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モーニング娘。コンサートツアー2011秋 愛 BELIEVE ~高橋愛 卒業記念スペシャル~ #4 日本武道館

9月30日、モーニング娘。の2011年の秋ツアー『愛 BELIEVE ~高橋愛 卒業記念スペシャル~』の最終公演を見に行ってきた。

毎回思うのは「ここ一番に強い人たちだ」ということ。千秋楽、さらには今回のように特別なイベントがある公演で、プレッシャーを感じさせずに普段よりも一段と高いレベルでのパフォーマンスを見せるんだから、本当に選ばれた人たちなんだなと思う。9期メンバーたちも、まだ経験が浅いのにメンタル面のタフさを感じさせる。

鈴木香音は「モーニング娘。の重要な場面に挑戦」のコーナーで、最後に「紙をください~」と歌って大成功した。チャンスに強い強心臓。オーディションでのコントもこんな感じのスマッシュ・ヒットだったのだろうか。

道重さゆみは、9期メンバーのネタのコーナー、6期のトーク、そして高橋愛について語るビデオのすべてに関わって、いずれも私が見た中ではベストに思える出来に仕上げていた。昨日はけっこう危うい場面もあったのに。ルックスの面でも昨日よりも調子を上げてきたようだし、これ以上を望んだらばちが当たるぐらい。


昨日・今日と、日本武道館の2日間は右端のスタンド席から見たので、ステージをけっこう近くから、縦方向の動きを見やすい角度で見ることができて面白かった。『彼と一緒にお店がしたい!』はやはり曲もコレオグラフィーも良い。今ツアーの最高傑作だったと思う。次点がアンコール前の締めとして説得力のあった『ブラボー!』。

とりあえずの感想はここまで。今ツアーのセットリストと全体的な感想は後に書くことにする。

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モーニング娘。コンサートツアー2011秋 愛 BELIEVE ~高橋愛 卒業記念スペシャル~ 感想 #1 セットリスト

2011年秋ツアーは、基本パターンが2種類、メドレーが2種類、高橋愛のソロが5種類あり、その組み合わせが公演ごとに変わるから、セットリストは毎回違うといっていいような内容になった。

9月29日の10期メンバー発表は『彼と一緒にお店がしたい!』の後に行われた。千秋楽はアンコール前までは通常どおりで、アンコール1曲目の『HOW DO YOU LIKE JAPAN?』の代わりに高橋愛のスピーチがあり、続けて高橋愛のソロ『自信持って 夢を持って 飛び立つから』、卒業セレモニー、『友』、『涙ッチ』で終わった。

今回のセットリストの特徴は、10月21日に発売予定の新アルバム『12,スマート』に入っている新曲が多いこと。さらに9期が入ってからの3曲とそのB面曲もすべてやっているので、高橋愛個人よりも卒業後のモーニング娘。に焦点を当てた前向きな内容になっているという印象があった。



基本パターン

1. Mr.Moonlight~愛のビッグバンド~
- オープニング・ムービー
2. この地球の平和を本気で願ってるんだよ!
3. 彼と一緒にお店がしたい!
- トーク
4. リゾナント ブルー
5. やめてよ! シンドバッド
6. My Way~女子校花道~ (新アルバム曲)
- 「モーニング娘。の重要な場面に挑戦」(道重or田中 + 9期3人)

************* パターン1
7. 好きだな君が(道重譜久村/新アルバム曲)
*************

************* パターン2
7. シルバーの腕時計(田中鞘師新垣/新アルバム曲)
*************

8. この愛を重ねて (高橋新垣/新アルバム曲)
- トーク(高橋新垣)
9. 好きな先輩 (高橋新垣) スクリーンに5期4人の映像が映し出される
- トーク (道重田中)

************ 回替わり(A)
10. 高橋ソロ
************

- ビデオ「メンバーから愛BELIEVE」
11. SONGS
12. Give Me 愛(ラブ) (新アルバム曲)
- トーク

************ 回替わり(B)
13. メドレー
************

- トーク
14. OK YEAH!(新アルバム曲)
15. Only you
16. まじですかスカ!
- トーク
17.ブラボー!

- アンコール
18. HOW DO YOU LIKE JAPAN? ~日本はどんな感じでっか?~
19. 友(とも)


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回替わり(A) 高橋ソロ

* 自信持って 夢を持って 飛び立つから (地方夜公演・9/30武道館アンコール)
* 夢から醒めて (9/3名古屋昼・9/29武道館)
* 電話でね (9/4名古屋昼・9/30武道館)
* 大阪恋の歌 (9/11大阪昼)
* ふるさと (9/25福井昼)


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回替わり(B) メドレー

* 情熱のキスを一つ(高橋新垣田中) -> 笑顔YESヌード -> もっと愛してほしいの -> グルグルJUMP
* Take off is now! -> Do it! Now -> 愛され過ぎることはないのよ -> 3,2,1 BREAKIN' OUT!


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千秋楽

基本パターンは「パターン2」の『シルバーの腕時計』
高橋ソロは『電話でね』
メドレーは『情熱のキスを一つ』から始まる「B」


アンコール部分のみ変更
- 高橋愛スピーチ
- 自信持って 夢を持って 飛び立つから (高橋)
- 友 (光井愛佳と10期メンバーが加わる)
- 涙ッチ

わざと下手に歌うには歌唱力が必要

昨日の武道館最終公演についての感想で、道重さゆみが公演中のトークを「ベストに思える出来に仕上げていた」と書いたけれども、9期メンバーの「モーニング娘。の重要な場面に挑戦」はやっぱりミスを犯していたと思うので特にエントリを立てることにした。MCとしての仕事は(私が見た範囲で)ツアーを通してベストだったが、最後のオチである「歌唱力をください~」をわざと下手に歌おうとしていたのが、「わざと下手に歌うには歌唱力が必要である」の罠に嵌っていたように思う。あそこは普段どおりに歌えばよかった。

