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スマイレージの新メンバーを募集

5月29日のスマイレージ1周年記念イベントで、メンバーたちにもサプライズの形で新メンバー・オーディションの発表があった(http://www.youtube.com/watch?v=r7FrrpIz2RU)。たしかにメジャー・デビューが発表されたときに人数の増減があるという旨の発言はあったわけだが、このタイミングでとなるとけっこう驚いたことは否定できない。しかし、デビューから一年経って、CDの売り上げや興行動員など、コアなファンの数を示す指標が好調とは言い難い状況のなかで、このままだとじり貧になるのは目に見えていた。それほど強い思い入れはないが、もうちょっと見ていたいと思う私のような立ち位置の人間にとっては、ありがたいてこ入れだと感じる。

それにしても、上記動画の1:15頃から始まる、ステージ上での発表の様子を収めた映像は、モーニング娘。10期メンバー・オーディションの発表よりもずっとよく出来ている。これは5月19日の『ハロプロ! TIME』)で放映された旧メンバーに対する発表の様子も含めて。リアリティ・ショウの愛好者として思うに、こういうのの鍵は、「編集を最小限にとどめる」のは大前提として、「メッセンジャーがバカに見える」、「ニュースを受け取る側がメッセンジャーを信用していないことが露わになる」というところにある。スマイレージのサプライズ発表はこの2点をちゃんと満たしている。これに対し、モーニング娘。のケースでは、9期メンバーはまだ十分にポジションが確立されていなかったし、旧メンバーに通知を行うお偉いさんを相対化することができなかった。そのこと自体は興味深いのだけれども、カジュアルなファンを惹きつける力は弱い。ああやって拍手する高橋愛の姿を見て彼女のファンが増えるか、という単純な話である。

5月30日夕方の時点で上記動画の再生回数は17,894。高評価が226人に対して、低評価が155人と、この手の動画にしては感情的な否定的反応をした人の割合が高いことが、この仕掛けがうまく行ったことを示している。再生回数自体がそんなに多くないけれども、これは後々振り返られる映像になるだろう。


彼女たちのステージ上での振る舞いを見ていると、ハロプロ内ではたしかにスマイレージはこういうのに適任である、と感じる。ヴォーカル指向のグループとしての面を気に入っていた私にとってはちょっと残念なことになりそうな予感もないわけではないが、スマイレージの楽曲はこれで寿命が延びたということでありがたく思うことにしよう。
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2011年冬のハロコンのBlu-rayディスク

DVD、ときにはVHS画質の映像をよく見る、別リージョンのDVDがたくさんある、などの理由で、自宅ではいまだにソニーのハイビジョン・ブラウン管+DVDの環境になっており、これまでBlu-rayディスクを買ったことがなかった。

ところで、4月に発売された2011年冬のハロコン「歓迎新鮮まつり」のライブDVDには決定的な欠陥があった。なんと道重さゆみのソロ・パフォーマンスが入っていないのである(本人の嘆き: http://gree.jp/michishige_sayumi/blog/entry/569392705)。しかたなく1か月遅れの「完全版」Blu-rayディスクを買った。

再生機はD4端子で接続されたPS3だから理想的な環境とは言えないが、画質がいいとそれだけでなんとなく見ていられる。これはまだ目が慣れていないからだろうか。ハロプロの映像ソフトがBlu-rayでも売り出されるようになったのは、おそらく2010年冬のハロコン「歌超風月」からなので、それ以降のモーニング娘。関連は一通り買い直すだろうし、プラズマ・テレビも近いうちに買いそう。


それはともかく、この「歓迎新鮮まつり」完全版は、Blu-rayディスク2枚組にA、B両タイプの全曲が入っていて、合計で4時間13分という充実した内容。まだ全体を通しては見ていないけれども、良い画質は百難隠すという感じでなかなか楽しめる。

