スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

吉川友のNACK5『i-BAN!!』内のラジオ番組『きっかり10分ちょっと』

相変わらず吉川友の姿を見に行けていない。このところ『ヤングタウン』のゲスト出演が多くて、これはひょっとしてレギュラー出演者になるのではないかと思ったが、4月に入って光井愛佳がレギュラーになることが発表され、また「光井に負けた」ということになった。

その代わりということではないだろうが、吉川友は4月からNACK5で日曜に放送されている『i-BAN!!』という番組に、10分ほどのコーナーを持つことになった。ラジオ番組として面白いし、短い時間ではあっても吉川友が一人で喋りまくれるので、本人もファンも満足度は高いのではなかろうか。

ちなみに『i-BAN!!』はこのブログで取り上げているようなアイドル・グループがしばしばゲスト出演するので、以前からときどき聴いている。ホストの金成公信は、この種のアイドルを呼ぶ番組のホストとしてはとても勘が良くてバランスの取れている人だ。

4月22日にはモーニング娘。の9・10期(譜久村・鞘師・石田・工藤)がゲスト出演して、いい感じに扱ってもらっていた。ただ、9・10期だけでこういう場に出ていったときの現れ方は、やっぱりまだ難しいなと思ったことも事実だ。たとえば世間の人は9期と10期の違いなんてまったく興味ないだろう、ということを、金成公信の微妙な反応を通して思った。

4月29日のスマイレージの出演回は、福田花音・竹内朱莉・田村芽実という、ハイスピードで展開するトークには理想的な組み合わせで大成功。さわやか五郎やタイムマシーン3号が相手をするときにときおり透けて見える社内事情がないのが気持ちよかった。



肝心の吉川友のコーナーは、番組ホストとのインタラクションはなく、ただひたすら一人で喋るというもの。これが奇怪で、(人によるとは思うが、私にとっては)めっぽう面白い。たとえばこれが初回の内容(http://www.youtube.com/watch?v=hp8wr7f3-yY")。




普通の番組でホストとトークをしていて変な雰囲気になったとき、吉川友はそれを相手に処理させて、自分は平然と振る舞うわけだけれども、この『きっかり10分ちょっと』のように相手がいなかった場合には、自分でいま自分が何かおかしなことを言っているということをそれなりに察知して一人で焦るようだ。

そんなあり方が奇妙なパーソナリティーとして売りになる、ということは本人も承知しているようだが、そのこととどのように折り合いを付けているのかすら見えてこないため、「不思議ちゃん」として処理することができない、というのが現状。この微妙なバランスがどこまで保たれるのか。そもそもこのあり方でアイドル稼業を続けられるのか。


アップフロントがいまの時期、ソロ・タレントとして売り出している真野恵里菜と吉川友のコントラストが興味深い。いまのところ、単純にこの業界での身の処し方の違いから見て、真野恵里菜は吉川友よりも、長期的に役者として生き延びて行ける可能性がはるかに高そうに思える。しかし、『数学女子学園』での、吉川友が出た囚人のジレンマの回と、真野恵里菜が出た変則ポーカーの回を比べたとき、並み居るハロプロ・メンバーたちをあれだけ燻らせた数学女子学園世界のなかで、吉川友の芯の強さが魅力的だったのはたしかだった。

他方、真野恵里菜は器用さが災いして、彼女を囲むドラマ世界の水準にまで墜ちてしまっていた。今後、彼女はたくさんのドラマや映画に出そうだが、私はそのほとんどを見なさそうだ、という予感がある。これと同じ文脈でいま困っているのがアイドリングの菊地亜美で、ファンとしてこのところたくさん出ているバラエティ番組を追いかけようとしたけれども、あまりのつまらなさにめげた。
スポンサーサイト

2012年5月4日、アップアップガールズ(仮) @ アクアシティお台場

去年のゴールデン・ウィークはモーニング娘。のツアーを追いかけて山口・福岡にまで遠征したものだが、今年のゴールデン・ウィーク前半はスケジュール的に難しく、アイドル関連のライブに行けたのは5月4日になってからだった。その第一弾はアップアップガールズ(仮)。アクアシティお台場で行われている「BAYSIDE FES.」というイベント(http://www.aquacity.jp/news/event#News_272)でのミニ・ライブである。

