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ジュンジュンと湖南料理

最近のエントリで中華料理の話を書いていたら懐かしくなってきたので、一度ジュンジュンのことを書いておこうと思った。

ジュンジュンと道重さゆみとの関わりといえば、私がモーニング娘。に関心を持ち始めたころにトークのネタとしてよく使われていた、髪型を巡る衝突が印象的だった。ジュンジュンがコンサートなどで自分と似た髪型をしているのが嫌で、泣きながらケンカをした、という類の話だ。私は当初、こういうのはプロレス的なショウなんだろうと思っていたのだが、その後、彼女は本当にやばい話をそのまま公の場で話してしまうことがしばしばあることを知った。この衝突もその1つだったことは、ジュンジュンの卒業が決まってから頻繁に口にされるようになった和解や後悔の話からはっきりした。

道重さゆみがジュンジュンをライバル視して敵愾心を抱いたのは自然の成り行きだと思う。2人にはモーニング娘。という括りの中でいくつかの共通点があった。それまでのモーニング娘。の中で「棲み分け」をして、自分のニッチを確立しようとしていた道重さゆみにとって、ジュンジュンは自分の領域に侵入してくる脅威だったろう。その脅威がよくわかる動画がこれ


Michishige-JunJun Fujiwara no Arigataito Omoe... 投稿者 V3rtIgO


2009年5月16日のテレビ東京の『FUJIWARAのありがたいと思えッ!!』。道重さゆみとジュンジュンが『しょうがない夢追い人』のプロモーションのために出演した回である。このとき日本に来て2年ちょっとしか経っていないジュンジュンは、こういう場での状況判断の力がすでに他のモーニング娘。メンバーのそれを超えている。偶然か必然か、8期の中国人2人はとても頭がよかったのだが、特にユーモアのセンスで似た面があるジュンジュンは、一緒にテレビやラジオの番組に出たときには道重さゆみと同じフィールドで競い合うことが多かった。


このビデオ・クリップに表れた、モーニング娘。におけるジュンジュンの典型的なあり方を象徴する場面が、10:30あたりにある。モーニング娘。の曲のイントロ・クイズで『抱いてHOLD ON ME!』が出題され、ジュンジュンが"hold on me"の部分を「英語として正しく」発音したときに、他の3人がそれを認識してくれなかった(ちなみに、2009年の夏にモーニング娘。がLAのAnime Expoに出演したとき、ステージ上でそれなりの内容のあるスピーチを英語で行ったのはジュンジュン1人だった(日本人っぽいアクセントが強かったけれども))。

彼女は(そしてリンリンも)来日してモーニング娘。のメンバーとして活動していくなかで、この手の経験を山ほどしたのではないかと思う。そして、リンリンが周囲に合わせていく術を学んだのに対し、ジュンジュンは最後まで牙を残し、特に卒業が決まってからは開き直ったように思えた。その開き直りがラジオ番組やコンサートでのトークなどの公の場で行われたため、彼女が直面していた障壁の性質もよく見えたのだった。それが具体的にどんなものだったかは、もう終わったことなのでここでは書かないけれども、9期メンバーの、特に鈴木香音や生田衣梨奈がいま直面している問題とちょっと似たところがある。


そういえば以前、DVD Magazineでの中華料理についてのクイズの話を紹介したが、上記のビデオ・クリップでは3:30あたりから「小籠包があまり好きじゃない」という発言をしている。個人の好みの話は別として、もしジュンジュンがもっと長く日本で活動できていたら、小籠包は上海で生まれ、もっぱら東の方で食べられている料理である、というような話にいつか繋げることができただろうか。

ジュンジュンの出身地である湖南地方の料理は、唐辛子の辛さに加えて酸味を効かせた味で知られ、一般に四川料理よりも辛いとされる。八大料理系統の1つであるにもかかわらず、日本で食べようと思うと選択肢があまりない。以下、東京近辺でジュンジュンに思いを馳せながら湖南料理を食べてみたいと思う人のための簡単なレストラン・ガイド:

● 新宿歌舞伎町の「湖南菜館」(http://r.tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13046679/)

東京にある店のなかでは最もオーセンティックだと思う。立地や外見からして入りにくいかもしれないが、店内は清潔でちゃんとしている。中野でのコンサート終わりとかの時間帯だと、予約して行った方がいいかもしれない。

● 横浜中華街の「福満園 別館」(http://r.tabelog.com/kanagawa/A1401/A140105/14011594/)

中華街で湖南料理を出している唯一の店とのこと。「福満園」にはいくつかの店舗があるが、湖南料理を出しているのはこの「別館」だけ。しかもこの店は四川料理も出しているので、注文するときに気をつけないとわざわざ横浜まで行く意味がない、とまでは言わないが、この店に行ってわざわざ麻婆豆腐とか頼んでもしかたがない。中華街は夜が早いが、この店は比較的遅くまで開いており、あのあたりの会場でのコンサート終わりに行っても大丈夫。


その他、新宿に本店がある「雪園」と、池袋東武デパートの上階にある「華湘」は、「日本に根を張った老舗」であり、上の2店と比べるとワイルドさに欠ける。そして東京近辺にはこれ以外に湖南料理プロパーのお店はなさそうだ。


ジュンジュンが『ハロー! チャンネル』で、「中国茶房8」というお店のために提供した料理は「湖南風青唐辛子の肉炒め」というものだった(http://www.sinjuku8.com/blog/2010/04/post-5.html)。中国語だと「辣椒炒肉」(Googleで画像検索)。



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Hello! Project 2011 SUMMER ~ ニッポンの未来は YEAH YEAH ライブ ~

2011年8月7日、中野サンプラザに夏のハロコンを見に行ってきた。朝の部のみ。このハロコンは例によって「YEAH YEAH ライブ」と「WOW WOWライブ」の2バージョンがあり、それぞれに回替わりのセクションがある。私が見たのは「YEAH YEAH ライブ」の方で、今回はこの1回で終わりにする予定。

土曜日に2公演やった後の、3公演あるうちの1公演目だから、エネルギー節約モードになっていたということもあるのだろうが、全体的にぴんと来なかった。

● 吉川友

冬のハロコンと同じく、吉川友が前座として出演した。新曲の『ハピラピ ~Sunrise~』はデビュー曲と同じく、音の多い、あまり印象に残らない曲。衣装とメーキャップがデビュー曲のときよりも控えめになっていて、私は好ましいと思った。相変わらずソロ歌手としての存在感がある。