ライブで見たときの感想を見返しての改めての感想として、とりあえず、道重さゆみの『ね~え?』とモーニング娘。の『I'm Lucky girl』はトップクラスのパフォーマンスである。一般人の知り合いに紹介するときに使う映像のリストの上位に食い込んだ。道重さゆみのソロは、ライブで見たときよりもこの映像の方が印象が良い。その逆に『I'm Lucky girl』は編集に難があって、映像ではちょっと不満が残る。

その他、映像の方が良かったのは、スマイレージの『ショートカット』。新垣里沙の『ブギートレイン'03』はライブの方がよかった。新ミニモニ。はじっくり見ると粗が目立つ。佐保明梨はやっぱり「あぁ!」の3人の中で一番歌が上手。

道重さゆみお勧め動画#0

前に書いたように、このところYouTubeのハロプロ関連動画が大量に消えており、深刻な事態になってきた。YouTube上の動画が減るのは、関連会社にとっては有利になりうるけれども、個々のメンバーにとってはたぶんそうならない。レコード会社とミュージシャンの間、出版社と作家の間などで起こってきた、著作物の扱いを巡る利害の対立がここでも起こると思われる。

というわけで、道重さゆみのお勧め映像のリストを作ることにした。このブログの趣旨上、道重さゆみが出ている映像はたいていはお勧めなのだけれども、あえて新しく関心を持った人向けに選んでいく。YouTubeのリンクは不安定で、いずれは削除されるという前提で、紹介の仕方を工夫することにする。

このエントリのリストは随時更新する予定。

1. 2011年冬ハロコン『ね~え?』 (http://michishigefan.blog130.fc2.com/blog-entry-154.html)

2. 2011年冬ハロコン『I'm Lucky girl』 (http://michishigefan.blog130.fc2.com/blog-entry-155.html)

3. 2006年春ツアー「レインボーセブン」『レインボーピンク』 (http://michishigefan.blog130.fc2.com/blog-entry-157.html)

4. 2010年春ツアー「ピカッピカッ」『大きい瞳』 (http://michishigefan.blog130.fc2.com/blog-entry-159.html)

2011年冬ハロコン『ね~え?』 - 道重さゆみお勧め動画#1

1回目のお勧め動画は、2011年1月のハロコンでソロで歌った『ね~え?』。21歳の道重さゆみが、いろいろな意味で難しいこの曲に真っ正面からぶつかっている勇ましい姿を紹介したい。

Googleで「道重 ね~え」で動画検索
YouTubeで「道重 ね~え」で検索

このハロコンではユニット曲を披露するAパターンとハロプロ・メンバーが一通りソロで歌うBパターンのバリエーションがあり、道重さゆみは後者の「Bっくりライブ」で松浦亜弥の『ね~え?』を歌った。2003年3月発売、松浦亜弥16歳のときの9枚目のシングル(http://www.youtube.com/watch?v=-J8wWmVW5Xs)。コケットリーを強調したテンポの速い曲だ。


最上段で一人で導入部を歌った後に、ハロプロエッグのバックアップ・ダンサー4人が出てきた。左から竹内朱莉、工藤遥、宮本佳林、田辺奈菜美。豪華な顔ぶれである。

ね~え?-1


派手な配色の服。全体的に表情が硬い。

ね~え?-2

このあとしばらく歌がない「あなたが好きだからよ」で安堵の笑み。

ね~え?-3


これをライブで見たときの私の感想は「今日のMVPだった」というもの。この映像は視野が切り取られている分、ライブで見たときよりも印象が鮮明で良い。

ところで、この『ね~え?』のパフォーマンスに関して、道重さゆみは1月22日の『今夜もうさちゃんピース』でこんなことを言っている。


初めてセットリストを見て『ね~え?』だったときには、まあまあまあまあ、こんな感じかなと思ったんです。つんくさんの中でのイメージもさゆみってこんな感じかなと思ったし、不安だった歌の方も、『ね~え?』ならごまかしがきくし、言葉をしゃくったりとか、語尾を上にあげたりとかしてるから楽しみだなと思ったんです。