9期メンバーで最後にやった鈴木香音の「紙をください~」がたぶんあらゆる人が予想していた以上に上手で、「歌の上手さ」という計算外の文脈が発生してしまったのもまずかったのかもしれない。


わざと下手に歌うという技を極めたのが、Jonathan & Darlene Edwardsだった。Darleneが歌手で、Jonathanがピアノ兼バンドマスター。アレンジを含めて私が一番好きなのが"It's Magic" (http://www.youtube.com/watch?v=urkDz8jpGP0)。1957年の最初のアルバムに入っている初期のレコーディング。




こちらはグラミー賞をとった1960年のアルバムに入っている"Paris in the Spring" (http://www.youtube.com/watch?v=alWBCVHGPnY)。




このコンビの正体は、当時人気のポップ・シンガーJo Staffordと、その夫Paul Weston。もともとはPaul Westonが「下手なラウンジ・ピアニスト」のギャグとして始めたものらしいが、Jo Staffordの音の外し方の精度や、いかにも歌の下手な人がやりそうな下手さのエミュレーションはすごい。ちなみに絶対音感は持ってなかったらしい。

もちろんほんとうは歌が上手な人だった。私が好きなのは、ポップ・シンガーとしての絶頂期を過ぎた後に録音した1960年の"Jo + Jazz"というジャズ・アルバム。一番良い"Just Squeeze Me"がYouTubeにないので、たとえばこの"I Didn't Know About You" (http://www.youtube.com/watch?v=qfm07vyZyms)。



女性ジャズ・ヴォーカリストを「黒人」と「白人」に分けたとして、ただでさえも下に見られがちな「白人女性ジャズ・ヴォーカリスト」の中でもさらにこれはポップ・シンガーが歌う「なんちゃってジャズ」なわけだけれども、私はずっとこういうのが大好物だった。まったく臆することなく言うと、この"You'd Be So Nice To Come Home To" (http://www.youtube.com/watch?v=6HVpPouY8j4)は、Helen Merrillのもの(http://www.youtube.com/watch?v=YM0PhsP7ulk)よりも好きだ。




ときどき初期のElla Fitzgeraldのもの(http://www.youtube.com/watch?v=DqxpyA07e0A)を聴くとそりゃぶったまげるけれども、実のところこの路線に関しては、突き詰めれば、Ellaがいたからもうこれ以上必要ないのである。タップ・ダンスがFred AstairとGene Kellyの後に要らなかったのと同様に。

一方、Jo Staffordのバージョンは、いまさらこういう歌い方をしているレコードを出すことが難しい、ということを含めて、ユニークな表現だと思う。



まあそんなわけで、加護亜依がジャズをやると聞いたときには、決して「神聖なジャズの世界に入り込んで来やがって」などとは思わずに、心の底から期待したのだった。でも残念ながらアルバムの出来はよくなかった(「私がiPodに入れて持ち出している加護亜依と「W」の曲」)し、今年出たライブDVDも、申し訳ないが買ってないのでYouTubeで見た限りでは、上達している気配がなかった。

その後、ここ最近の自殺未遂騒動に関連して出てきた報道を見ると、やはり本人のモチベーションが高かったわけではなく、周囲にやらされていたというのが実情だったのかもしれない。たとえばこの私が「加護亜依がジャズ? なんだか行けそうじゃん!」と思ってしまうこと自体が、これが金を引っ張ってくるための有効な仕掛けだったことを示しているわけで、いやほんと腑に落ちたと言うしかないのだ。

モーニング娘。コンサートツアー2011秋 愛 BELIEVE ~高橋愛 卒業記念スペシャル~ 感想 #2

2011年の秋ツアー『愛 BELIEVE』は、全10公演のうち、初日を含む名古屋*4に行った後、大阪*2、福井*2をスキップして、9/299/30の日本武道館に行った。

正月のハロコンで高橋愛の卒業が発表されたときには、最終日に向けてもの凄い盛り上がりになるのだろうなと思ったものだが、秋ツアーが始まってからのこの1か月は肩すかしを食らった気分だった。新曲、アルバム曲、コンサート、メディア露出、10期オーディションなどのあらゆる要素が、高橋愛卒業という事件の重大さと比べるとしょぼいように思われた。それでも9/29と9/30の武道館公演ではきっちりといいものを見せてくるのだから、このグループは凄いなと改めて実感する。


● 去年の秋ツアーとは異なり、今ツアーの最終日は、それまでのコンサート・ホールとそれほど変わらない構造の会場で、通常のセットリストをアンコール前までこなしてから卒業セレモニーという構成になった。きっといいライブ映像が残ることだろう。


● 今ツアーで一番よかったのは新曲『彼と一緒にお店がしたい!』。もともと両A面シングルの予定だったが、ぎりぎりになってB面扱いになったことを道重さゆみはそうとう不満に思っているようで、いろんな機会にネチネチと言及している。コンサート・ツアー用に作られたのであろうコレオグラフィーが、奥行きを存分に使っていて面白い。曲としても、道重さゆみのパートが多いのはもちろんプラスとして、田中れいなの歌声に合った名曲だと思う。


● 他には、アンコール前の締めの曲として活きた『ブラボー!』。新アルバムからは『My Way~女子校花道~』。


● メドレーに入っていた高橋・新垣・田中による『Take off is now!』は良いのだけれども時間が短すぎた。これが高橋愛にもっとも合っているナンバーだと思う。9/30のビデオ・メッセージ「メンバーから愛BELIEVE」で、田中れいなが「モーニング娘。がこのタイプのダンス指向路線に切り替わろうとするときに初めて渡された曲」みたいな言い方をして、High-Kingも含めて、ダンサー指向の他メンバーと一緒にやることの居心地悪さを口にしていてとても面白かった。ちなみにこの曲は2008年秋のツアーで初披露されたもの。