● 真野恵里菜

今回最も強く印象に残ったのは真野恵里菜だった。これは、たまたま私が見た公演のセットリストで、彼女の出番が多かったということも効いている。固定部分に含まれている新曲の『My Days for You』と前作のB面『21世紀的恋愛事情』に加えて、リクエスト曲テーマ「パーティ」の『世界はサマー・パーティ』とリクエスト曲テーマ「元気」の『元気者で行こう!』が入って合計4つのソロ曲があった。さらに複数のグループで歌う曲があり、「ハロプロなんでもベスト3」のコーナーで「道に迷ってる人に親切そうな人は?」の2位に選ばれたこともあって、ステージ上で目立っている時間が一番長かったのではないだろうか。

恐ろしいのは、真野恵里菜がパフォーマンスの質という点でも他のグループを凌駕していると感じられたことだ。これはハロプロにとって決して喜ばしい事態ではない。

『カミスン!』でのパフォーマンスについて書いたときにも触れたが、新曲の『My Days for You』は凡庸だが楽曲として破綻なくちゃんとしていて、今回のようにエネルギー節約型のパフォーマンスが続くなかでは相対的に有利である、と思った。ハロプロの美点は、破綻している楽曲を勢いのあるライブ・パフォーマンスで無理矢理成り立たせるところにあるのだが、その勢いがないと悲惨なことになる。


● モーニング娘。の新曲『この地球の平和を本気で願ってるんだよ!』

モーニング娘。は光井愛佳と鞘師里保が怪我のため休養しており、7人での出演だった。9月14日発売予定の新曲『この地球の平和を本気で願ってるんだよ!』を初めてライブで見た。第一印象は、非常にキツいというもの。ラジオ番組でCDバージョンは聴いたときには、ライブでの勢いがあればなんとかなるかもと思ったけれども、今回の公演にはその勢いがなかった。高橋愛体制の最後のCDなのだから、これから秋のコンサートに向けてなんとかなってくれればいいのだが。


● モーニング娘。

これ以外にモーニング娘。が単独で歌ったのは『Only you』のみ。昆虫をモチーフにしたカラフルな衣装を着てのパフォーマンスで、シリアスさが薄くなっていた。それで良くなったかどうかは微妙なところだが、最初からおちゃらけた雰囲気の曲として作られていた方がよかったのかな、という気も少しした。

鈴木香音のダンスが変わっていなくてほっとした。ひな壇での雑な座り方が、お行儀のいいハロプロ・エッグと対照的で良い。生田衣梨奈はモーニング娘。内だけでなくハロプロ全体のなかで、1人、別のアイドル・グループのメンバーが紛れ込んできたみたいだ。新垣里沙は不健康に痩せており、高橋愛と田中れいなと譜久村聖は完全にチェックアウトしていた。


● ソロ曲

生田衣梨奈が『○○ がんばらなくてもええねんで』を棒立ちで歌った。好意的に解釈すれば、歌に集中したかったのだろう。特に上手というわけでもないが、素直に声が出ていて期待以上の好印象。

清水佐紀の『レモン色とミルクティ』は特筆に値することなし。新垣里沙の『The Party!』は、彼女の得意ではないタイプのゆっくりした曲だった。


● トーク

「ハロプロなんでもベスト3」で、「フリフリのパジャマを着てそうな人は?」というお題での1位が道重さゆみ、2位が嗣永桃子、3位が福田花音。この公演ではこれ以外にもトークの時間がいくつも取られていたが、このセグメントだけが、人前で演じるプロの仕事として成り立っていると思った。


● 全体曲

モーニング娘。以外のメンバーで歌う、このハロコンのために書き下ろされたという『負けるな わっしょい!』は、正月のハロコンでの『三百六十五歩のマーチ』を思い起こさせるひどい出来。オープニングの『LOVEマシーン』、最後の方の『ラヴ&ピィ~ス!』と『ALL FOR ONE & ONE FOR ALL!』も含めて、こういうものの品質管理をする人がいないという内情が透けて見える。


● 道重さゆみ

肝心の道重さゆみはコンディションが良さそうだった(この日のブログ・エントリ: http://gree.jp/michishige_sayumi/blog/entry/593105647)。


● 全体として

真野恵里菜がMVP。他に良かったのは吉川友、道重さゆみ、嗣永桃子、福田花音、生田衣梨奈。それ以外の要素は、特に初めの方の各グループが新曲を披露するセクションが不吉なほど駄目だった。

私は覚悟して行っているから別にいいんだけど、新規の客が来ていたとしたらもったいないな、と思う。私が行った朝公演は、追加公演だったためか、2Fは後ろ3列ほど残してほぼすべてファミリー席になっており、カジュアルなファンも少なくなかったはず。こういうチャンスをこそ活かすべきなのに。まあ、こういうものだからこそ、一般人にもチケットが入手しやすい状態になっている、という因果関係があるのだろうけれども。

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ダンス・コンペティション番組 - リアリティ・ショウについて #12

前回の「リアリティ・ショウについて #11」では、次はSurvivorの話をすると書いたのだが、ここで一度、ダンス・コンペティション番組を紹介しておこうと思う。これまで扱ってきた「投票」というトピックに関連するだけでなく、考えてみればダンスというテーマそのものがモーニング娘。や日本のアイドルと密接な関係を持っているからだ。


現在のアメリカの3大ダンス・コンペティション番組といえば、『Dancing with the Stars』(Wikipediaのエントリ、以下「DwtS」)、『So You Think You Can Dance』(Wikipediaのエントリ、以下「SYTYCD」)、『America's Best Dance Crew』(Wikipediaのエントリ、以下「ABDC」)の3つということになる。

DwtSはBBCの『Strictly Come Dancing』という番組のフォーマットをもとにした番組で、2005年からABCで放送され、2011年春のシーズン12が最新のシーズン。セレブリティとプロのダンサーが男女でペアを組んで行うボールルーム・ダンスのコンペティションである。世界の多くの国で作られて大成功を収めているが、日本では2006年に『シャル・ウィ・ダンス?~オールスター社交ダンス選手権~』(Wikipediaのエントリ)というタイトルで作られて、うまく行かなかったようだ。

SWTYCDは『American Idol』のプロデューサーが関わっている番組で、2005年からFOXで放送され、2011年のシーズン8が現在放送中。ソロ・ダンサーがボールルームからコンテンポラリーやヒップホップまでさまざまなジャンルのダンスを踊って競い合う。アメリカ以外の数国でも作られている。

ABDCは、2008年からMTVで放送されており、2011年春のシーズン6が最新シーズン。ヒップホップのダンス・クルー間でのコンペティションである。『American Idol』のジャッジを務めたRandy Jacksonがエグゼクティブ・プロデューサーを務めているが、これは単なる名義貸しというのがもっぱらの噂で、World Hip Hop Championshipのアメリカでのコーディネーターたちが作っているということらしい。