本番がまた息が続かないんですよ。一人で歌うことに慣れてないから、けっこうまあダンスも激しいといえば激しいんですけど、息継ぎを上手なところですればできるものなのかもしれないんですけど。さゆみがまたそれがすごいへたくそで、ほんとにできなくて、スタジオでやるリハーサル、会場でやるリハーサル、ゲネプロ、つんくさんに見せるちゃんとしたときも、ぜんぶさゆみできなかったんです。息が途切れちゃって。途中とか歌っていなかったりとかしてたのに。本番はできたんです。さゆみのこのプロ根性は凄いなと思って。さゆみは今年頑張れる気がするなと思ってて。

だってほんとにきついんです。本番も鼻の穴ふくらんでいるぐらいの勢いなんですけど、でもこれ歌いきろうと思って頑張って歌っているので。DVDとかアップだとどうなっているんだろうと不安なんですけど。



たしかにブレスが難しそうな曲だが、モーニング娘。の曲にはダンス込みでもっと大変なのがあるだろうに、と思った人のために。道重さゆみは、モーニング娘。の激しい曲のコーラス部分ではあまり歌っていない。そしてソロ・パートは短いから、ブレスの必要に迫られることが少ないのだと思われる。

しかしこのパフォーマンスの主眼は、歌の技術的な側面よりはトータルな作り込みにある。「Bっくりライブ」を見ていて思ったのは、あれほどステージ慣れしている人たちであっても、一人で舞台に立つのは大変なことなんだな、ということだった。その中で、道重さゆみからはプロの作品を提供しようという意思がはっきりと感じ取れた。コケットリーを過剰に強調するこの方向性は好みが分かれるところだと思うが、トークにおいても素人っぽい「天然さ」の対極にいる道重さゆみが、21歳という年齢になって『ね~え?』という曲を与えられたときに出した答えがこれである。

コンサートで生で見たときには、ハロプロエッグのバックアップ・ダンサー4人との対照が強く印象に残った。11歳から13歳までのこどもたちの前で、背が高くて大人の体型をしている道重さゆみが、こどもたちよりも記号的に「かわいく」歌い踊るわけなので、倒錯的な非現実感がいっそう強調されていた。


参考:

● この映像は、『Hello!Project 2011 WINTER ~歓迎新鮮まつり~ 完全版』というタイトルのBlu-rayディスクに特典映像として入っている(http://www.amazon.co.jp/dp/B004RDPR3G/)。DVD版には入っていないので注意。

● 松浦亜弥の『ね~え!』のパフォーマンスを数種類収録した動画(http://www.youtube.com/watch?v=320yK6SFQmE)。7:48からの2006年春ツアーでのピアノをバックにして歌っている映像は一見の価値あり。

● 松浦亜弥の2003年の紅白歌合戦での『ね~え!』(http://www.youtube.com/watch?v=x3zdpuQjY4s)。

● 辻希美の2005年の『ね~え!』(http://www.youtube.com/watch?v=BglwFHFfLhQ)。

2011年冬ハロコン『I'm Lucky girl』 - 道重さゆみお勧め動画#2

1回目が過剰に可愛い『ね~え?』だったので、2回目のお勧め動画は同じ2011年1月のハロコンでモーニング娘。が歌った『I'm Lucky girl』。かっこいいダンサーとしての道重さゆみを紹介したい。

Googleで「モーニング娘。 "I'm Lucky girl"」で動画検索

YouTubeで「"I'm Lucky girl"」で検索

このハロコンでは、AパターンBパターンともに、冒頭にハロプロの各グループが新曲を歌うセクションがあったが、モーニング娘。のみAパターンでは『女と男のララバイゲーム』、Bパターンでは『I'm Lucky girl』と曲を変えてきた。『I'm Lucky girl』は昨年12月に発売された、モーニング娘。の11枚目のアルバム『Fantasy! 拾壱』の収録曲で、ライブではこのコンサートが初披露だった。