実はこの日見た3つのライブのうち、2番目に見たDream5が圧倒的で、印象が薄れてしまったのだけれども、アップアップガールズ(仮)を見終わってすぐ、メモに「良かった!」と感嘆符付きで書いていたことは間違いない事実なので、なんとか思い出して感想を書くことにする。


アップアップガールズ(仮)を生で見るのはこれが初めて。個々のメンバーはエッグ追放前のハロコンで見ていたはずだが、はっきりと覚えているのは、2011年冬のハロコンでの「あぁ!」でのパフォーマンスが印象的だった佐保明梨ぐらいだ。

率直に言って、映像を通してのアップアップガールズ(仮)の印象はそんなにいいものではなく、今回のイベントにはリストの空白を埋める気持ちで出かけて行った。で、ステージに上がってきた彼女たちを見ての最初の印象は「ああ、なるほど地味な人たちだ」というものだった。それがパフォーマンスが始まると、「地味な人たちがけっこう頑張っている」になり、終わる頃にはその地味さが好ましく思えてくる。

今回ので、このニッチのアイドル・グループにハマる人がいるのがよくわかった。小さいスペースではありながら、グループ結成からずっと定期的にライブを開催できているのは、こういことなのかと思った。そのスペースちょうどを満たすだけのオーラを放っている、という感じなのだ。ジャズ・バー付きのバンドとかシンガーのようなものだ。って、ずいぶん違うか。


11時半から始まって、約30分の間に5曲を披露した。そのうち3曲がオリジナルで2曲がカバー(『Danceでバコーン!』と『お願い魅惑のターゲット』)。オリジナル曲のファースト・シングル『Going my ↑』は凡曲だと思っていたが、ライブでダンス付きで見るとそこそこ楽しめた。他の2曲(『バレバレI LOVE YOU』と『Rainbow』)はコレオグラフィーを含めてけっこういいし、カバー曲もいいものを選んでいるので、全体的には、意外にも、いい曲で勝負するグループに見える。

このグループのアドバンテージはハロプロから離れたことだから、勝機もそこにある。その点での未来像はまだ不明瞭であり、それゆえに可能性もある。せっかく外に出られたのだから、グループとして歌とダンスの本格的な訓練を受けたらいいのにと思うんだが、難しいのだろうか。



なお、せっかく外の世界に対してパフォーマンスを見せるために出てきても、あんな傍若無人な態度を取るファンたちが付いてきたら、新規の顧客は獲得できないだろう、と思うぐらいに客層がひどかった。


120504-aquacity.jpg

2012年5月4日、Dream5 @ アクアシティお台場

11時半からのアップアップガールズ(仮)のイベントは30分ほどで終了した。その後の握手会はスキップしてそこらへんで昼食をとり、14:00から始まるDream5のイベントにあわせて、また同じ会場に戻ってきた。

Dream5については、3月に「最近気になっている」旨のテキストを書いたばかり。今回のイベントは、アップアップガールズ(仮)と合わせて、まだ見たことがないグループを2ついっぺんに見られるということで非常にありがたかったのだ。


Dream5のパフォーマンスの前に、RONI GIRLS(http://ameblo.jp/roni-girls/)というグループが出てきて一曲踊った。これには閉口した。小学校低学年ぐらいの女の子たちが、ケバい化粧と髪型と服装で出てきてヒップホップを踊る(参考動画: http://www.youtube.com/watch?v=i-lCP8qxFqk)。エイベックスと、服のブランドのコラボレーション、ということらしい。変なクセがつくから、こどもにヒップホップは習わせるな。習わせるならバレエにしとけ。と言いたいところだが、考えてみれば発表会がケバいのはバレエも同じだ。


Dream5は5月2日に両A面シングル『I★my★me★mine/EZ DO DANCE』をリリースしたばかりで、これのプロモーショナル・イベントと言っていい。

『I★my★me★mine』(http://www.youtube.com/watch?v=XaJIC_Q290A)