番組の「格」ということでいうとABCのお化け視聴率番組であるDwtSが圧倒的。SWTYCDはFOXの夏休みのニッチ番組で、ABDCはたかがMTVの番組である。この3つはダンスのジャンルが異なるので、うまく棲み分けができていると言えるのだが、出演者に重なりがある。SWTYCDの上位成績者がDwtSのプロ・ダンサーとして出演したり、クルーの一員としてABDCに出たりする。また2011年には、ABDCの優勝チームのリーダーがSWTYCDのオーディションを受けるという「逆転現象」が起こった。なお我々にとっては興味深いことに、この人は日本生まれの「日本人」である(アメリカで結婚しているので、実際の国籍がどちらなのかは知らないが)。American Idolなどの歌のコンペティション番組でアジア系がほとんど活躍できないのに対し、ダンス番組、特にヒップホップを扱うABDCではアジア人が非常に強く、生粋の「日本人」も何人か出演しているというのが面白い。


この3つの視聴者投票型番組は、前に紹介した『American Idol』とは異なり、コンテスタントのエリミネーションに視聴者の投票だけでなく「ジャッジ」の評価も反映されるという大きな特徴がある。なぜそうなっているのかというと、製作者の側が視聴者の評価を信用していない、ということに尽きるだろう。歌の場合は、基礎的なトレーニングを受けていない人であってもそれなりに歌えるのに対し、ダンスの場合は、毎週の課題をこなすためだけにもそれなりのスキルが必要になってくる。しかし視聴者は投票にあたって必ずしもスキルを最重視しないので、特にシーズンの初めのうちには、高いスキルを持っている人が「事故」で落ちてしまいかねない。そんな事態を避けるべく、SWTYCDとABDCは、視聴者投票で下位だった数グループから、ジャッジがその週に落ちるグループを1つ選ぶ、という方式をとっている。なおDwtSは、ジャッジ3人の評価と視聴者による投票の評価が50:50の重み付けで加算されるという方式なので、あまり露骨な操作ができないけれども、次に述べるようにDwtSは本質的にセレブリティの出演する人気投票番組なのでそれほど大きな問題にはならない。


前に『逃走中』について書いたエントリで、素人が競い合うものでないとゲーム・ショウは面白くならない、と書いた。芸能人が出演する形式だと、そのゲームに勝つことよりも、その番組に出ることによるパブリシティを重視してしまいかねない。とはいえ、英米にもセレブリティが出演するエリミネーション方式のリアリティ・ショウはたくさんある。DwtSはその中でも最もよく出来ていて、最も人気がある番組といっていいだろう。

勝ち続ければ2か月以上にわたって練習し、生放送で踊らなくてはならないため、ほんとうに忙しいセレブリティは出演できない。逆にいえば、早めに負けて脱落すればそれほどの負担にはならないわけで、優勝賞金よりも出演料の方がはるかに大きい契約形態であるため、最初から明らかに勝つ気がないまま出てくる人もいる。ただあまりの醜態をさらすと、パブリシティの面では逆効果になりかねない。その意味で、自らの身を人の目にさらすことでステータスを上げる、セレブリティとしての力量そのものが試される場であるとは言える。

セレブリティが出演する視聴者投票形式の番組の最大の問題点は、個々のコンテスタントが持っている既存のファン・ベースの大きさによって勝敗がほぼ決まってしまうことだ。たとえば2011年春のシーズン12では、ピッツバーグ・スティーラーズの現役フットボール選手であるHines Wardが優勝したのだが、ダンスの腕前ということでいえば3位に終わったディズニー・チャンネルのアイドルChelsea Kaneの方がはるかに上だった。彼女はミュージカル・シアターの経験もあったので、もともと公平な戦いではなかったのだが。いずれにせよ、あまりにも下手なので、ファンでさえもがそろそろ敗退した方が本人のためにもいいだろうと思って投票しなくなる、というようなケースを除けば、DwtSは本質的にセレブリティの人気投票の番組である。


そういうわけで、良いダンスを鑑賞したいと思っている人にとって、DwtSはぴったりの番組ではない。DwtSが扱っているボールルーム・ダンスのほんとうに優れたパフォーマンスを見たいのなら、それこそ世界的なコンペティションの中継番組を見ればよい。DwtSでは、ダンスの経験のないスポーツ選手や俳優のぎごちない踊りを見させられることになる。


それでも私はこの3つのダンス・コンペティション番組の中ではDwtSが一番好きである、というか、見応えのあるパフォーマンスを一番多く見られる番組である、と思っている。それは主に、主役であるセレブリティのサポート役として出演するプロのダンサーたちのおかげであるが、他にもいくつか要因があって、いろいろと考えさせられることが多い。以下、いくつか見るに値する動画を紹介し、細かい説明は後の回にまわすことにする。

Julianne HoughとDerek Houghの兄妹によるJive。どちらもプロのダンサーで、これはリザルト・ショーでのエキシビション。Julianne Houghの方はカントリー・シンガーとしてアルバムも出している。
http://www.youtube.com/watch?v=5JVLrmxAbpI



2011年春シーズンの優勝者Hines Wardと、オーストラリア出身のプロ・ダンサーKym Johnson。ダンスは3:50から。
http://www.youtube.com/watch?v=H8B_676rNAw&t=3m50s




2011年春シーズンで途中で敗退した俳優・ミュージシャンのRomeoと、SYTYCD出身のプロ・ダンサーChelsie Hightower。ダンスは2:00から。
http://www.youtube.com/watch?v=p3e_Ek_-Vcs&t=2m00s




やはり2011年春シーズンで途中で敗退した俳優Ralph Macchioと、ウクライナ出身のKarina Smirnoff。ダンスは2:00から。ちなみにこのRalph Macchioは『ベスト・キッド』("The Karate Kid")でミスター・ミヤギからカラテを教わる少年を演じていたあのラルフ・マッチオだ。
http://www.youtube.com/watch?v=4QBVRH_l4yU&t=2m00s




このブログにアイドル関連の文章を読みに来ている人にとって、この手のボールルーム・ダンスやパートナー・ダンスはあまり馴染みがないものかもしれないが、私にとってはこちらの方(さらにいうと後に紹介する予定のモダンやコンテンポラリーやヒップホップのダンス)が、日本独特の「アイドル・ダンス」と呼ぶべきものよりも先にあった。

これらのジャンルの中ではあったが、この種のリアリティ・ショウに触れていたために、技術的に不十分な踊りに対する耐性があるていどできあがっていたのだろう。しかしそれとは逆に、それほど上手でない人たちのダンスを大量に見てうんざりしたせいで、ある種のダメさに対する寛容さが失われた、とも思う。たとえば私はEXILEやその「妹分」であるHappinessのダンスが耐えられない。ダンス・パフォーマンスという点で、スマイレージはHappinessよりもずっとましだと本気で思っている。いやほんと、たとえばABDCの特に最近のシーズンを見れば、ソウルの入っていないヒップホップ・ダンスほど下らないものはない、と誰もが痛感するはずなのだ。