「太陽が降り注ぐ」。田中れいなは春ツアーでここの歌詞を飛ばして、「だって太陽って降り注がんやん」と文句を言った。

Im Lucky girl-1


左から道重さゆみ、新垣里沙、田中れいな、光井愛佳、高橋愛。

Im Lucky girl-2


唯一のソロ・パート「あの子みたく歌が上手であれば」で、後ろから指をさしながら前に出てくる。

Im Lucky girl-3


ライブで見たときには大興奮したものだが、この映像を見たいまでは、これが私が見たモーニング娘。のパフォーマンスの中でベスト5には入る大傑作だと断言できる。モーニング娘。の世界的に真にユニークな部分は「元気良くて可愛い」系の曲にあるものの、「大人っぽくてかっこいい」系の曲でも、この『I'm Lucky girl』ならば問題なく世界で通用するはずだ。

そんな素晴らしいパフォーマンスの中での道重さゆみの存在感は、映っている時間が短いとはいえ十分に見て取れるはず。テレビのバラエティ番組経由で道重さゆみに関心を持った人は、彼女のこの側面に触れてびっくりするのではないだろうか。私がモーニング娘。のコンサートを見始めたのは2010年からで、あくまでその範囲でのことだけれども、モーニング娘。のグループ・パフォーマンスでのダンスを見ると、高橋愛は別格として、道重さゆみは新垣里沙とその次のポジションを争うぐらいに良いダンサーだった(ただし、歌を放棄している、すぐに疲れてヘロヘロになる、という留保はつく)。

ライブ映像では編集のせいでその良さがあまり伝わらないのが残念だ。これは道重さゆみに限った事ではなくて、一番の被害者は高橋愛である。


2009年秋に久住小春が卒業してから8人体制でやっていたモーニング娘。は、2010年12月15日に亀井絵里、ジュンジュン、リンリンの3人が卒業して5人にまで減った。その後、このハロコンの初日、2011年1月2日に9期メンバーの4人が発表されて9人体制になったものの、グループとしてのパフォーマンスは5人で行われた。その1つが、この『I'm Lucky girl』である。Aパターンでの『女と男のララバイゲーム』ともあわせて、人数が減ったことについての懸念を吹き飛ばす好パフォーマンスだった。


この『I'm Lucky girl』は、ヴォーカル面でCDバージョンよりもはるかに良くなっているということのほか、コレオグラフィーも良いし、衣装も素晴らしい。強いて言うなら新垣里沙のメーキャップと髪型に難があるが、これは春ツアーでは劇的に改善されている。残るは、タイトルに不定冠詞が入っていないことぐらいか。

現在行われている2011年春ツアーでは、この『I'm Lucky girl』は新メンバーを含めた9人で演じられている。アルバム曲3つが続くセクションは、モーニング娘。の新時代を予感させる、このコンサート一番の見所になっている。


参考:

● この映像は、Blu-rayディスクの『Hello!Project 2011 WINTER ~歓迎新鮮まつり~ 完全版』(http://www.amazon.co.jp/dp/B004RDPR3G/)に入っている。DVD版では『Bっくりライブ』の方(http://www.amazon.co.jp/dp/B004I8W4UO/)。

● 元はアルバム『Fantasy!拾壱』(http://www.amazon.co.jp/dp/B0043GT1AM/)の収録曲。ただし実際に聴くとわかるが、これは「ライブで化けた」タイプの曲である。

ハロプロ!TIME - 20110602「道重TIME」

6月2日の『ハロプロ!TIME』に道重さゆみが登場した。自宅で料理をし、会社に持っていって田中れいなと光井愛佳に食べさせるという企画。撮影が行われたのは5月24日(http://gree.jp/michishige_sayumi/blog/entry/578548496)で、3人で行うバスツアーのリハーサルがあった。このように撮影から放映までのサイクルが短くなったのはいいことだ。