『EZ DO DANCE』(http://www.youtube.com/watch?v=3KDJKRXri5M)




ライブ・パフォーマンスはこれよりもずっと面白い。ハロプロ・ファンとしては、このようにメンバーの魅力をいまいち引き出せていないミュージック・ビデオには親近感を抱く。

『EZ DO DANCE』では強めの被せ、ないし口パクがあったように思ったが、他の楽曲は基本的に生で歌うことを前提としている作りなので、それほど気にならない。


実際に生で見て、日比美思(2人いるヴォーカル担当のうちの背の高い方)が重用されている理由がよくわかった。Ustreamで流している映像などではADHD気味の生意気な小娘にしか見えなかったが、ステージ上ではたしかにカリスマがある。


どの曲もコレオグラフィーが理に叶っていて面白い。いずれも今回のような小さいイベント用ステージあるいはテレビ画面に最適化されているようなので、今後、大きい会場でやるようになった場合にどんな調整が加えられうるのかが気にはなるところ。あと、長時間のコンサートになったときに体力が保つかどうか。

いずれにしても、現在このジャンルではトップ・クラスの実力。最年長の重本ことりが譜久村聖と同じ高1、エース(!?)の日比美思が鞘師里保と同じ中2、最年少の大原優乃が工藤遙と同じ中1と、メンバーの年齢層がちょうどモーニング娘。の9・10期と合致することもあり、近い将来のライバルの最有力候補である。


120504-aquacity2.jpg

2012年5月4日、℃-ute @ 中野サンプラザ

お台場でDream5のイベントが終わったのは14:50頃。そこから℃-uteのコンサート・ツアー『2012春夏 ~美しくってごめんね~』を見るために中野サンプラザに向かった。中野サンプラザ2日目の夜の部。

ハロコンを除くと、℃-uteのコンサート・ツアーを最後に見たのは2011年春のスマイレージとの合同コンサート。その後の単独コンサートと、秋に行われたBerryz工房との合同コンサートをスキップしていたことになる。


直前に見たDream5の印象が強かったせいもあってか、私にはいまいち乗れない内容となった。1曲目の『超WONDERFUL!』と2曲目の『かっちょ良い歌』まではけっこう楽しかった記憶もあるのだが。

今回のLEDパネルの電飾効果をパフォーマンスに取り入れるというアイデアに典型的に表れていたように、℃-uteのパフォーマンスは、メンバー5人がステージ上で離れて立ち、(ほぼ)同じダンスを踊る、というパターンのものが多い。これはダンスの面でもコレオグラフィーの面でもハードルをものすごく高くしている。それ以上に感じるのは、℃-uteの、というかハロプロの曲が、そのような形でのソロ・ダンス(と言ってしまおう)に適した楽曲でないということなのだが。

しかし逆に、パフォーマンスのタイプとしては、アリーナ級の大会場に適していると言えると思う。私の印象としては、さいたまスーパーアリーナで見たAAAに重なるところがあるのだ。そのほか、ももクロやドリームモーニング娘。も大会場向け。というようなことを、このあいだのももクロの横浜アリーナ以来よく考える。


120504-nakano.jpg

2012年5月5日、Dream5 @ イトーヨーカドー葛西店

我ながらご苦労なことと思ったが、前日のお台場でのDream5があまりに良かったので、その翌日もDream5を見るために葛西のイトーヨーカドーに行ってきた。

Dream5はイトーヨーカドーの子供向けダンス・ウェアのブランドかなんかのプロモーションをしていて(そのCMがこれ: http://www.youtube.com/watch?v=upwBJ3vDRiE)、文字通り日本各地のイトーヨーカドーでミニ・ライブをやってきている。葛西でやるこのイベントには以前から目を付けていた。

ちなみにイトーヨーカドー葛西店は葛西駅からかなり離れた場所にある。私はそれを知らずに行って時間的余裕がなくなり、駅からタクシーに乗った。2回まわしの、12時から始まる1回目。とうぜん観覧スペースは満員で、私は下の写真にあるように吹き抜けになっている2階から見たのだが、これはダンスのフォーメーションを見るには非常にいい角度だった。