8月14日のハロコンでスマイレージの新メンバーを発表

私は行かなかったけれども、8月14日のハロコンでスマイレージのオーディションの結果が発表されることは気になっていた。結局、増員は5名で、そのうちハロプロ・エッグは2名。正規のメンバーとしてではなくトライアル期間が設けられること、合格者の年齢が全体的に低く、エッグ出身者の比率が高いこと、ステージ上でスカートを短く切るというパフォーマンスが行われたこと、4人体制の最後のシングル『有頂天LOVE』がものすごい特典商法をやってひどい売上げだったことなどなど、これ大丈夫なのかと思うような要素がたくさんあったけれども、ハロプロのやることについては深く考えてもしかたがないということを私も学んできたので、あまり考えないようにしている。

今回のオーディションは、『ハロプロ!TIME』で何度か紹介が行われただけでなく、ネット上でオーディションの様子がライブ配信されたりもしたのだが、私はほとんど見ていなかった。今日、合格者が決まった段階で、先週の『ハロプロ!TIME』で紹介された最終審査の模様を確認した次第。

3次審査である合宿審査に進んだハロプロ・エッグのメンバーは竹内朱莉、勝田里奈、宮本佳林の3人だった。勝田里奈は今回初めて認識したのだが、竹内朱莉と宮本佳林は新ミニモニ。で知っている。正月のハロコンでは強い印象を受けたものの、そのライブBlu-rayディスクを見て粗さが目立つという感想を持った。

結局、竹内と勝田が合格して宮本が落ちたわけだが、宮本がこの後、モーニング娘。の10期メンバーとして入ってくる、という結末が用意されているのであれば、これは意外性のない展開だといえるだろう。竹内は歌い方に強い「エッグ臭」がついていて、スマイレージ以外に行くところがなさそうだ。宮本に関しては、モーニング娘。的な歌とダンスに適応できるだろうかという不安はあるものの、うまく行けば貴重な戦力として期待できそうな気がする一方で、鞘師里保と被るという危惧もないわけではない。勝田についてはまだよくわからない。

この3人は、8月11日の『ハロプロ!TIME』の最後の歌審査のシーンで、勝田、宮本、竹内の順で紹介された。

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エッグ以外の合格者は中西香菜、小数賀芙由香、田村芽実の3名だった。このうち小数賀と中西は歌審査のシーンで歌詞を忘れて詰まるところと、終了後のインタビューの様子が映された。

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また、田村は「無能なスタッフ」の演出が行われた歌のグループ・レッスンのシーンで、リズムの取れなさが前日と変わっていないという理由で「マネージャーさーん 出してってくださーい」と言われるところが映された。

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3人の合格者以外にこの2つのシーンで大きく取り上げられたのは次の3人。

グループ・レッスンで排除され、歌詞も忘れたチャン・ダヨン。

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グループ・レッスンで排除された山賀香菜恵。

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歌詞を忘れ、最後のインタビューで涙を流す様子が映された宮崎由加。

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というわけで、この3人のうちの誰かがモーニング娘。の10期メンバーとして加入することになるのではないか、と予想する。今回のスマイレージ・オーディションの合格者の最年長は14歳の中西香菜で、上の3人がみなこれよりも年上だということはなかなか興味深い。


個人的には、スマイレージ2期にもモーニング娘。10期にも心躍らないのにちょっとびっくりしている。消費者にオーディションそのものへの関心を持たせたいのであれば、もうちょっとその見せ方に工夫が必要だと感じる。

その一方で、スマイレージが新メンバーを募集するということは、モーニング娘。の9期あるいは10期の加入よりもメディア上ではるかに効果的に宣伝された、という気はする。ここ数ヶ月、スマイレージが新曲のプロモーションのためにメディアに出るときに、和田彩花や福田花音が「自分たちもいきなりメンバー増員を知らされた」というエピソードを語ってきたのは、その語り方の巧妙さもあって、きわめて効果的なPRとなったのではないだろうか。まあそれだけに新曲『有頂天LOVE』があまり売れなかったのが深刻なわけだけれども。

考えてみれば、モーニング娘。にはもう長らく何かを語る「きっかけ」がない。3人卒業も9期加入も高橋卒業も10期オーディションも、いずれもメディアの関心を惹くだけのインパクトはなかった。これらよりもドリームモーニング娘。とスマイレージのもっとマイナーな活動の方がニュース・バリューがある、というのが現状のように思われる。

もっと重要なのは、ドリームモーニング娘。とスマイレージの場合は、メディア上に表れるそのあり方が、それぞれのグループの「本質」と言ったらいいのか、本来のあり方とでも言ったらいいのか、そういうものとそんなに隔たっていないということだ。テレビで見る、あるいはラジオで聴く彼女たちは、ライブ・パフォーマンスをやる彼女たちと連続している。

しかしモーニング娘。には、この点で大きなギャップがある。うーむ、これは私の側の思い入れが強すぎるということに過ぎないのだろうか。もうちょっと考えてみる必要があるな。

道重さゆみが好きなコンサート衣装

7月30日付のラジオ番組『今夜もうさちゃんピース』で、リスナーからの「これまでで一番気に入っているコンサート衣装はなにか?」という質問に、道重さゆみは「衣装はほんとうに大事」と答えた後に、こんなことを述べた。


動物の柄のやつが基本は好きで、『3,2,1 BREAKIN'OUT!』から始まるコンサートの衣装は全部好きなんですけど、それのオープニングが牛から始まるんですよ。牛柄で、牛の耳をつけて始まるやつも好きだし、あとたぶんそのコンサートだと思うんですけど、ヒョウ柄のヒョウのフードを被って『リゾナントブルー』とかを踊っているやつがあるんですけど、それもやっぱなんかヒョウのフードがすごくかわいいので好きだったんですけど。

あとは、うさ耳つけて、オープニングから、えっとうさ耳をつけて、ほんとに可愛いザ・コスプレという感じで、メイド喫茶にいてもおかしくないような可愛いかっこをしたのが好きなのと。

あとは、それはまあ私が好きそうじゃないですか。で、あとは意外にも私、なんのコンサートかちょっと忘れちゃったんですけど、『HOW DO YOU LIKE THIS JAPAN』の、アンコールでその曲を1曲目で歌っているやつがあるんですけど、そのときの衣装が大好きで、ジーパンなんですけど、ジーパンに、上はなんか普通に、???とまでは行かないけどけっこうラフな感じで、ちょっと汗とかかいたら胸元とかダルンダルンになるような生地の、ほんとになんかそんなにたぶん生地自体はそんなに高くないような普通のジーパンなんですけど、その見せ方がモーニング娘。ってかっこいいなっていうのが。