● 『リゾナント ブルー』と『HOW DO YOU LIKE JAPAN』、そして『笑顔YESヌード』は、9期メンバーにとっての超難関のダンス曲。という文脈で見ればファンとしては楽しめる。『笑顔YESヌード』は、私は生で見るのはこれが初めて。調べてみると、最後にモーニング娘。のコンサートでやったのは2008年春『シングル大全集』。その後、2008年夏のハロコン『避暑地でデートいたしまSHOW』でやったのがコンサート・ツアーでは最後だったと思われる。これまで映像で見たパフォーマンスよりは良かったように思うが、実のところメドレー曲全般にあまり強い印象がない。


● メンバーが高橋愛について語るビデオ・メッセージ「メンバーから愛BELIEVE」は面白いものが多かった。スキットみたいな作品として面白いだけでなく、語っている内容も興味深い。DVDとして売るなりYouTubeで公開するなりしてくれると嬉しいのだが。


● 9期の「モーニング娘。の重要な場面に挑戦」は、ライブ映像として記録に残るであろう最終日がとても良かったのですべて善し。鈴木香音はつねにうまく行っていたわけではなく、私が見た範囲では生田衣梨奈の存在感が大きかったように思う。


● 10期メンバーは武道館での両日、ちょっと見る機会があっただけだが、お披露目のときの声の甲高さと、卒業セレモニーのときの場違いな泣き方で、佐藤優樹が圧倒的に強い印象を残した。逆に言えば、セミプロどころかプロとしてのキャリアがすでにある他の3人にソツがない。飯窪春奈は、前の所属事務所の公式プロファイルによると身長160.0cm。この時点で道重さゆみと並んでいるわけで頼もしい。石田亜佑美は29日の最後、ステージからはけるときに間違って出口ではなく舞台脇のスペースの方に進んで譜久村聖に引き戻されるというハプニングがあった。あれはもちろん舞い上がっての間違いだったろうけど、私の印象に残っているのは、観客席に向かって手を振るその姿が堂に入っている、ということだった。工藤遙はハロプロ的な歌唱法が私としてはちょっとキツいのだが、あの低い声はいい。


● 道重さゆみは体調不良で倒れることなくツアーを乗り切った。これまでになく歌パートが増えていてドキドキさせられる。


● 光井愛佳が最終日に顔を出したのはよかったのだけれども、松葉杖と車椅子で出てきたその姿は決して見る者を安心させるものではなかった。


● 高橋愛は……最後まで不思議な存在だった。

激しいダンスを踊りながら細切れの歌詞を歌うというモーニング娘。の環境に過剰適応した人。そのせいでバラードなどの歌い上げる曲や、今ツアーのオープニングの『Mr. Moonlight~愛のビッグバンド~』のようにグルーヴが必要な曲は得意ではない。それをごまかすために、歳をとって声が伸びず、息を保てなくなったラウンジ・シンガー/クルーナーのような歌い方を身に着けてしまった。ということなのだろうか。

ダンスが上手い。それは春ツアーの『Moonlight night』のようなムーヴができるかどうか、ということではなくて、道重さゆみがよく使う言葉を借りると「表情を作るのが上手い」。顔の表情だけでなく体全体の使い方が上手い。今ツアーの『やめてよ! シンドバッド』と『My Way~女子校花道~』の振りがスタイリッシュに見えたと前に書いたけれども、この人のこの良さはコミカルな、あるいはコケティッシュなダンスのときに効果を上げる。残念なことに、こういうのはライブ映像にはほとんど残らない。道重さゆみがバスツアーで高橋愛に『わ~MERRYピンXmas!』をやらせたのは素晴らしい判断だった。



"Grease"とか"Hairspray"とか"Bye Bye Birdie"あたりの古めのロック・ミュージカルや、最近のディズニーがやっている若年層向けミュージカルに向いていそうだなと思う。ただ歌が問題になるから大きなパートはやれないだろう。ほんとうにモーニング娘。に最適化している。


英単語の発音が上手い。他メンバーに茶化される「five stars」や「InterFM」の発音は、それを恥ずかしがらずにやる姿勢も含めてぜんぜん悪くない。ただし基本的な文法を知らない(We likes Korean food !!!)。ブログのタイトルが「It was happy?...」である新垣里沙よりはマシかもしれないが、新垣里沙はネイティブ・スピーカー的発音をやらないだけの慎み深さに縛られている。

その上手な発音が、最後のシングルのB面ソロ曲『自信持って 夢を持って 飛び立つから 』で、"Thank you till now"というバカ英語を歌うために使われる、というのが、高橋愛のモーニング娘。における10年間を象徴しているような気がする。あれがどうやってもそう聞こえないのは、高橋愛のせめての抵抗なのだろうか、などと想像すると楽しいけれども、もちろんつんくが録音した仮歌を忠実に再現してああなっているだけなのだろうな。

DA PUMP、そしてその他の男性アイドル・グループ

唐突ではあるが、(Wikipediaによると)「男性ヒップホップダンスボーカルユニット」であるところの「DA PUMP」について。

モーニング娘。にはまってしばらくして、男性アイドル・グループはどんな感じなのだろうと思っていろいろと調べていたときに好印象だったのがDA PUMPだった。2009年になるまで『LOVEマシーン』をまともに聴いたことがなかった私なもんで、DA PUMPという名前もこのとき初めて知った。モーニング娘。とほぼ同時期にデビューし、ほぼ同じ頃に人気が出て、同じ感じに没落していったようだし、「昔の曲がよかった」、「いまは誰がいるのかよくわからない」などと同じようなケチをつけられ、ファンからは「大きい会場でできなくなった」、「実力があるのにテレビに出られない」などと同じような愚痴が発せられる点が面白いとも思った。