今回はさすがに少し冷静に見ることができた。『EZ DO DANCE』は完全に口パク、あるいはそうでなくても非常に強い被せ。ヘッドセットでやっていて、最初からまともに歌うことが不可能な振りも入っていたりしている。このグループにとっては例外的なことだと思われる。


曲名がわからないのだが、重本ことりと日比美思によるバラードがあった。この曲での2人は凄くよかった。1曲目が終わって重本ことりがアクシデントっぽい形で舞台からはけたので、声の調子が悪いのかなと気になっていたんだけれども、戻ってくると別に問題なく歌えていたようだった。

ヴォーカル面では、将来正統派の歌手に育ちそうな重本ことりが目立っていそうだけれども、アイドルっぽい発声の日比美思も、声の伸ばし方がしっかりしていて心地よい。


ダンサー3人によるダンス・パフォーマンスもあった。今回の特典DVDに入っているルーチンらしいのだが、私は買っていないのでわからない。

ダンス部のパフォーマンスの例としてはたとえばこれ(http://www.youtube.com/watch?v=7YgnzuqbAO0)。前に、アイドルっぽさが入っていると書いたのがわかると思うが、この日のパフォーマンスでは持ち歌(とそのダンス)の断片が挿入されていたりして、なかなか変化に富んだ面白い内容だった。



120505-kasai.jpg

2012年5月5日、スマイレージ @ 東武百貨店池袋店

葛西でのDream5のイベントが終わったのが12時40分頃。そこから池袋で行われているスマイレージのイベントに向かった。5月2日にリリースされた新曲『ドットビキニ』の即売イベントである。3回まわしのうちの15:30から始まる2回目。

今年の春のスマイレージはコンサート・ツアーをやっておらず、このような小規模なイベントを積み重ねるという形になっていて、率直に言って活動の規模が一歩後退したという印象がある。同じ時期にとんとん拍子で規模を拡大していったももクロとは対照的だ。

私はハロプロの小規模なイベントにはほとんど行っていないのだが、ももクロの横浜アリーナ後に出演した『ヤングタウン』でのキツい扱いなどもあり、いまのスマイレージをゴールデン・ウィーク中に一度は見ておきたいと思っていた。この日の会場は屋外だから天候が不安だったが、前日までの雨模様とはうってかわり、下の写真にあるように初夏の気持ちよい好天となった。

スマイレージを生で見るのは1月のハロコン以来。あのときには、モーニング娘。の10期が初心者まる出しで、『ピョコピョコ ウルトラ』もまだまだ未完成だったこともあり、各グループの持ち曲のパフォーマンスのなかではスマイレージが一番面白かった。その後にPigooHDで放映されたライブ映像を見ても印象は変わっていない。


今回のイベントはイベント・スペース右側にあるテラスから見た。このゴールデン・ウィークに行ったライブのなかでは一番遠い位置からの鑑賞だったせいもあるかもしれないけれども、不満が残る内容だった。

パフォーマンスの面では、シングル曲を並べたセット・リストだったことが大きかったと思う。4人組のときに作られたミュージック・ビデオ用のコレオグラフィーを6人向けにアダプトしました、ということで、もちろんそうするしかないのだろうなとは思うけれども、エキサイティングではない。それを乗り越えるような精度や練度を感じられなかった、ということでもある。B面曲やアルバム曲をやったり、広いステージ用に調整を加えたりする、ホールないしライブ・ハウス規模でのコンサートを見たい、と改めて思った。

新曲の『ドットビキニ』は、曲もコレオグラフィーもルーティン・ワークとして作ってるんじゃないかと思うような凡作。肌の露出が多い衣装は、メンバーたちの幼児体型を強調していて、人様に見せられるようなものでない。でもハロプロとしては、ちょっとふざけちゃった『チョトマテクダサイ!』の後の勝負曲として力を入れている作品なのかも。