だから逆にさゆみはあまり凝ってない衣装の方が好きなのかもしれない。意外と、Tシャツ、ジーパンだけとか、バスツアーとかで簡単に揃えましたよ、というやつと、スカートぐらいの方が、なんか意外とライブ感があって好きですね。衣装ってなると、こっちもちゃんと見せたいみたいな感じで、髪型とかもセットして、みたいになるよりは、振り乱して、メンバーが、好き勝手踊って歌って、自分に酔いしれてる感じぐらいの自由さがある方が、私は衣装では好きですね。なので、その『HOW DO YOU』のときは、ジーパンっていうところが大きくて。なんか普段っぽいじゃないですか。普段の私たちがステージに立ったって感じがするので、それはほんとにお気に入りですね。


● 「『3,2,1 BREAKIN'OUT!』から始まるコンサート」とは、久住小春の最後のツアーだった2009年秋ツアー『ナインスマイル』(「ズ」は付かない)(http://www.youtube.com/watch?v=EO8callZtpQ)。この牛の衣装のかわいらしさは、バックステージ映像の方がわかりやすい(http://www.youtube.com/watch?v=6i4pNsXZCrc)。


右から2人目が道重さゆみ。『Twist and Shout』(http://www.youtube.com/watch?v=h6TIEkB4_F8&t=1m00s)ばりの「アーアーアーアーアー」の最初の「アー」を担当して最初に手を挙げる。

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複雑な衣装と髪型だ。この道重さゆみは、2010年に私が初めて生で見た道重さゆみと連続している。

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● ヒョウ柄のフードを被って『リゾンナントブルー』を歌ったのは、このコンサートではなくて、2009年春ツアー『プラチナ9 DISCO』だ(http://www.youtube.com/watch?v=mKD1rh3qIRQ)。私はこの前の曲『HOW DO YOU LIKE JAPAN』(http://www.youtube.com/watch?v=rt4xlubxThs)の方が好み。私がモーニング娘。を好きになるきっかけとなったライブ映像の1つだった。

「義理と人情の日本男児」。このコンサートでの道重さゆみは、まだ子供っぽい肉のつき方をしているようで、2009年秋バージョンとの質的な違いを感じる。

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『リゾナントブルー』。後列右側にいるのが道重さゆみ。彼女がアップになるのは最後の「ヘルミー」ぐらいだ。

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● オープニングからうさ耳を着けていたのは、2010年春ツアー『ピカッピカッ!』(http://www.youtube.com/watch?v=8GaqaSSO9zU)。このコンサートの衣装と基本的なセットリストは、フランスで開かれたJapan Expoでの公演でも使われた。ヨーロッパ人にはうさぎと月の関係についての文化的背景が理解しにくかったとも聞く。実際、うさぎという動物には性的なニュアンスがあるので、モーニング娘。がそのコスチュームで出てくるのには違和感を覚えた人もいるかもしれない。

『Moonlight night~月夜の晩だよ』。曲も歌もコレオグラフィーも素晴らしい、完成度の高いナンバーだった。

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「見よう見まねでLet's dance」。このコンサートでの道重さゆみは、容姿の面では絶好調だった。

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● アンコール1曲目で『HOW DO YOU LIKE JAPAN』(ちなみに曲のタイトルには"THIS"は付かない。歌詞には入っているけど)を歌ったのも、同じ2010年春ツアー『ピカッピカッ!』(http://www.youtube.com/watch?v=wqVbh3NRAKg)。この後の挨拶と、最後の『涙ッチ』(http://www.youtube.com/watch?v=mEw4OynCsiw")も同じ衣装だった。

最後のスピーチ。コンディションは良いが、少しヘロヘロ顔になっている。

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『涙ッチ』の最後のコーラス。この2曲の自由度の高いコレオグラフィーが、ラフな衣装とぴったりと合って、素晴らしいエンディングとなっていた。この衣装でカチっとしたフォーメーション重視の曲をやってもたぶんうまく行かない。

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私が気に入ったコンサート衣装

前回の「道重さゆみが好きなコンサート衣装」に続き、今回は、その他の、私の印象に残っているコンサート衣装を紹介する。


● 2009年秋『よみうりランドEAST LIVE』 (http://www.youtube.com/watch?v=AvmI9QG5J9g)

前回紹介した2010年春ツアーのアンコール衣装と似たカジュアルな路線が、屋外ステージでB面曲を歌うという開放的でリラックスした場面によく合っている。ハイヒールでなくスニーカーを履いているのが大きい。

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この日、道重さゆみは体調があまり良くなかったらしいけれども、ライブ映像や写真ではきれいに映っている。キャップがとても良い。

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● 2010年春『ピカッピカッ!』 シングル・メドレー (http://www.youtube.com/watch?v=Qah7ZHemBuw)

このコンサートのシングル・メドレーで着た、和式の着物っぽい衣装。手を挙げたときに裾が垂れるようになっているところなど、動きの激しいこのメドレーによくマッチしていた。

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体のプロポーションが強調される衣装で、必ずしもメンバー全員に合っていたとは言えないが、道重さゆみにはよく似合っていた。この映像に残っている姿も含めて、コンディションの良いときには「人形のように」美しかったものだ。

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● 2011年冬ハロコン『I'm Lucky girl』 (http://www.youtube.com/watch?v=-ZFUv_r09U8)

道重さゆみのお勧め動画としても紹介したこのナンバーは、余計な注釈なしで世界に持って行ける大傑作だ。この衣装は5人それぞれを美しく見せており、おそらくこのツアーでのこの1曲のためだけに作られたものであるのがもったいない。

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歌い終わって、整列した様子。たぶん典型的な「日本のアイドル」からは逸脱しているのだろうけれども、このシックなドレスの大人っぽさに負けないパフォーマンスができているのが素晴らしい。

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9期メンバーが合流してのトーク。しっかりした肩から腰までのラインが美しい。アクセサリーのない髪の、ダンスでの乱れ具合もとても良かった。

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20110821 『24時間テレビ』に出演

8月21日の『24時間テレビ』にモーニング娘。がドリームモーニング娘。と一緒に出演した(http://gree.jp/michishige_sayumi/blog/entry/595541806)。事前の予告がなかったため録画できず、ネットの力を借りて見るしかなかった。出番は4分弱。まずドリームモーニング娘。が『LOVEマシーン』を、モーニング娘。が『恋愛レボリューション21』を、最後に全員で『でっかい宇宙に愛がある』を歌った。

ドリームモーニング娘。の春ツアーを見に行ったときの感想にも書いたことだが、ドリームモーニング娘。がこれらの曲を歌っているのを見ると、「本物」の、しかし「私が好きにならなかったモーニング娘。」がいる、と感じる。

その逆に、いまのモーニング娘。が歌うこれらの曲はどうしても「借り物」のように感じる。2010年春ツアーのメドレーの一部としてやった『LOVEマシーン』を例外として、私が生で見た他のパフォーマンスは、ハロコンで他グループと一緒にやったものも含めてあまりうまく行っている感じがしなかった。