私が気に入ったのは、2009年の『Thunder Party #09』というライブ・ディスクである。たとえばこの『Bounce right now!』(http://www.youtube.com/watch?v=WWdnMSfopXk)。




あるいはこの『Rhapsody in Blue』(http://www.youtube.com/watch?v=5aDvyEiLgB4)。




こんなものがあったのかと驚いて慌てて過去のものを漁ったけれども、今ひとつぴんとこないものばかりだった。YouTubeにある昔の(メンバー増強が行われた2009年よりも前の)映像と比べると、いまの方がISSAの歌がずっとうまくなっていて、声に艶があって好ましいし、ダンサーのレベルも上がっている。人気が落ちてからパフォーマンスのレベルが上がったのもモーニング娘。と似ていて面白いが、どういう経緯でこうなったのかはあまりよく知らない。なお、ISSAは生で歌っているけれども、さすがに2009年のライブ映像は歌声をずいぶんいじっており、実際にはここまで安定はしていない、と聞いた。


同じヴィジョンファクトリーのw-inds.とか三浦大知、対抗勢力のEXILEなどはいまいち。エイベックスの男女混成グループ「AAA」は実際にコンサートを見に行ってけっこう楽しめた。このあたりは(それぞれ傾向は違うけど)前世紀末のボーイ・バンドの残存物という感じがする。ジャニーズはよくわからないが、私の先入観ではボーイ・バンドそのもの。

これらに比べると、いまの(2009年以降の)DA PUMPは、ISSAという優れたヴォーカリストにバックアップ・ダンサーが付いた、コンテンポラリーな(ただしレトロ趣味の)R&B/Hip Hopアーティストに近いと感じられる。


残念ながら、公式サイトを見ていると、私のようなカジュアルなファンが気軽にライブの現場に足を運べるほどの活動レベルにないようだ。ただ最近では、ダンサーのKENZOが同じヴィジョンファクトリーからデビューした女性アイドル・グループ「Fairies」の世話をしているらしく、ISSAもこのグループのプロモーションに駆り出されているのを見かけた。


とまあ、男性アイドル・グループについて一度は書いておこうと思って。

ヘテロセクシャルの男としてはなかなか取っつきにくいジャンルではある。なかなか「見ているだけで心地よい」画面にはならないので、歌とかダンスとかに取っかかりがないと単純にライブ映像を見続けることができない。ただ、「AAA」のコンサートに行ったときには、周りの女性客たちの熱気にあてられて、瞬間的にせよグループの男性メンバーたちを「かっこいい」とか「かわいい」とか思ってしまったことは否定できない。内なる女性性が呼び起こされるというよりは、外から入ってきて憑依されるという感じで。

ライブ映像でそのように性的アイデンティティを超越する体験をすることは可能か? その1つのテストとして、Robbie Williamsが2003年のKnebworthコンサートで"Come Undone"を歌ったときの映像。1:30あたりから。

http://www.youtube.com/watch?v=qxn1MSCi0DI





これを見ると、私はステージに上げられた女性の方に感情移入してしまうのだが、他の人はどうだろう? もともとRobbie Williamsを歌手として好きだというのはあるんだけど。ちなみにこの人はサクラではなく、たまたまそこにいた、2児の母である27歳の女性(http://www.contactmusic.com/news-article/fan-shell-shocked-after-robbie-williams-kiss)。その哀しくも面白くもある後日談(http://debbysdaily.blogspot.com/2006/01/introducing-my-sister.html)。

ちなみにこのコンサートは3日間やったので、他に2バージョンある: http://www.youtube.com/watch?v=54kVz-OXC9ghttp://www.youtube.com/watch?v=dwfsmR35qS4


これらの頬を上気させた女性たちの心情と、モーニング娘。のコンサート会場で「さやし~」などと叫んでいる男性たちの心情のあいだに優劣をつけるべきではない、とは思うものの、ヘテロセクシャルの男性にとっては(まあそれに限らないだろうけれども)どうしても前者の方が受け入れやすい。というところに鍵があるのではないかな、と思う。

でもやっぱりどちらも感動的であるし、どちらも健全でないと言えば健全でない。

真野恵里菜コンサートツアー ~2011ハタチの乙女 801DAYS~ ライブDVD

行きたかったのに行けなかった真野恵里菜のコンサート・ツアー『2011ハタチの乙女 801DAYS』のライブ・ディスクが発売された(http://www.amazon.co.jp/dp/B005BUPTIM)のだが、これに『TOKYO IDOL FESTIVAL』(http://michishigefan.blog130.fc2.com/blog-entry-210.html)で一番強く印象に残った『ダレニモイワナイデ』が入っている。興味ある方はYouTubeへ(http://www.youtube.com/watch?v=roKpBAuxpKc)。

このコンサート・ツアーは5月28日に渋谷C. C. Lemonホールで2公演、6月11日にZepp Osakaで2公演行われたもので、DVDに収録されたのは渋谷の夜公演だと思われる。「801DAYS」とはデビューしてから渋谷公演前日までの日数を指している。デビュー作の『マノピアノ』から最新シングルの『My Days for You』まで、メドレー込みで21曲。

主要な被写体が1つだけというアドバンテージはあるにしても、カメラのオペレーションと編集がハロプロのいつものライブ・ディスクよりも格段と優れているように感じられる。本人のコンディションは7月25日の『カミスン!』のときほど神懸かってはいないが良好。


私はやはり『ダレニモイワナイデ』が一番好きだ。このマイクを回り込んでの意味不明な足技にはどきっとさせられる。アルバムの録音バージョンよりもこのライブ・バージョンの方がスリリングで聴いていて面白い。

