱすぽ☆にとってはこれが初めてのライブ・ディスクになるわけで、これによってYouTube上のライブ映像のコレクションも改善されるといいな、と思う。前にファン・レコーディング絡みで書いたが、ぱすぽ☆はライブがいいのに、YouTubeに上がっているライブ映像の質が低くてもったいないのだ。

それに玉井杏奈があまり映っていないのはとても残念だが。


● 上でも書いたが、ぱすぽ☆の『Next Flight』の売り上げは7,000枚台にまで落ち込み、数字だけを見るとかなり悲惨な状態にあるのだが、今回のコンサートはそんな苦境を感じさせない明るいエネルギッシュなものだった。

ここから盛り返せるのだろうか。その感触を肌で感じられるほど、私はこのグループを追いかけていないので、よくわからない。

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コンサート終了後、握手会があったが、私はそのまま帰った。17:30からの回はもともとチケットを持っていなかったけれども、1回で十分に満足した。

池袋サンシャインシティでのモーニング娘。のイベントも覗いてみようかと思っていたのだが、タイミングが合わなかったし、どうせ行ってもまともに見られないだろうと思ってそのまま帰宅した。

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2012年の各国の"The Voice" #1

昨年、アメリカの歌コンペティション番組"The Voice"について書いた。これのフォローアップとして、2012年の"The Voice"についても簡単にカバーしておくことにする。

前にも書いたように、この番組は"Big Brother"などのリアリティ・ショウで知られるオランダのEndemolという会社がフォーマットを作ったのだが、これが大ヒットして"Big Brother"と同じように世界各国でフランチャイズされている。このWikipediaでのリスト(http://en.wikipedia.org/wiki/The_Voice_%28TV_series%29)を見ると凄いの一言だ。リストに日本が"TBA"としてだが入っているのが気になる。

私は今年はアメリカ、英国、オーストラリアの番組を完全にではないけれども追いかけてみた。


● 最初に済ませておくと、アメリカ版の"The Voice"シーズン2は、エピソード数が増え、視聴率も上がったとはいえ、内容は面白くなかった。優勝者が昨年と同じく黒人男性のR&Bシンガーで意外性がなかったということもあるが、それ以外のコンテスタントたちも昨年と比べると小粒だったように感じた。

4人のコーチは昨年と同じで、掛け合いは少々マンネリ気味。ショックだったのは、昨年の優勝者はもちろん、そこそこ気に入っていたDia Framptonが「プロ」としてゲスト出演して披露した曲がとてもつまらなかったことだ。

シーズン3はすでに製作が始まっており、年2回のスケジュールとなって、今年の秋に放映が開始される予定とのこと。何か根本的なところを変えないと内容的にはやばいという予感がする。


● 英国版の"The Voice UK"は今年からBBC Oneで始まった。

コーチ陣は、唯一の女性コーチとしてJessie J、The Black Eyed Peasのwill.i.am、Tom Jones、そしてDanny O'Donoghue。最後のDanny O'Donoghueという人を私は知らなかったのだが、アイルランドのThe Scriptというバンドのフロントマンで、曲を聴くと聞き覚えがあったから売れているのだろう。

"The Voice UK"には英国のリアリティ・ショウっぽい脂っこさがあって、アメリカ版よりも面白かった。特にコーチとコンテスタントたちの間の関係がアメリカよりも濃密だったのか、勝負に勝つということだけでなく、ミュージシャンとしてどう振る舞うべきなのかという根本のところまでを教え込もうとしている感じがしたし、その結果、各チームの出場者の個性も強く出ていたように思う。

優勝者はTom Jonesが選んだLeanne Mitchellという女性。ジャンルはちょっと古めのポップ。これはセミファイナルで歌ったWhitney Houstonの"Run To You"(http://www.youtube.com/watch?v=ZqcVjFSL6sk)。



それまでもたしかに上手だったのだが、セミファイナルまで来てこの強力なパフォーマンスを繰り出し、同じようなディーバ・タイプの、視聴者の支持がより高かったと思われる女性シンガーをくだした。ファイナルでは、視聴者人気が高いはずの男性のコンテスタントたちに勝って優勝し、私にとっては大満足の結果となった。"Idol"フランチャイズではまず勝ち抜けなさそうな実力派の歌手がこのように勝てるという点で、"The Voice"にはたしかに大きな意味がある。ただ、今後、この人に限らず、出場者たちがミュージシャンとしての道で成功できるかはまったく別の話だ、という感じもする。この点ではやはり"Idol"フランチャイズの方が成功率が高くなるんじゃなかろうか。