私自身はちゃんと追いかけていないので実感はないのだが、最近のKing Crimsonがたとえば"21th Century Schizoid Man"を演奏すると、技術と精度が上がりすぎたせいでごく普通の曲に聞こえて面白みがない、という話を聞いたことがある。まさかモーニング娘。とKing Crimsonを同じ次元のものとして比較する積もりはないけれども、似た点はあるかもしれない。いややっぱりこれは比喩としては誤解を招くだろうな。


今回のテレビ出演を見て改めて思ったのは、この3曲の振り付けはテレビ向けに作られているということ、そしてテレビでの映り方に関しては現役のモーニング娘。よりもドリームモーニング娘。のメンバーたちの方が慣れている、ということだった。これは各人のキャリアを考えると仕方のないことで、特に9期メンバーはこういう「華やかなテレビ番組」でパフォーマンスを行うのは初めてといっていい。私としては必然的に、9期メンバーにとっての晴れ舞台という意識を持ちながら見ることになった。

今回の曲はいずれも春ツアーのセットリストに組み込まれていた(『でっかい宇宙に愛がある』はアンコール1曲目だったが、『Only you』に差し替えられたためライブ・ディスクには入っていない)から、準備はできている。

この『恋愛レボリューション21』は、一般的な視聴者は「誰?」と思ったかもしれないが、一定のクオリティを維持しながらもフレッシュであるという漠然とした印象は与えたのではないだろうか。9期メンバーの3人は、見ていて居心地が悪くなるというようなことはなく、期待以上にしっかりしていた。なお、6人しかいない点については後述。

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『でっかい宇宙に愛がある』では、ドリームモーニング娘。とモーニング娘。が別々に歌った後に、各グループから1人ずつのペアに分かれるという演出。藤本美貴が単独でセンターの位置におり、道重さゆみは石川梨華と組んだ。このブログ・エントリ(http://gree.jp/michishige_sayumi/blog/entry/595579665)の「エコモニ。」とはこのことを指している。

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譜久村聖は曲目のせいかバックダンサーっぽさがちょっと戻っていたが、こういう場ではかえって動きが大きいのがよかったかもしれない。『でっかい宇宙に愛がある』の現モーニング娘。が歌うパートでやたらよく聞こえるフラットに音を外し気味の声は、この人の声だろうか。

生田衣梨奈は相変わらずコントロールできてない感じの笑顔が印象的だが、カメラは一瞬だけ真顔を捉えた。誰かに気に入られたのか、9期の他の2人にはそもそもこのサイズのショットが一つもない。

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パフォーマンスの終了後、最後まで客席に向かって手を振り続ける。

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鈴木香音は相変わらず豆タンク。今回の2曲には『Only you』のように目を覆いたくなる動きはないものの、やはり一人だけこどもが混じったようだ。最後の方では吉澤ひとみと矢口真里に挟まれて笑える図となった。


肝心の道重さゆみは、コンディションがよかったようだ。この前に、石川梨華の後ろからひょこひょこ顔を出すところはなかなか印象的だった。動きが激しすぎてきれいにキャプチャできないのが残念。

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この日、光井愛佳と鞘師里保は故障のため休養中(http://michishigefan.blog130.fc2.com/blog-entry-199.html)だったのだが、これに加えて田中れいながいなかった。現時点で理由は不明。なおドリームモーニング娘。の方は、中澤裕子、安倍なつみ、保田圭の3人がいずれも舞台の仕事のために不在だった。

ハロプロ!TIME - 20110818 夏ハロコン

前週の『ハロプロ!TIME』ではスマイレージのオーディション特集がまだ続くような予告をしていたが、8月18日の『ハロプロ!TIME』は、スマイレージ新メンバーのお披露目前後の様子を紹介した後は、夏のハロコンとその舞台裏を紹介する内容となった。スマイレージについては別エントリで扱うことにして、このエントリでは道重さゆみを中心に。撮影が行われたのは、いずれもスマイレージの新メンバーが発表された最終日、8月14日だと思われる。

新曲『この地球の平和を本気で願ってるんだよ!』。当日のブログ・エントリ(http://gree.jp/michishige_sayumi/blog/entry/594513239)によると、体調が悪く、顔が痒いために、ずっと前髪をこのように上げていたとのこと。

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『恋愛レボリューション21』での「オールトゥギャザーナウ」。ファンとしては毎回緊張するところである。

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最後の共演ということで感極まった前田憂佳が高橋愛とハグをする。このとき、体調の悪さと消耗が露わになっていた道重さゆみの表情が、一瞬さらにこわばった、ような気がしたのでキャプチャしてみた。田中れいなの邪心も屈託もない笑みとは対照的である。

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体調は前日から非常に悪かったようで(http://gree.jp/michishige_sayumi/blog/entry/594375650)、ライブDVD用のカメラがこの日に入っていたのであれば、今回のハロコンのライブ映像はあまり期待できないのかも。ちなみに、その前の週に私が見に行ったとき(http://michishigefan.blog130.fc2.com/blog-entry-201.html)にはコンディション良好だった。


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ところで後半の舞台裏映像は、ハロコンの司会を務めるシャ乱Qのまことが担当する「まことカメラ」と銘打たれていた。嗣永桃子と真野恵里菜のトークに生田衣梨奈が入り、そこに高橋愛が通りかかるシーンで、一瞬カメラが左に振れて、スタッフが持っているスケッチブックが画面に入った。

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何が書かれているのか興味をひかれたので、拡大+回転してみたら、「最近ハマっている一発ギャグ モノマネは?」とあった。

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結局、一発ギャグもモノマネも1つも放送では使われなかったのは不幸中の幸いではあるが、この「~カメラ」の後ろに何人ものスタッフがくっついているという事態が、この『ハロプロ!TIME』のコンセプトを中途半端なものにしている気がする。まあ今回のこれは普通の舞台裏映像であり、まことも言ってみればスタッフの一員であるからそんなにおかしなことにはなっていない。それでも、画面左端に別のビデオ・カメラをかついでいるスタッフが映り込んでしまったのは弁護のしようのない大失態ではある。

タレントがカメラを持ってあちこち映しながら入っていった料理店の個室に、固定カメラが何台も置かれているというようなのは、置かれていること自体はロジスティックスの事情として仕方がないとしても、それらのカメラで撮られた映像が、主観カメラの映像とごっちゃにされてつなぎ合わされると、見ている方はなんだか気持ち悪い。鈴木香音がPV撮影の模様を紹介する鈴木TIMEについての感想で書いた、スタッフが撮った映像が途中に紛れ込んでいることの問題もこれと同じ。