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『マノピアノ』、『ラララ・ソソソ』、『乙女の祈り』と、初期のピアノ曲が続く。昔のようなピアノの発表会っぽさは薄れた。

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殺陣付きの『堕天使エリー』。いまはなきラジオ番組『MANO-DELI』の名物コーナーだったクイズを取り入れた怪曲。この曲をライブでやるという難題を見事にクリアした、という感じ。そういえば仮面ライダーの映画版に出演することが発表されたのだが、こういうことやるのだろうか。それともアクションは変身してからするのか。

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やはり『堕天使エリー』。ハロプロ・エッグのバックアップ・ダンサーたちをうまく使っている。

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左から高木紗友希、工藤遙、金子りえ、竹内朱莉、田辺奈菜美、勝田里奈の計6人。ここから8月14日に発表されたスマイレージ2期オーディション合格者2人(竹内朱莉、勝田里奈)を引いたのが『TIF』のときの4人だった。さらに9月29日に工藤遙がモーニング娘。10期メンバーになったわけで、豪華な面子である。他のところのアイドルもちょくちょく見るようになって、ハロプロ・エッグがよく訓練されていることに気づかされる。コレオグラファーとしてクレジットされているのは山城陽子。シングル曲にはすでに振りが付いているから、主にバックアップ・ダンサーの振りを付けたのだろうか。


『ラッキーオーラ』。この曲の導入部でもピアノを弾く。『TIF』ではこの衣装を着てきており、途中でジャケットを脱いで腰のくびれと腹筋を見せつけたときには観客席からどよめきが起きた。

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というわけで、『スマイレージ 2011 Limited Live 'S/mile Factory' DVD』に続いて、心安らかに見られるライブ・ディスクだった。

当たり前のことではあるが、ライブDVDに映りっぱなしであることに、ソロ歌手として活動していることの重大さを感じる。KANの曲や、中島卓偉による新曲『My Days For You』など、今後も長く歌い続けることができそうな良い持ち曲を与えられて、今後、女優としての活動に重点を置いていくのであればなおさら、恵まれた状況にいるのではなかろうかと思った。

とは言っても真野恵里菜だ。声は不安定だし、ピアノはリズムがおかしいし、相変わらず苦しそうに歌う。そういったことを諒解済みの人には、このDVDはいまの真野恵里菜の記録としてお薦めだ。

America's Best Dance Crew - リアリティ・ショウについて #13

前回の「ダンス・コンペティション番組 - リアリティ・ショウについて #12」からけっこう時が経ってしまった。最初に『So You Think You Can Dance』を取り上げるつもりで、少しは番組を見直しておこうなどと思っていたら、内容に飽きて先に進めなくなっていたのだ。というわけで『America's Best Dance Crew』で見切り発車することにした。

『America's Best Dance Crew』は、ヒップ・ホップのダンス・クルーのコンペティション番組である。タイトルに"Hip Hop"が入っていないから、どんなダンス・スタイルでもいいはずなのだが、MTVで放送されている視聴者投票番組だから他のスタイルのクルーはそんなに勝ち進めない。番組の審査方法などのフォーマットについては、前のエントリの内容も参照していただきたい。

三大ダンス・コンペティション番組の他の2つ(『SYTYCD』と『DwtS』)と大きく異なるのは、毎週与えられる課題のコレオグラフィーをダンス・クルー本人たちが担当するということだ(『SYTYCD』ではプロのコレオグラファー、『DwtS』ではコンテスタントと組んだプロのダンサーが担当する)。番組で勝ち抜いている間は、1分ほどのルーチンの課題が与えられてからコレオグラフィーを作ってそれを練習するというサイクルで、自由時間がほとんどなくなるほど厳しいらしく、体力面だけでなく心理面でのプレッシャーが大きい。ダンス・クルー単位でのコンペティションだから、各人のスキルだけでなくチームとしての結束力が重要である。

2008年から始まってシーズン6まで続き、すでにシーズン7をやることが決まっているこの番組ではあるが、実はかなり勢いが落ちてきている。とりあえずはシーズン1の優勝チーム"Jabbawockeez"(「ジャバウォキーズ」)の第1週から優勝が決まった第8週までのパフォーマンスの動画を紹介する。前の週に終わったポーズから始めるという趣向を取り入れたのはこのクルーだけだった。毎回異なる課題が与えられるので、いろんなタイプのダンスが入っている。カットの選び方・割り方がひどいが、シーズン2以降は若干改善された。


Weeks 1-7 (http://www.youtube.com/watch?v=jQG9XFKfp14




Weeks 7-8 (http://www.youtube.com/watch?v=fG2kXXugNxs




これはやっぱり素晴らしいと思う。そう思いませんか? しかし残念なことに、いままで6シーズンやってきて、これを超えるクルーが出てこない。


この番組はWorld Hip Hop Championshipというイベントのアメリカでのコーディネーターたちが作っている。で、シーズン1を作るときにすでにこのサークル内で有名だった"Jabbawockeez"に声を掛けたわけだが、これが事実上のベストのクルーだったという単純な話だ。

もちろんアメリカ各地のローカルなコミュニティに働きかけて、広くオーディションを行っているけれども、この番組のフォーマットそのものが特定のタイプのクルーに有利になるように作られている。このコンテストに参加するクルーは、毎週与えられる多様な課題を1分ていどの長さのルーチンにまとめて、放映に耐えられるようなレベルに仕上げるだけでなく、視聴者を飽きさせない目新しさを毎週提示できなくてはならない。何か一芸に特化したクルーが出てきても、多様な要求に応えられる柔軟性がなければ勝ち進めないわけだ。この条件を満たせるダンス・クルーのジャンルや傾向はあるていど決まっており、それにぴたりとはまるクルーの中で、"Jabbawockeez"はきわめて高性能だった、ということ。