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この角度での自分撮りが始まった瞬間、例の「さゆみんとさゆりん」Bフレッツ動画を思い出した(http://www.youtube.com/watch?v=VewuNEzRTlk)。2004年の14歳のときの自分撮り。

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似ている。同一人物だから当たり前だと言うなかれ。この7年の間に、これに似ていないさまざまな道重さゆみが存在しているのだから。早朝に自宅で化粧して、自分でカメラを持って撮ったらこうなったのが興味深い。


1品目はサラダ。2品目はアボカド丼。4月23日の『ヤングタウン』で、出演者みんなが「アボガド」と「ガ」が濁るのが正しいと言っていて、それがこの「解明されていない」発言につながったのだろう。これは綴りと一緒に覚えれば忘れにくい('avocado')。ちなみに3品目は母親の作っただし巻き卵。

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自分撮りじゃないと顔が変わる。実はこの前の、母親が撮った映像でも顔が若干変わっていた。角度だけの問題ではないような気がする。

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● 今回の、髪をまとめて横に垂らす髪型はコンサートで非常に映える。舞台では顔の輪郭がはっきり見える方がよく、横に垂れた髪はどんな髪飾りよりも効果的なアクセサリーだ。これで踊っている例としては、『3,2,1 BREAKIN' OUT』のミュージック・ビデオがある(http://www.youtube.com/watch?v=-wKtCgDsHKI)。

● そういえば3月の『リアルエチュード」でアボカド・カルボナーラ丼を作ったが、できあがりが「もどしたもの」のようなものになって母親が食べてくれなかったというエピソードを語っていたのを思い出した。クックパッドのレシピ: http://cookpad.com/recipe/1093650

● 光井愛佳が「しらす」と言ったときに、あたかもそれが間違いであるかのように「ちりめんじゃこです」という説明が入ったが、しらすを煮て干したものが「ちりめんじゃこ」なのであり、包括する概念なのだから別に間違ってはいない。

● これを含めて画面にいちいち入る文字が鬱陶しい。特に編集者の「解釈」が入るものが邪魔である。

● 3人で映っている画面で、背後のガラスにスタッフの影が映っているのは「大」の付く失策。

● 田中れいなってほんといい奴だなと思う。前にやっていた『FIVE STARS』のラジオ番組が終了して、彼女がメディアで喋っている様子に触れる機会は少なくなったが、『歌の楽園』のウェブ・コンテンツとか、他メンバーのラジオへのゲスト出演や、今ツアーでの道重さゆみとのトーク、そして前週の『ハロプロ!TIME』の9期メンバーとのカラオケの回など、その人柄の良さを思わせるエピソードや言動に事欠かない。というか、いろいろとしているであろう配慮を、自然に出てきたものと感じさせる技を持っている。

● その意味で道重さゆみは「いい奴」ではない。今回の自分撮りもブログでの写真も、可愛いということだけでなく、「こうやったら可愛いでしょ?」という自意識が透けて見える。それが魅力であり、パフォーマーとしての力の源泉でもある。

2006年春ツアー「レインボーセブン」『レインボーピンク』 - 道重さゆみお勧め動画#3

3回目のお勧め動画は、2006年の春ツアーで久住小春とともに歌った『レインボーピンク』。このとき道重さゆみは16歳、久住小春は13歳。道重さゆみを語る上で避けて通れない、歴史的意義のある問題作として紹介したい。

Googleで「道重 レインボーピンク」で動画検索
YouTubeで「道重 レインボーピンク」で検索

2006年の春ツアー「レインボーセブン」で、道重さゆみと久住小春は「重ピンク」と「こはっピンク」の架空のユニットとして、そのデビュー曲という設定の『レインボーピンク』を歌った。同年発売の7枚目のアルバム『レインボー7』の収録曲。