"The Voice UK"のファイナルでは、コンテスタントたちがコーチと1曲ずつ、コーチの持ち曲をデュエットで歌ったのだが、その中に素晴らしいものが2つあった。まずは、優勝者のLeanne MitchellとTom Jonesによる"Mama Told Me Not To Come" (http://www.youtube.com/watch?v=g9iGRoH82zQ)。



Tom Jonesはいま72歳だ。番組中では他のコーチたちから、からかい込みで「大御所」扱いされ、本人は開き直って、自分がどれほどの有名なシンガーたちと共演してきたかを自慢する、というギャグを繰り返してきたけれども、いざステージに立って歌うと若造たちとは比べものにならなかった。かっこよすぎる。

長くなってきたのでエントリを分ける。

2012年の各国の"The Voice" #2

「2012年の各国の"The Voice" #1」の続き。

もう1つ良かったデュエットが、Vince KiddというコンテスタントとJessie Jによる"Nobody's Perfect" (http://www.youtube.com/watch?v=f0NnEDsPErM)。



Vince Kiddを番組で勝たせるために持ち上げる、という目的からすると完全な失策に見えるけれども、Vince Kiddにとってはこれがシリーズを通してのベスト・パフォーマンスになったように思う。

このJessie Jはもう凄いとしか言いようがなくて、こんなものを見せられると自分はなんでアマチュアの出場者たちのパフォーマンスなんか見てるんだろうとがっくり来かねない。ぎりぎりのところだったのではないか。


日本のアイドル的な文脈で私が気に入ったのは、セミ・ファイナルで上のVince Kiddに敗退したBecky Hillという女の子だった。Corinne Bailey Raeの"Like a Star" (http://www.youtube.com/watch?v=YWRyNBSJWRU)。




声も歌も魅力的だが、18歳という若さに伴う「脆さ」があって、それを番組中で見せることをためらわないという点で、日本のアイドルっぽさがあった。また、私がそもそもタレント・ショウに求めているのは、このニッチの人たちだ、という気がした。ということはやはり私は日本のアイドルにハマる運命にあったんだろう。

歌い終わって、Danny O'Donoghueがこの曲を聴いたことがない、もっとみんなが知っている曲を選ぶべきだ、とコメントしたときに、Jessie Jが「何言ってんの」と顔をしかめたのが面白かった。


● オーストラリア版の"The Voice"は2012年にNine Networkで始まった。

コーチはDelta Goodrem、Joel Madden、Seal、Keith Urbanの4人。私がまともに音楽を聴いていたのはDelta Goodremのみ。Joel MaddenはNicole Richieの夫だ、と言われたら、ああそうかとなるていど。この払拭しがたいB級感は"Big Brother Australia"と共通する点で、これはこれで趣がある。

優勝したのは女性ソウル/R&BシンガーのKarise Eden。これはファイナルでのLorraine Ellisonの"Stay With Me Baby" (http://www.youtube.com/watch?v=1POBkwoLKvM)。



歌の上手さとともに、これでまだ19歳だということに驚かされる。私としてはこのタイプのコンテンポラリーなソウル/R&Bには飽きているのだけれども、この実力派の歌手が他のコンテスタントたちにちゃんと勝ったのはよかったと思う。

以上で、2012年の"The Voice"の紹介は終わり。

優れた歌手がアマチュアのコーチをする、というコンセプトは、コーチたちが単なる顔見せだけでなく実際にコミットするならば、とても面白いコンテンツになりうる、というのが英国版とオーストラリア版を見ての感想だった。

これと似た面白さがあるのが、現在進行中のアメリカABCの"Duets"という番組。この番組では、プロの歌手がアマチュアのコンテスタントと毎週デュエットで歌を歌う。下手なことをすると悪評がパフォーマーとしての自分にも降りかかってくるから、プロたちはかなり頑張っているように見える。また女性歌手にKelly ClarksonとJennifer Nettlesの実力派が起用されていて、彼女たちの歌を聴いているだけでも楽しい。

現時点で一番気に入っているのは、John GlossonというコンテスタントとJennifer Nettlesによる"Stay"。Jennifer Nettlesが所属しているバンドSugarlandの歌である (http://www.youtube.com/watch?v=cWCLxMASSpw)。


『ハロー! SATOYAMAライフ』 - 20120712

6月7日に始まった『ハロー! SATOYAMNAライフ』は、その後、おそろしくつまらない内容のまま放映が続いている。7月12日になってようやく、ハロプロのグループの活動を紹介する番組最後の短いセクションで道重さゆみの姿が映ったので記録しておく。


まず、『One・Two・Three』のヒット祈願のためにモーニング娘。が日光東照宮を訪れた、という話。この件は他のテレビ番組や新聞記事などでも取り上げられていた。