具体的には、アイソレーション重視のフォーメーション指向のダンスができて、優れたコレオグラファーを作ることができ、Bboyのムーヴが得意なメンバーがいる、というような条件である。

過去にはスケーター、ロープ・ジャンピング、クロッギング、コントーショニストなどの変則的なジャンルのクルーが出演したが、その人たちはそのジャンル内では達人であっても、番組のフォーマットに合わせたルーチンを作り続けることができずに飽きられてしまう。

もっと可哀想なのは、曲がりなりにもヒップ・ホップやその周辺のストリート/ソーシャル・ダンス・シーンの人たち。たとえばクランピングの創始者Tight Eyezが率いるクルーが出たことがある(シーズン6の"Street Kingdom": http://www.youtube.com/watch?v=h28HBu7_CrM)。あるいはヴォーギングのクルー(シーズン4の"Vogue Evolution": http://www.youtube.com/watch?v=YXS0cVxyMuI)。こういう人たちは番組での露出そのものから大きな恩恵を受けるだろうけれども、番組に出演している間は、何か場違いなことをやっているという雰囲気がついて回る。


ヒップ・ホップのジャンル内でも、視聴者がらの支持を得やすいタイプというのはある。「西海岸のアジア系」である。西海岸で作られている番組だから、西海岸ベースのクルーが強いというのは当然なのだけれども、アジア人が強いというのは、上述の「アイソレーション重視のフォーメーション指向のダンス」と密接に関係していると思われる。アジア人はこういうのが得意なようなのだ。上で紹介した"Jabbawockeez"は、黒人が1人入っているものの圧倒的にアジア系が多い。シーズン3で優勝した"Quest Crew"は、この系統ではなくてBboyのクルーだが、日系人を含むアジア系が圧倒的多数であるだけでなく、日本生まれの「日本人」(Hokuto "Hok" Konishi)がいる。シーズン4で優勝した"We Are Heroes"は、英語の発音がおぼつかない日本人女性によって率いられていたポッピングのクルー。シーズン5の"Poreotix"はベトナム系とフィリピン系のアメリカ人から構成されるポッピングのクルー。

こんな具合だから、この番組はアジア系でないと圧倒的に不利であると言われる。なぜそうなのかというと、視聴者の好みがそうだからなわけだけれども、じゃあなぜ視聴者はこういうものを好むのだろうか。

いったい誰がMTVを見ているのか、という話で、実は白人中産階級のティーン・エージャーが大部分なのだ、ということはよく言われるし、いやそうでもないという話も聞くのだけれども、この『ABDC』に関して細かいプロファイリングが行われたという話は聞かない。ただ視聴率調査の結果から、12歳~34歳の層に強いことはわかっている。つまり、たぶん「アジアっぽいものはcoolだ」というような心情を持っている若者層が投票して、上に記したようなクルーを勝ち進ませているのだと思われる。


しかし、それ以上に重要だと思われるファクターがある。それは、見ているのが「中産階級」の「視聴者」である、ということだ。それはヒップ・ホップ・ダンスが鑑賞対象として商業化された、ということである。ダンスを供給する側から見ると、ダンサーは「スタジオ・ダンサー」になってきている。「ストリート・ダンス」などと呼んでいるけれども、実際にストリートで踊っている人はこんな場にはなかなか出てこられないし、出てきても、洗練されていないという理由で勝ち抜けない。

いくつかのジャンルの音楽を堕落させたMTVが、こうやって商業化されたヒップ・ホップ・ダンスのコンペティション番組を放映しているというのは暗示的である。


もちろん、この番組を見るこの私自身も中産階級に属していて、現実に上に書いたような好みを持ちがちなのだから、別に何も問題はない。だいたい日本の女性アイドル・グループのダンスを見て楽しんでいる人間が、何をいまさら「ストリート」だ、という話になる。ただ、ここにはもうちょっと探究に値する問題が潜んでいるように思う。

この項、続く予定。

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上に書いたシーズン3の優勝クルー"Quest Crew"の動画。

http://www.youtube.com/watch?v=8xFcsFChDAI



Bboyのクルーの割りにはシアトリカルな演出への意識がある。一番背の低い、奇妙な髪型をしていることが多い人が日本人のHokで、先に『SYTYCD』に出演していたこともあって大人気だ。


シーズン3の準優勝クルー"Beat Freaks"はBgirlのグループ。

http://www.youtube.com/watch?v=IYtBokzc0Dg



Gwen Stefaniの"Harajuku Girls"の一員で、2010年にPussycat Dollsに入った仲宗根梨乃がいる。この人だけでなく、メンバー全員がすでにダンサーとしてのキャリアを持っている人たちだった。


これらの動画を見るとわかると思うが、1人か2人、群を抜いて優れたダンサーがいたからどうなる、というようなコンペティションではない。個人のダンスの能力を競う『DwtS』や『SYTYCD』とは大きく異なり、ダンス・クルーのコレオグラフィーとパフォーマンスを競い合うことになる。

普通のコンペティションと比べると、ルーチンの組み立て方や時間の制限が厳しいこと、同業者ではなく一般視聴者を相手にしていること、したがって難度の高いムーヴの価値がそれほど高くなく、それをどう見せるかの方が重要になってくる、などの違いがあると思われる。

『ABDC』では視聴者の投票数が少なかった下位グループの中から、その週に追放されるクルーをジャッジが選ぶ(実際にはプロデューサーがすべて決めているらしいが)というエリミネーション方式を採用しているけれども、決勝戦は完全に視聴者投票によって決まるし、ジャッジも視聴者の好みを毎週毎週完全に無視することはしにくい。だから究極的には視聴者の投票行動によってだいたいの順位が決まるといって差し支えないと思う。