「とってもうれピンクです」

Rainbow-1.jpg


難しいムーヴである。

Rainbow-2.jpg


後ずさりしてきて中央でぶつかる。

Rainbow-3.jpg


このツアーは5期メンバーの小川麻琴と紺野あさ美の最後のツアー。吉澤ひとみがリーダーで、8期オーディションが行われる直前だった。モーニング娘。の「全盛期」をとっくに過ぎているが、2010年からライブを見始めた私にとっては前史であり、ライブ映像を見るといまのモーニング娘。とは別物だと感じる。ドリームモーニング娘。の方が近い。

そんな中で露悪的なパスティーシュとして作られたのであろう『レインボーピンク』は、道重さゆみと久住小春という表現者を得て1つの作品として成立した。楽曲そのものもパフォーマンスも2作目の『わ~MERRYピンXmas!』の方が良いが、その歴史的意義からこちらを紹介することにする。


正直なところ、当時これを見てもたぶんこれきっかけで好きにはなっていなかっただろうし、モーニング娘。に関心を持ち始めた頃にも、このパフォーマンスの意義はよくわかっていなかった。

私はその後、この曲の他バージョンを含めてこのジャンルのものをいろいろと見る中で、オリジナルの『レインボーピンク』は完成度が高いものなのだ、という認識を得た。これについては他人を説得する気力もないのだが、一つだけ言わせてもらえれば、これはものすごい難曲なのである。いずれにせよ、このシアトリカルなパフォーマンスは、2011年の『ね~え?』に連なる道重さゆみの一側面を象徴する記念碑的作品だ。

もともとスタジオ録音なのに最初から観客の歓声がトラックに入っており、最初からパフォーマンスの流れ込みで構想されていたのだと思われる。ライブでの歌は口パクで、実際に歌っている振りも見せていない。これのせいで道重さゆみファンとしては「口パクは是か非か」論争に明快な立場を取りにくくなる。結論をいえば、「口パクにも良いものはある」。これは私がミュージカル映画に慣れているからなのかもしれない。


モーニング娘。加入から1年経っていなかった久住小春は、この時期にアニメ『きらりん☆レボリューション』の主役「月島きらり」としてソロ活動を始め、『レインボーピンク』で見せたソロ・パフォーマーとしての素質を開花させた。


参考:

● この映像は『レインボーセブン』(http://www.amazon.co.jp/dp/B000G1T36A/)に入っている。収録アルバムは『レインボー7』(http://www.amazon.co.jp/dp/B000CPGVYM/)。

● 2009年秋の久住小春の卒業コンサートでは、千秋楽で本人の希望によりこの『レインボーピンク』が道重さゆみとのコンビで演じられた(http://www.youtube.com/watch?v=OPqi9xuLIuA。こちらは生歌。卒業セレモニーの直前に行われたエモーショナルな儀式とでも言うべきパフォーマンスで、その文脈から切り離して見るとキツい。参考として、久住小春の卒業記念DVDで2人がそれぞれこのユニットについての思い入れを語っている場面: http://www.youtube.com/watch?v=GGuQ_aV4J0Uの1:00頃から

● 2007年のハワイでのファン・クラブ・ツアーで吉澤ひとみと藤本美貴がこの曲を歌った映像がある(http://www.youtube.com/watch?v=uxbVE0Ys9HE)。

● 2010年の秋ツアーで、ジュンジュンとリンリンがこの曲を歌った。『It's You』を歌い終わった道重さゆみが2人を紹介するというイントロ付き。ただし千秋楽では各人のソロに置き換えられたので、ライブ映像としては残っていない。で、率直にいうと出来は悪く、この曲がどれほど難しいものなのかを痛感した。