120505-ikebukuro.jpg

2012年5月5日、モーニング娘。コンサートツアー2012春 ~ ウルトラスマート ~ #3 @ 中野サンプラザ

スマイレージが予想以上にピンと来なかったせいで落ち込んだ気分のまま、モーニング娘。のコンサートを見るために中野に向かった。5日・6日とやる中野サンプラザ公演の1日目の夜の部。

私がこのツアーを見るのは2月26日の横須賀公演以来の5回目。春・秋ともに20公演以上見に行った2010年と比べると回数が減った。でも正直なところ、これぐらいがちょうどいいと思う。

ただ、その間に他のグループをいろいろと見ている。特にももクロと直近のDream5のせいで、モーニング娘。のコンサートがしょぼく見えるのではないかと不安だったのだが…

いざ始まってみると圧倒された。やっぱりこれは素晴らしい。


● 前座のみやさと奏は初めて見た。『今夜もうさちゃんピース』のゲスト出演でそこそこ興味は湧いたけれども、終演後ロビーで売っていたCDを買うには至らなかった。


● 光井愛佳の卒業の発表は衝撃だった。なんせ最初の挨拶で光井愛佳の口からそれを聞くまで知らなかったもので。あとから気づいたが、会場入り口の貼り紙にちゃんと書いてあったし、だいたい前日の道重さゆみのブログにも言及がある。ファン失格である。

でも卒業するという事実そのものはそれほど衝撃ではなかった。これについては別のエントリで。


● 新垣里沙のソロは『秋麗』。これの印象がずっと良くなっていた。何が変わったのかよくわからない。声の出し方が良くなったのか?


● 道重さゆみと田中れいなは『GOOD BYE夏男』。相変わらずごちゃごちゃしている。ただ、この曲のマイク音源を聞くと、道重さゆみがびっくりするぐらいいい声を出しているのだ。モーニング娘。の一員として歌っているときには、歌のタイプと音域が合っていないんじゃないのか。その意味で、この『GOOD BYE夏男』は道重さゆみファンとしてはありがたい曲ではある。


● 『HOW DO YOU LIKE JAPAN』では照明を明るくしたのだろうか。前に見たときよりもはっきりと見える。それだけに粗も見えるわけだが。


● 当然ながら『恋愛ハンター』は完成度が上がっている。ぐるぐる回るところもスムーズになった。でも「なぜそんなことやってるの?」という疑問を吹き飛ばすほどではなかった。


● Dream5絡みで一番不安だったのが、一番小柄な大原優乃のパワフルな動きを見た後で、石田亜佑美がしょぼく見えるのではないかということだったのだが、これは杞憂だった。こっちにはこっちの魅力がある。それは客席に向けて放たれる指向性の強いものだ。それが可能になるようにモーニング娘。のパフォーマンスが作られている。


● 田中れいなの歌はやっぱりいい。ソロ歌唱だったら、アイドルのジャンルにも歌をじっくりと聴かせられる人はいるけれども、田中れいなの本領は、ごちゃごちゃと音が鳴っているところで伸びてくる声にあるな、と思った。



120505-nakano.jpg

2012年5月6日、バニラビーンズ + Dorothy Little Happy + AeLL. @ ボートレース多摩川

2日連続のアイドル・ライブの梯子で体力的に消耗したが、もう一踏ん張りということで、ゴールデン・ウィークの最終日は目覚ましをかけて起き、朝の10時にボートレース多摩川で開催された「アイドルフェス in BOAT RACE TAMAGAWA」なるものに足を運んだ。カタカナやローマ字で書くと何か洒落たもののように見えるが、要するに多摩川競艇場。公営ギャンブルに縁がない私は、競艇という言葉からは笹川良一のいかがわしさぐらいしか連想しないのだが、この機会に一度見ておくのもいいだろうと思ったのだった。武蔵境で西武鉄道の短い路線に乗り換えて行く、ちょっとした非日常の小旅行である。

この「アイドルフェス」のサイトはこちら: http://idolfestamagawa.com/。第4回ということで、過去のゲストにはいかにもそれっぽい人たちが来ている。アイドリングの酒井瞳とフォンチーは歌を歌いに来たのだろうか。これは見てみたかった。