ハロプロ!TIME - 20111006 高橋愛卒業コンサート

2011年10月6日の『ハロプロ!TIME』は、9/299/30のモーニング娘。日本武道館公演の特集だった。

前半は、10期メンバーに対する合格通知から始まり、9/29のコンサートが終わるまでが取り上げられた。

『友』のリハーサル。黄色と茶色のブレスレットについては本人のブログに説明あり(http://gree.jp/michishige_sayumi/blog/entry/602350066)。ライブ中もずっと身に着けていたとのこと。

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まだ見ぬ10期メンバーについて語る。ステージ上で10期メンバー4人と対面して感想を訊かれたときの、予想が全部外れたので「私のお目当ての子はいなかったんですけど」という発言は、私の中の道重さゆみ爆弾発言集の上位にランクインした。誰が合格してもこう言うつもりだったのかなとも思ったが、本気で言ってる可能性も高そうに思えてくるのがこの人の凄いところである。

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今ツアーでは『この地球の平和を本気で願ってるんだよ!』を『彼と一緒にお店がしたい!』の衣装で歌った。逆にしていたらずいぶん印象が違ったはず。回替わりで衣装を替えるという趣向も面白かったのではないか。ただ私はこっちの方が気に入っているから文句はない。

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10期メンバーの佐藤優樹に「触りた~い」という発言。これまでの『ハロプロ!TIME』では年齢の割に大人びた印象があったが、実際は道重さゆみ好みの可愛いこどもだった。鞘師里保からさらに若い子に流れるのか?

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コンサートが終わって、10期メンバーと改めて対面する。メーキャップがいい感じに落ちてきている。

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後半は9/30の卒業セレモニーが中心。


高橋愛のソロ曲『自信持って 夢を持って 飛び立つから』のリハーサルの様子を見つめる。

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卒業セレモニーで何を言うかと訊かれて。これはオープニングの『Mr.Moonlight~愛のビッグバンド~』の衣装。

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卒業セレモニーでのスピーチ。これはアンコールでの衣装。

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最後の『涙ッチ』。高橋愛とこうやって並んで歌うのもこれが最後かもしれない。

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こうやってキャプチャ画面を並べると道重さゆみ中心の番組かと勘違いしそうだが、もちろんそうではない。

もろもろのタイミングからこうならざるをえなかったのだろうけれども、10期メンバーのコンテンツはもっと時間をとって、細かいところまで見せてくれてもよかったのではないかと思った。あとやっぱりボイスオーバーを含めて、編集が説明過多なのがもったいなかったかな。

吉川友の2枚目のシングル『ハピラピ~Sunrise~』

2011年10月5日に吉川友の2枚目のシングル『ハピラピ~Sunrise~』が発売されたのでメモとして。

吉川友については、5月のメジャー・デビューのときにエントリを書いた後は、夏のハロコンの前座で見たことに触れたっきりになっている。日本テレビの昼の番組『ヒルナンデス!』のレギュラー出演者という恵まれたスタートを切ったが、私はどうなっているのか知らない。

『ヤングタウン』にゲストとして何度も出演し、その破天荒なパーソナリティを共演者たちに印象づけているものの、彼女の暴走ぶりが番組ホストと噛み合ったときの異様な面白さはこの番組では出ていない。

ただ、9月10日の『ヤングタウン』では興味深いことが起こった。8期オーディションの話を振られた吉川友が動揺したのである(http://www.youtube.com/watch?v=KrnLzQQOTRw。どんな話をされても、どう冷やかされても、まったく感情的な思い入れをしていない感じで会話をつなぐ人という印象があったから、この反応は新鮮だった。


新曲『ハピラピ~Sunrise~』は上述の夏のハロコンですでに歌っていた曲。ミュージック・ビデオのメーキャップと衣装は劇的に改善された(http://www.youtube.com/watch?v=1cQd4bqPaDM)。




9月25日の『Melodix!』でこの新曲を披露しているのを見たが、音が多すぎてちゃんと歌えていないように聞こえた。

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この曲が主題歌となっている10月下旬に公開予定の映画『Cheerfu11y』には、主演の吉川友のほか、元ももクロの早見あかりや、ぱすぽ☆、キャナァーリ倶楽部、THEポッシボー、アップアップガールズのメンバーが出演している。ただトレイラー(http://www.youtube.com/watch?v=wow82PxIalo)は見に行く気を失わせるものだ。チアダンスを見るのはけっこう好きなので、その点でちゃんとしているなら見てみたいのだが。


ラジオで流れた初回限定版DのB面曲『Sweetie』が悪くない(http://www.youtube.com/watch?v=CqrqTV2v3u0)。他の2つのB面曲とともにライブで聴いてみたいとは思う。が、「ハピラピ体操」をやらされたら、と思うと怖くてイベントに行けない(http://www.youtube.com/watch?v=yq44GjvrGaU)。このような予約販促イベントをたくさんやったけれども、どうも前作のデビュー曲『きっかけはYOU!』を大きく下回る売り上げになりそうだ。

2011年10月10日 E-Girls SHOW (Dream / Happiness / FLOWER) ららぽーと柏の葉

2011年10月10日に、EXILEの芸能事務所LDHに所属するDream、Happiness、FLOWERの3グループから構成される「E-Girls」のライブ「E-Girls SHOW」を、ららぽーと柏の葉に見に行ってきた。私が見たのは15:00から始まる2回目のセッションで、40分弱の小規模なライブ。その後、FLOWERの新曲CD予約販促握手会があったようだが、私はそのまま帰った。

いずれも映像で見たことはあっても生で見るのは初めて。予備知識はほとんどなく、Wikipediaの記事を読んでも頭に入ってこない。ハロプロを知らない人にハロプロキッズとハロプロエッグの違いとかを説明しても無駄なんだということがよくわかる。まあしかし、私の理解している範囲でもの凄く大ざっぱにまとめておく。