120712 SATOYAMA-1


この服がこの場に「ミスマッチ」である、という発言は鋭い。ただし世界遺産だから、ではなく、宗教的な場だから。でも先方からクレームがつかなかったようだから、神道ではこれでもいいのかな。これもまた、日本文化の性に対するリベラルさの一例なのか。

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もう1つは、私が行けなかった7月8日の池袋サンシャインシティでのリリース・イベント。3回まわしの1回目に中澤裕子がゲストとして登場し、メディアの取材も多くあって、他のテレビ番組などですでに取り上げられていた。


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『One・Two・Three』のパフォーマンスの様子がちょっとだけ。

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どちらもすでに他のメディアで紹介されている内容で、取り上げ方もおざなりだった。『ハロー! SATOYAMAライフ』はやはり里山での活動に焦点を当てる番組としてやっていくのだろう。



この『ハロー! SATOYAMAライフ』について現時点での感想。

● この番組の一番凄いところは、いまだに里山も里山ライフを実践していそうな人も出てこないことだ。これまで出てきたのは普通の畑での露地栽培、都会のビニール・ハウスでの農業、江戸風鈴作り、そして日曜大工。


● 『GirlsNews』がこのまま続くという前提で、地上波でこういう企画をやること自体にケチをつける気はないが、この番組はとにかく作り方が下手で見るのがしんどい。


● 『ハロプロ!TIME』よりも気持ち悪く押しつけがましいナレーションがありうるとはびっくりだ。


● しかし、ハロプロの出演メンバーはいままでのところけっこう好みの人選なので、見ることは見るのである。特に飯窪春菜と石田亜佑美を見られるのはありがたい。


● 田中れいなが農作業を投げ出す場面とか、生田衣梨奈が収穫したばかりの野菜をかじって、本気で「まずい」、「食べられない」と言う場面とか、竹内朱莉と田村芽実が追いかけっこをして畝を壊す場面とかを見てみたいと思ったりもするが、この番組の作りからいって、そういうのも面白くなりそうもない。

短文エッセイ: 次世代モーニング娘。のライバルたち

このブログで「アイドル戦国時代」という言葉に初めて言及したのは去年の7月のこと。このときに書いた文章を読み返すと、いまのモーニング娘。の雰囲気はほんとうに大きく変わったと感じる。モーニング娘。内でただ一人、ハロプロの枠を超えた広いアイドルの世界への関心を表明しつづけてきた道重さゆみにとっては、ついに(時代ではなくて)グループ/会社が自分に追いついたという感慨があることだろう。

私はそんな彼女に背中を押されて、この1年間でずいぶんいろんなアイドルのライブを見に行った。ここらでまとめておくと、私がもっぱら関心を抱いているステージ・パフォーマンスの面で注目に値すると思ったのは以下の6グループだ。

● モーニング娘。
● スマイレージ
● 東京女子流
● ぱすぽ☆
● Dream
● Dream5

このうち、DreamはもうこのままEXILEのバックアップ・ダンサーとして終わりそうな予感がする。ぱすぽ☆とスマイレージは、どちらも重要なメンバーが脱退した(考えてみればDreamも)のだが、それが原因でというよりも、たぶんそれの原因ともなっていた構造的問題のせいで、CDの売り上げや動員の底が抜けた。ここから年末にかけてリバウンドがあるのかどうかが喫緊の課題となる。

残るのは東京女子流とDream5。どちらもエイベックスだ。Jpopに関心がなかったころ、エイベックスという会社には日本のポップ・ミュージックを破壊する存在というイメージしかなかったのだが、いまアイドル・ファンの視点から見ると、さすがに大会社だけあると言わざるをえない。どちらのグループも地方在住者は地元で学校に通っており、週末に集まって活動するというモードだということを考えると、ポテンシャルは高い。

どちらも最年長のリーダー格のメンバーが高校一年生で、エース格のメンバーが中学二年生。年齢層としては、6期メンバーが抜けた後の「次世代モーニング娘。」と重なっている。そんなこともあって、次世代モーニング娘。の、いまの時点で見えてきている直接のライバルとしては、この2つのグループが有望だと思っている。


東京女子流の2012年7月の時点での最新シングルは『追憶 -Single Version-』 (http://www.youtube.com/watch?v=DgIw6pDMpK8)。




Dream5は8月15日に『READY GO!!』(http://www.youtube.com/watch?v=rC_QT-vGaEk)と『WAKE ME UP!』(http://www.youtube.com/watch?v=pLqaKgR56JE)の両A面シングルの発売が予定されている。





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