この日、出演したグループのうち、バニラビーンズは3月に横浜BLITZで行われた東京女子流のライブのゲスト出演以来、AeLL.は昨年8月の「TOKYO IDEL FESTIVAL」以来。Dorothy Little Happyは初めて見る。

競艇場のイベントなので、出演者によるパフォーマンスはレースの合間を縫って行われる。このため、1つのグループが10分ほどで2曲歌い、レースをやっている20分ほどの間は休止、その後、次のグループが10分ほどで2曲歌う、というフォーマットをループさせる、なかなか不思議な構成だった。

アイドル目当ての客はずっとイベント・スペースに張り付いているけれども、パフォーマンスが行われるときには競艇の客がそこそこ集まってきて、遠巻きに眺めている。アイドル目当ての客も、私のように舟券は買わなくても、入場料100円は払うし、飲み物や食べ物にも金を落とすだろう。Win-Winの効果がはっきりとした形で見える、いいイベントだったと思う。


● バニラビーンズは第1回からの「ナビゲーター」とのこと。おじさん方相手の仕事をソツなくこなしている。

パフォーマンスはいつもと同じもの。新曲の『チョコミントフレーバータイム』も、他の曲と同じぐらいに疾走感のない歌いっぷりだった。

ただ、こんな物理的にも心理的にも遠くの地で見ると、バニラビーンズのコンセプトはたしかに安全で頑丈なのかもな、と思わされた。厳しい環境でも壊れない。実際、アイドルに縁のない競艇ファンのおじさんたちの目には、今回の3グループのうちバニラビーンズが一番普通の存在に映ったのではないかと思う。

● AeLL.はやっぱり理解不能だった。


● 初めて見るDorothy Little Happyは、ローカル・アイドルの割りにはパフォーマンスのレベルが高いという話を耳にするし、石田亜佑美がバックアップ・ダンサーを務めていたという縁からも、一度見てみたいと思っていた。そもそもこのイベントは、Dorothy Little Happyのスケジュールを調べていて知ったのだった。

実際に見ての感想は、たしかに「ローカル・アイドルの割りには」ということなのだろうな、というもの。たとえば、個々のメンバーはたとえばアイドリングよりはレッスンを積んでいそうだが、曲も含めたステージ・パフォーマンスの全体的な作りがまだぜんぜん及ばない、という感じ。

ただし、地方に住んでいて、地元でこういうグループが活動していたら、入れ込んだとしても不思議ではない。色物ではなく、曲もダンスも正統派だから応援がしやすいし、あわよくば東京で成功を、という夢を見られるだけの器がある。


というように、お目当てのDorothy Little Happyに肩すかしを食らった格好になったのだが、このイベントはとても雰囲気がよく、出演した3グループに好感を抱いた。屋根はあるものの屋外の会場で、気持ちよい風が吹いている中で、限られた時間の中で歌を歌ってあっさりとステージを降りていく。下手な歌でも2曲で終わるとわかっているなら耐えやすい。

会場に着くまでは競艇という異文化との接触を楽しみにしていたのだが、イベントが始まってみると、AeLL.とDorothy Little Happyのファンの方々の方がずっと異文化だった。曲の要所要所で観客がステージ前に移動してフォーメーションを作るなんてのは初めて見た。それをみんな満面の笑みを浮かべながらやっている。

普段の私ならば、そんなのが視界に入ることや、うるさすぎるコールに苛立つところだけれども、今回は出演者がもともとそれほどのレベルにないので、ファンの応援を含めて1つの「レクリエーション活動」として納得した。自分自身で参加する気はない、地方の奇妙なお祭りみたいなものだ。



ループが2周したところで、さすがにもういいやと思って、競艇場っぽいカレーライスを食べながらレースをぼんやりと眺めた。多摩川競艇場のWikipediaエントリを見るとわかるように、この競艇場は明らかに斜陽の時期にあって、部外者の私にもその雰囲気ははっきりと伝わってくる。施設の規模が大きいことが、全盛期からの没落を思わせて物悲しい。