2011年8月23日、東京女子流 『TGS SPECIAL LIVE Discography』 横浜BLITZ

8月23日、横浜BLITZで行われたエイベックス所属のアイドル・グループ「東京女子流」のライブに行ってきた。先月のぱすぽ☆のライブに続く、「アイドル戦国時代」への関心からの周辺領域の探索のつもりである。

東京女子流は昨年5月の『MUSIC JAPAN アイドル大集合』にモーニング娘。とともに出ていた。このとき出演していたグループは、アイドリング!!!、AKB48、スマイレージ、バニラビーンズ、ももいろクローバーと合わせて7グループ。あれから1年強が経ったいまも、勢力図はそれほど変わっていなさそうで(モーニング娘。が下がり、ももいろクローバーが上がったぐらい)、東京女子流はずっとブレイクのないまま地道な活動を続けているという印象がある。

今回のライブは「LIVE Discography」と題して、これまでの持ち曲全16曲を歌うというもので、初めて行くライブとしては好適だった。単独ライブでこの規模の会場を使うのはこれが初めてだと思われる。8月24日にリリースされる新曲『Limited addiction/We Will Win! -ココロのバトンでポ・ポンのポ~ン☆-』をHMVの店舗か会場で買うと入場券がついてくるという仕組み。


● 2階席と1階後方の段になっているところを閉鎖して、フロア部分が満員だったから、800人ぐらい入ったのだろうか。観客が大人しかったのが印象的。女性客と若年層が少ない

● 東京女子流の最近2作のミュージック・ビデオ(『鼓動の秘密』『Limited addiction』)はアーツィーな感じに作り込んでいるわけだが、このグループのライブ映像には一貫してちょっと違う感触がある。私が一番気に入っているのは、昨年11月の『ヒマワリと星屑』の発売記念イベントの映像(http://www.youtube.com/watch?v=t2GFfxkvatM)。正統派の禁欲的なダンス・ヴォーカル・グループだ。しかし、他の映像を漁っていくと、このビデオの1:50あたりから始まる2曲目のダメさが象徴するように、『ヒマワリと星屑』のこのパフォーマンスのこの映像がベストの出来のように思えてくる。

● 今回ライブで16曲を見ても、全体的な印象に大きな変化はなかった。ダンスは若いゆえに「頑張ってこなしている」という感じがにじみ出ているし、曲のタイプとコレオグラフィーにバリエーションが少ないために、同じようなものを延々と見せられている気がしてくる。しかし、ライブのアドバンテージもあった。まず、音響のせいで歌のスキルのばらつきがそんなに気にならない。また、「発表会」臭がするにしても、そんなに長くない休憩を1回挟んだだけで、力のこもったパフォーマンスを次々と繰り出されると、さすがにその体力と集中力に心を動かされた。今回のライブのハードな構成に、東京女子流の能力の高さをショウケースするという目的があったのだとしたら、それは成功していたと思う。


以下に紹介するのは、『ヒマワリと星屑』をフルに歌っている、2011年2月のライブ映像。4:30あたりまで。



ユニゾン部分は「被せ」をやっているようだけれども、ソロのところは完全に生でやっているようで、上に書いたようにライブだとそんなに目立たないとはいえ、派手に外すことも多々あった。

横浜BLITZはこの会場よりもずっと大きいが、広いステージをうまく使えていたという感じはしなかった。そもそものコレオグラフィーが、上の映像にあるような規模のステージに合わせて作られている。逆に言うと、これだけ小さい空間でも自分たちの持ち味をフルに出せる力がある、ということにもなるのだが。

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志は高いが未完成である。そしてこのスタイルだと、日本のアイドルのジャンルのものとは異なり、未完成さそのものを楽しむということは難しい。5年後ぐらいに完成度が上がったところでどうなるのかを見てみたいという気はするが、そのときまでこのやり方でやっていけるのかどうか。などなど、ぱすぽ☆と同様に、熱狂的な支持はしにくいが、今後どうなっていくのか気になる存在ではある。

一つ希望を述べるとすると、DVDクオリティのライブ映像を一式作って(あるいはライブDVDを作って)、その映像をYouTubeにアップロードし、検索に引っかかるようにしておくのがいいと思う。私はかなり前から定期的にYouTubeで映像を見ているのだけれども、部外者に最初に見てもらう映像としては質が低すぎるライブ映像が多くヒットしてしまうという問題と、曲のタイトルでの検索では出てこない映像がけっこうあるという問題がある。いいライブ映像をアクセスしやすい状態で提供しておけば、このジャンルでパフォーマンスの質を求めている人たちの関心を惹くことができるのではなかろうか。

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2011年8月27日~28日、『TOKYO IDOL FESTIVAL 2011』 #1

8月27日と28日、お台場のフジテレビ湾岸スタジオで行われた『TOKYO IDOL FESTIVAL 2011』(http://www.idolfes.com/2011/)に行ってきた。「アイドル戦国時代」への関心からの周辺領域の探索のつもりである。去年、このイベントが初めて開催されたときには行ってみようなんて思いもしなかったわけで、あれから1年が経って私もこのジャンルにかなり慣れてきたものだと思う。

タイムテーブル(http://www.idolfes.com/2011/timetable/)にあるように、57組396人の女性アイドルが合計8つのエリアで朝から晩まで何かをやっており、他にグッズ販売や握手会もあって、こういうのが好きな人にはたまらないイベントだったはず。基本的にステージ・パフォーマンスに興味がある私は、メインの「HOT STAGE」を中心に、生で見たことのないグループのライブを見て回ろうかなと思っていた。ところが、初日のぱすぽ☆の時刻に行ってみたら会場前に列ができていて、結局終演まで入ることができなかった。そういうわけで、一度外に出てしまうとお目当てのグループの時刻に再び入れるかどうかわからないという不安から、私はそのあとずっと、また翌日も、「HOT STAGE」に居続けることになった。

27日には東京女子流(13:15開演)、YGA、さくら学院、アイドリング、9nine、SUPER☆GiRLS、バニラビーンズ、真野恵里菜(20:45終演)を、28日にはバニラビーンズ(14:30開演)、AeLL.、ぱすぽ☆、東京女子流、THE ポッシボー、アイドリング(19:15終演)と、計13時間にわたって11グループによる14ステージを見たことになる。いろいろ見るという目的を達成して大満足ではあるものの、しばらくのあいだはスタンディングのライブには行きたくない。各グループの持ち時間は30分~1時間。このクラスのアイドル・グループにとっては、本人たちにとっても観客にとってもちょうどいい長さだったのではないかと思う。

以下、私が見た順番で感想を。


● 東京女子流 (Wikipediaエントリ公式サイト)

東京女子流はエイベックス所属の5人組グループ。8月23日に横浜BLITZでのイベントを見に行ったばかりなのに、今回のTIFでは2ステージ分見て、すっかりリピーター気分だ。ついに左から2番目の人と右から2番目の人を見分けられるようになった。