● いまやっている2011年の春ツアーでは、道重さゆみと生田衣梨奈がこれを生歌で歌っている。道重さゆみは5年分きっちり歳を重ねたが、生田衣梨奈はオリジナルの久住小春と同じ13歳。彼女はいまこれができる唯一の9期メンバーだろう。思い切りがいいパフォーマンスで、ライブ映像になったら見応えがあるかもしれないし、痛々しく見えるかもしれない。

リアリティ・スターとしてのアイドル - リアリティ・ショウについて #1

日本独特の「アイドル」というジャンルにここまで関心を持ったのは今回が初めてのことだ。そこそこ長く生きてきて、いまに至ってこうなったのは、その前段階として欧米のリアリティ・ショウにハマったことが大きかったと思う。私がどっぷりハマったのは2000年前後に始まった"Survivor"や"Big Brother"などの「社会ゲームもの」だったのだが、その周辺ジャンルとして"Pop Idol"を源流とする公開オーディションもの、特に"American Idol"を追った。私はもともとアメリカのポップ・ミュージックは自分の守備範囲の1つだと思っていたのだけれども、"American Idol"と、それに対する視聴者の反応を見ていくなかで、アメリカの商業音楽のこのセグメントを初めて理解したのだと思う。

そういうのを楽しんで飽きつつあった頃に、そういえば日本のテレビにもオーディションのプロセスを公開して売り出す企画があったよな、と、モーニング娘。の名前を思い出したのだった。今さら言うまでもなく、モーニング娘。は"Pop Idol"に4年先行していたから、完全なアナクロニズムである(「元祖/源流はどこか」という論争は不毛なので踏み込まない。単に、現在につながるこの流行の直接の開始時期の問題として)。

ただし、話はちょっと複雑で、私はこのエントリで"American Idol"などのオーディション番組とモーニング娘。を比べたいわけではない。詳しく語るまでもなく、両者はまったく別の種類のものだし、英語の'Idol'と日本語の「アイドル」は指示内容が異なる。私が比べたいのは、"Survivor"や"Big Brother"などの社会ゲーム的なリアリティ・ショウの出演者(リアリティ・スター)と日本のアイドルなのである。

リアリティ・ショウとはドラマでない番組のことで、日本で「バラエティ番組」と呼んでいるジャンルを包摂している。リアリティ・スター(またはリアリティTVスター)とは、テレビのリアリティ番組に出て人気が出た人のことである。何らかの才能を披露するためにテレビに出たわけではなく、素人が出るリアリティ番組に出て視聴者人気を得た人であり、英語の"Reality TV Star"にはその意味での「無芸」とか「格下」のニュアンスが入っている。イギリスのテレビには日本に近い面があるけれども、アメリカではこの点で「プロ」と「アマ」の社会的格差が非常に大きいから、リアリティ・スターに対する差別意識も強い。

しかし、そういう意識から離れたところにいる私はこう解釈している。リアリティ・スターとは、自分の才能を切り売りするのではなく、テレビにさらけだされた「素の姿」そのものを売る人たちだ。もちろんその場合の「素の姿」とはほんとうの日常の姿ではなく、カメラの前でどのようにそれを演出して見せるかというテクニック込みである。ただ、"Survivor"や"Big Brother"などの社会ゲーム的リアリティ・ショウにはそういう防御を突き崩すための仕掛けがふんだんに入っていて、日本人が「さすが肉食人種は違うな」と嘆息するタイプのガチさがある。

たぶんこの分野では日本のテレビ界がかなり先行していたのだ。たとえば『風雲!たけし城』は欧米でも伝説的コンテンツであるし、"Japanese game show"という言葉は誰もがその意味を理解できる。しかし2000年から始まった欧米のリアリティ・ショウの流れにより、日本のテレビは、特にアメリカには完全に逆転されたという感じがする。これは1950年代の日本映画のある部分(黒澤明とか溝口健二あたり)がハリウッド映画に模倣され、ジャンルとして逆転されたのと似た事態だ。