そんなところで行われているこの「アイドルフェス」は、なんとか客を集めようという足掻きなのだろう。でもこの顔ぶれだと、小さなステージにちょうど見合う程度の人数しか集まらない。この点に宇宙の調和みたいなものを感じた。いや、自由経済の合理性と言うべきか。実際にはイベントの計画者の読みの精度ということなのだろうが。


なおこの日は「オール女子是政女王決定戦」ということで、出場する「女子レーサー」たちのステージ上での挨拶やインタビューなどがあった。この日出演したアイドルたちの母親に近そうな年代の方々も見かけるなか、「競艇界のアイドル」と呼ばれていそうな人も何人か。しかし観客から受ける声援の大きさはそれとは違う基準によっていたりして、ハマれば面白い世界ではありそうだった。


写真はジャージを着たバニラビーンズとAell.のみなさん。というのは嘘で、ステージ上でインタビューを受ける、(何かの)ファン投票で上位になった女性レーサーたち。不敵な面構えの人ばかりでなかなかよかった。


120506-tamagawa.jpg

2012年5月6日、モーニング娘。コンサートツアー2012春 ~ ウルトラスマート ~ #4 @ 中野サンプラザ

多摩川競艇場をほどほどのところで出て、前日に続きモーニング娘。のコンサートを見るために中野に向かった。着いたのは3時頃だったろうか。驚いたことに、興味のあった「速攻USB」がすでに売り切れ。そんなことならもうちょっとボートレースを見ていればよかったと思ったが、喫茶店で時間を潰していると外で凄い雨が降り出したので、早めに移動しておいてよかったのかも。

中野サンプラザでの2日目の公演の夜の部。この後には大阪での4公演と最終日の日本武道館しかないから、マイルストーン的な公演になるんだろうなとは思っていたが、予想をはるかに上回る面白さだった。


● みやさと奏のCDに興味を示している人が少ない。思うに、あれは場所が悪すぎる。ホールのドアをすぐ出た位置だと、客はまだコンサートの余韻に浸っていて気持ちを切り替えられない。少なくとも私はそうだったし、自分のそんな心の動きが興味深かった。「ここでCDを買ったらモーニング娘。を裏切ることになってしまう」みたいな。吉川友のときみたいに、階段を下りたところでやっていたら、もう少し違っていたかもしれない。いや、かえってあっちの方が醒めてしまってダメなのかな? むしろ催眠商法的な効果を狙って、ホールのすぐ外に設置していたのか?


● 新垣里沙の『笑顔に涙』と道重・田中の『愛しく苦しいこの夜に』は、どちらも前日の別パターンの方がいいかな。


● 譜久村聖はやっぱりいい。いわゆる「ファンクを持っている」というやつだ。E-GirlsやFairiesとの戦いにおいて、ハロプロ側の最終兵器は譜久村聖と竹内朱莉ということになるか。竹内朱莉はもっと体が大きくなるといいのだが。


● この公演を見て、いままでいまひとつ伝わってこなかった、佐藤優樹が他メンバーから愛されている理由がわかったように思う。

去年の春ツアーで弾けていた生田衣梨奈と鈴木香音が、周囲を見る余裕がでてきて萎縮しているいま、天真爛漫でいられるのは佐藤優樹だけ。そんな彼女が、何かを愛でたいというグループ内のニーズを一手に引き受けている。

アンコールでの誕生日お祝いコールに対する幼いリアクションには、こういうのをシニカルに見がちな私もさすがに心動かされた。それ以上に面白かったのは、最後の挨拶で生田衣梨奈と譜久村聖が感極まって泣き出したこと。自分たちが佐藤優樹を愛でる気持ちを観客と共有できたことの喜び、ということなのだろう。よくありがちな、「可愛いものが好きな自分が可愛くて好き」というあり方とは微妙に違う。そんな自分が目の前にいるファンと同じ心境にあることが嬉しいわけだけど、そのファンたちは可愛くスペシャルな存在では絶対にないのだから。