このグループのソウル/ファンク路線の曲は聴いていて気持ちよく、私の好みではある。しかしTIFという場ではやはり場違いな音楽に聞こえ、アイドル・ブームという文脈の中で劣勢に立たされているのも仕方ないのかな、と思った。今回のセットリストはそれでもアイドルっぽい曲を中心にしていたようにも思えたのだが、東京女子流のアイドル路線は中途半端なチアガールという感じで少し居心地が悪い。例として『頑張って いつだって 信じてる』のライブ・バージョン(http://www.youtube.com/watch?v=xSuOZ6HzEck)。こういうのと、たとえば新曲の『Limited addiction』を同じステージでやって、両方に説得力を持たせられるだけの熟練度がまだない。また、アイドル路線の方はコレオグラフィーのせいで素人っぽさが露わになるのが、このグループの(私の抱いている)イメージに合わないと感じる。

この夏の東京女子流はイベント詰め込みすぎのオーバーワークもいいところで、特に一番左にいるメイン・ヴォーカリスト、小西彩乃の声の調子がよくなさそうだった。歌のスキルという点では今回見た中では間違いなくトップクラス。この人の能力(と声の調子の悪さ)を示すライブ映像の例として、7/18の『Limited addiction』(http://www.youtube.com/watch?v=m26unZazXBE)。

ダンスや身のこなしを含めた総合力では、センターの新井ひとみが群を抜いている。上の映像では小西彩乃の後にパートがある人。この年齢(たぶんモーニング娘。の鞘師里保・鈴木香音と同学年)であの確信に満ちた立ち振る舞いは凄い。


全体としての感想は、前に書いたこととそれほど変わらない。うまく成長していけば5年後ぐらいにはとてもいいグループになっていそうだが、そこまで保つのかわからないし、Jpopのマーケット内にその完成形のニッチがあるのかどうか私にはわからない。という意味で、「将来性がある」と断言していいのかわからない不思議な存在だ。この脆さ、儚さに、このグループのアイドルっぽさがあるのだろうか。



● YGA (Wikipediaのエントリ公式サイト)

YGAは吉本興業所属の10人組グループ。アイドリングとしばしば共演しているため、映像ではけっこう見ているが、生で見たのはこれが初めて。当初はお笑い路線だったけれども、いつの間にか普通のアイドル・グループになっていた。

このグループは歌やダンスを見せることを主目的としていないようで、私の興味の対象外だった。ライブ映像の例として、たとえばこれ: http://www.youtube.com/watch?v=WfWMsyafW1A



● さくら学院 (Wikipediaのエントリ公式サイト)

さくら学院はアミューズ所属の12人組グループ。私は、名前を聞いたことがあるていどで、ほぼ何も知らなかった。

歌は口パク、ダンスはお遊戯といった感じ。このグループ自体でパフォーマンスをどうこうするという趣旨ではなく、事務所のタレント養成のプラットフォームみたいな位置づけなのだろう。私の興味の対象外だった。



● アイドリング (Wikipediaのエントリ公式サイト)

アイドリングは複数の芸能事務所のタレントから構成される20人組グループ。

アイドリングについては前に書いたことがある(「「アイドリング!!!」について」「私がiPodに入れて持ち出しているアイドリング!!!の曲」)。かなりのファンなのにライブを見るのはこれが2回目。最初に見たのは昨年5月の8thライブだった。

今回は27日と28日の2ステージを見た。セットリストを一部変えており、どちらの回も見応えがあった。そういえばこのTIFの初日は、4月に「家庭の事情」で活動を休止していた後藤郁が復帰し、久しぶりに20人でのライブを行った記念すべき日だった。私はファンだからこんなもの(http://www.youtube.com/watch?v=R7mlxHbXUlA)を見て感動している。


前にも書いたようにアイドリングの強みは決してステージ・パフォーマンスにはないのだが、TIFという場で見ると、タレントとしての活動とステージ・パフォーマーとしての活動のバランスがうまく取れていると感じる。こういうグループがホストを務めているからこそ、幅の広いグループが参加できるフェスティバルになっている、というのはたぶんある。

今回のTIFでは、メイン・ステージ以外のステージでも個々のメンバーが活躍していたようだ。特に遠藤舞は主演映画『コネコノキモチ』の主題歌『空の木』を披露したとのことで、聴けなかったのが残念。



● 9nine (Wikipediaのエントリ公式サイト)

9nine(「ナイン」)はレプロエンタテインメント所属の5人組グループ。アイドリングの菊地亜美と大川藍が同じ事務所に所属しているため、彼女らの活動経由で9nineのメンバーのことは多少知っていたけれども、パフォーマンスを生で見るのはこれが初めてだった。

このグループは昨年の9月にメンバーを大幅に入れ替えて、「パフォーマンスガールズユニット」を自称するようになった。それまでの「アイドル・グループ」のラベルを捨てて、歌とダンスに重点を置いたグループになったということだが、その割りにはライブ活動をあまりやっておらず、個々人のタレントとしての活動の方が目立つという状況にある。

今回のライブは率直に言って良くなかった。その問題点が見える映像が、リニューアル後の第一シングル『Cross Over』のライブ映像(http://www.youtube.com/watch?v=S6wqVcb7QOI)。コレオグラフィーのせいでヘッドセットも胸郭も安定せず、歌が非常に不安定になる。また全体的にダンスが楽曲の流れとマッチしておらず、なんでいまここでこんな動きをしているのかと疑問を抱く局面が散見された。

個々のメンバーのポテンシャルは高いから、これは歯がゆい事態ではある。リニューアルの際に新規に加入した吉井香奈恵と村田寛奈は、それぞれ歌とダンスの即戦力として採ったことがよくわかるくらいに上手いし、残留組の3人もそれぞれ生き残っただけのことはある。しかし、新曲の『夏 wanna say love U』(http://www.youtube.com/watch?v=HQGWiRvO-6E)では声へのエフェクトを多用していて、ヴォーカル面でのアドバンテージは失われている。

このグループが今後もヘッドセットを使ったダンスを踊り、声にエフェクトを掛けるような曲を歌うのであれば、私の興味の対象からは外れていきそうだ。


ところでそういうのとまったく関係なく、今回のライブを見て一番印象に残ったのは、川島海荷の美しさだった。顔立ちの綺麗さだけではなく、身体のプロポーションと姿勢と動きが何かまったく別の次元にあって、久しぶりに容姿だけから視覚的衝撃を受けた(後述するが、今回のTIFでは他にTHE ポッシボーの岡田ロビン翔子にも驚かされた)。これについてはどう考えていいのか自分でもよくわからない。ネット上で画像や映像を見ても、あそこまでの美しさはまだ発見できていない。ということは、川島海荷という人の本分はステージ・パフォーマーというフィールドにあるのだろうか?


この項、続く。
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