Dreamは1999年から存在する歴史のあるアイドル・グループだが、グループ名も所属事務所も何度か変わっており、結成当初のメンバーもすでにいなくなっている。いまの事務所に移ってから、女性アイドル・グループからR&B風ダンス・ヴォーカル・グループに路線変更を行ったとのこと。

他方、HappinessとFLOWERは事務所経営のダンス・スクールEXPGの出身者から構成される生え抜きのグループで、両者の違いは、たぶん他にもいろいろあるんだろうけれども、Happinessは中学生の年齢層が中心、FLOWERは高校生の年齢層が中心で、この年齢の差に見合った違いが楽曲とパフォーマンスになんとなくある、ということだ。どちらも数名のシンガーにバックアップ・ダンサーが付いているという構成をとっている。


ライブは、最初に全員でダンス曲をやった後に、各グループが最新シングル曲を歌い、最後に全員で2曲、こんどはヴォーカル有りの曲をやって終了というあっさりしたものだった。観客は若い女性ばかりかと思いきや、意外にも男性客の姿も少なくない。ショッピング・モールでの無料イベントだから、ふりの客もいただろうが、それを除いても3割は男だったと思う。曲の途中の変な掛け声や動作がなく、演者から煽られたときにかわいく手を振るぐらい。女性ファンの「キャーキャー」といった歓声はあったものの、声を上げているのは最前列近くに陣取っているハードコアなファンだけだったようで、私のところまではそんなに聞こえてこなかった。一般人がアプローチしやすい、いい雰囲気のイベントだったと思う。


● Dream

今回最も強く印象に残ったのは、Dreamが予想以上にちゃんとしたパフォーマンスをやるグループだったことだ。

歌ったのは8月に配信限定でリリースした『Dreaming girls』という最新曲(CDは昨年の10月に出したものが最後。オリコン・ウィークリー34位だった)。YouTube上の音源(http://www.youtube.com/watch?v=8eILYxMR_0s)を聴くと「歌謡曲?」と思うかもしれないが、実際、このときのパフォーマンスはこの曲に見合った、尖ったところのない女性アイドル・グループみたいなものだった。曲調もダンスも9nineがやっていてもおかしくない感じ。もしかしたら再び路線変更をしようとしているのかもしれないが、私は事情を知らないのでよくわからない。

特に歌パートが多い人が2人ほどいるみたいだが(あまり自信なし)、メンバー5人とも踊りながらの歌が非常に安定していて、このブログに書いてきたアイドルのジャンルの中ではトップクラスだと思った。後半、E-Girls全体で歌うナンバーでも、主にDreamのメンバーがヴォーカルを担当しているようだった。

このときの印象を伝える動画を探してもなかなか見つからない。YouTube上にある最新のライブ映像は2010年5月に行われたライブ・ツアー『Road to dream』のもの、ということになりそうだ。その中から、たとえばこの『Get My Way』(http://www.youtube.com/watch?v=mfPFw5_inTs)。新生Dreamの1枚目シングルのB面曲の1つである。



上述のように、私が見たものはこれよりもずっと「アイドル」っぽい。歌とダンスだけでなく、衣装とメーキャップも、他の2グループに合わせているのか若々しいものだった(もちろん他の2グループよりも歳をとっていたけど「お姉さん」ていど)。


● HappinessとFLOWER

両グループとも、シンガーとダンサーを分けているのに、歌もダンスも上手ではなかった。会社が経営しているスクールからメンバーを選んでできたグループのはずなのになぜこうなるのか、これで精一杯なのか、(「成長の物語」のために)意図的にこんな感じにしているのか、私にはよくわからない。参考として、Happinessの最新シングルは『Wish』(http://www.youtube.com/watch?v=AouJc9nOueM)、FLOWERの最新シングルは『Still』(http://www.youtube.com/watch?v=-b_CU58frfA)。テレビ番組の映像は一般論としてあまり参考にならないけれども、ダンスの「洗練されていなさ」はこれで伝わるはず。


● 全員で踊る『渚のシンドバッド』

後半のE-Girls全員で踊るセクションで『渚のシンドバッド』をやったのが意外だったのだが、YouTubeでこんなものを見つけて、背後の事情は知らないながらも、なるほどなと思った(http://www.youtube.com/watch?v=fytojaQSOdU&t=2m50s)。みんないろいろと大変なんだな、と。

演者たちの吹っ切れていない感じが伝わってくるという点で、冬のハロコンの『三百六十五歩のマーチ』よりも辛かった。ただ、EXILEっぽいということではあるのかな。


● 全体の感想

率直に言って、「アイドル戦国時代」を論じるための材料として、EXILE系のグループを一気に片付けてしまおうという気持ちがあったことは否定できない。そんな中、Dreamは予想外の収穫で、ソロのコンサートがあったら行ってみたいと思った。

これまでこのブログで取り上げてきた女性アイドル・グループとは異なり、今回のE-Girls、特にHappinessとFLOWERは、女性ファンをターゲットにしているという点で、21世紀の欧米のガール・グループに似た位置づけにあると思われる。実際に見てみると、思っていたよりは「アイドル」っぽかったけれども、どちらかといえばガール・グループっぽいと言っていいだろう。で、そうなると私としてはどうしてもバーを上げてしまうというのはある。これについては別の機会に。

一つだけメモとして書いておきたいのは、不思議にも、典型的なアイドル・グループを見ているときよりもメンバーの容姿が気になったことだ。いや容姿というよりも年齢か。単純にこの手の曲をやるには若すぎるんじゃないかと思った。もちろん同年代または年下の少女から見たら大人っぽく見せようと背伸びしている様子が好ましいのかもしれない。要するに少女向けのグループだ、という当たり前の結論である。

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