そんな彼女たちを見て、吉澤ひとみや石川梨華が、昔の私たちでは考えられなかった、と嘆息するのもわかるけれども、生田・譜久村の姿勢はそういうあり方に対する批評にもなっていると思うのだ。

そんな中、他の10期メンバーたちは完全に置いて行かれた。これは挨拶の順番のせいだけではないだろう。私の好みはこっちにあるので、飯窪春菜と石田亜佑美が「あのときどうすれば良かったんだろうな」などと反省している様子を想像すると楽しい。工藤遙はすごく苛立っているだろうな、とか。

この後、ちょっと気持ち悪い文章を書き始めたのだが、いつか別エントリとしてまとめることにする。


● ゴールデン・ウィークのアイドル関連はこれで終わり。初めて見るグループを3つもカバーできて、充実した内容だった。モーニング娘。はやっぱり別格だったが、競艇場での「地下アイドル」ライブが意外に気持ちよかったのが大発見だった。

ゴールデン・ウィーク中はいろんなコンサートやイベントが開催されていて、アイドルというジャンルが流行っていることを実感できた。しかし私の個人的なフィルタを通ってくるものは実はそんなに多くはなかった。たぶん気になるものを一通り見てしまったのだろう。ここでもっと新たな刺激を求めるともっとマイナーな方に向かうのだろうけれども、私はそうならなさそうだ。体力的につらい。

120506-nakano2.jpg

『ハロプロ!TIME』 - 20120503

2012年5月3日の『ハロプロ!TIME』で、2分半の短い時間だったが、「道重TIME」と称して道重さゆみと新垣里沙のトークが放映された。「誰々に何々を卒業してもらいたい」というテーマで、出てきたトピックは2つ。

工藤にしっかりキャラを卒業してほしい

120503 ハロプロ!TIME-1


生田衣梨奈に新垣大好きを卒業してほしい

120503 ハロプロ!TIME-2


どちらも、冗談じゃなくほんとうにやめた方がいいのだろうけれども、もう手遅れだろう。

工藤遙に関しては、5月6日中野サンプラザの夜公演で佐藤優樹がブレイクダウンを起こして工藤遙の肩に顔をうずめて泣いているその光景を見ていて、完全に手遅れだと思った。工藤遙のしっかり者キャラには、内輪の場合はともかく、対外的には「最年少妹キャラを奪われたせいで、このポジションに押し出された」という色がついてしまうのではなかろうか。


そういえばこのところ『ハロプロ!TIME』での℃-uteの占有率が高い。この週もコンサート・ツアーのリハーサル風景に長い時間がとられており、フラッグ・パフォーマンスの練習に苦労している様子が映し出されていたのだが…

5月4日の中野サンプラザ夜公演では、少なくとも2回、旗を落としていた。左右で交換するときに1回と、中島早貴1人で投げ上げたときに1回。そもそもフラッグ・パフォーマンスそのものが美しく完成されていたとは言い難かった。

そのことも含めて、ここ数週続いた℃-uteのバックステージものにはどこか的を外している感があった。こういうことをやっている時期じゃないんじゃないか。


他方、矢島舞美の自転車の旅は、私もその行程の一部を自転車で走ったことがあることもあってたいへん面白かった。興味がない人は無駄に長いセグメントだと思ったかもしれないが、興味があると、あれぐらいでもまだ物足りないものなのだ。自転車に乗り慣れていない彼女が、練習もなしにほんとうにあの距離と地形を自走したのなら大したもの。まあ途中で車に乗ったと思っているけれども。そういう疑念を払拭させられない作りだったのが残念ではあった。

番組が違うけど、矢島舞美と岡井千聖の釣りも、放射性物質の濃度が気になる東京湾での釣りの是非はともかく、楽しい内容だった。

矢島舞美をリーダーとして、根性と体力のあるハロプロ・メンバーたちが、アウトドアで体を動かして飯を食う企画をもっと見たい。しかも、めげたり泣き言をいったりするところではなく、平然と楽しそうにこなすところが見たい。
プロフィール

shigefan

Author:shigefan

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。