もちろん一般視聴者のテレビというものに対する接し方の違いも大きい。なんだかんだ言って、アメリカ人やイギリス人は根本のところでテレビを信じており、テレビに「真実」が映されるということが可能だと考えている。他方、日本人にはそんな感覚は皆無である(と思っていたのだが、道重さゆみがバラエティ番組でナルシシストを演じたときに、それを真剣に受け取った視聴者から大きな反発があったのを見て、勘違いしていたのかな、とも思った。ただまあ、「一般視聴者」まで話を広げずに、「インテリ」ぐらいにまで狭めておけば、この主張はまず正しいだろう)。

もう一点大きいのは、昨今のインターネットの成長に伴って改めて明らかになってきた、一般市民の匿名性に対する態度の違い。日本では匿名性が好まれるためFacebookが流行りにくいとか、欧米のブログがたいてい実名・写真付きで書かれているのに対し、日本の一般市民によるブログはたいてい匿名である、というような話。これが本当にそうなのか、本当ならばどういう意味を持っているのかなどを措いておいて、やはり欧米のリアリティ・ショウに出る一般市民は、日本人には考えられないほど開放的で積極的な振る舞いを見せる。だから「素人」ばかりが出るテレビ番組が面白いものとして成立しやすい。


などといろいろと知ったようなことを書いてはきたが、私は日本のテレビ番組をほとんど見てこなかったので実情をよく知らないのである。以下なるべく安易な比較・対照は行わないようにする。また、「何をいまさら」みたいな記述がちょくちょく出てくると思うので、あらかじめお断りしておく。


いずれにせよ、日本の「アイドル」は、他人に見せる特殊な芸を持っておらず、テレビなどのメディアに自分の身をさらし、特に「素の姿」を見せることで視聴者からの共感を得ることを目的としている、などの点で、リアリティ・ショウの出演者に近い立場にある。また、一定の枠組みのなかで各人が競争し、それを見ること自体が視聴者にとっての楽しみであるという点で、アイドル業界全体が社会ゲーム的なリアリティ・ショウに似ている。さらに、視聴者がCDを買うなどの行為で個々のアイドルを「応援」することで、勝負の行く末をあるていど左右できるという点では、視聴者参加型のリアリティ・ショウに似ている。

そんなわけで、外国人に日本のアイドルのことを説明するときには、「リアリティ・スター」の概念を使うと便利である。それを1つの番組の枠からはみ出た、エンタテインメント業界全体という枠組みの中でやっているものなのだ、と。

このテーマであといくつかテキストを書く予定。

2010年春ツアー「ピカッピカッ」『大きい瞳』 - 道重さゆみお勧め動画#4

第4回のお勧め動画は、2010年の春ツアーで6期メンバー3人で歌った『大きい瞳』。2010年春の道重さゆみの美しい姿を紹介したい。

Googleで「大きい瞳」で動画検索
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10枚目のアルバム『10 MY ME』の収録曲。このアルバムには5期、6期、8期それぞれのグループ曲が入っており、『大きい瞳』はその中の6期メンバーの曲である。

左から道重さゆみ、田中れいな、亀井絵里。凛々しい。

大きい瞳-1


1つ目のソロ・パート。「かなり駆け足 階段上った バイト先へサプライズ出現するの」。

大きい瞳-2


2つ目のソロ・パート。「あなたがなぜかなかなか出てこない 違う出口が他にあったら最悪」。

大きい瞳-3


3つ目のソロ・パート。「頭の中から離れない」。

大きい瞳-4


この2010年春ツアーは、私が見に行った初めてのモーニング娘。のコンサート・ツアー。2009年の年末に久住小春が卒業し、8人になっての初めてのツアーだったが、メンバーが減ったことのダメージを感じさせない完成度の高いコンサートだった。その中から、道重さゆみがたくさん映っているという理由で『大きい瞳』を紹介する。

私はこの曲を含めて各期のグループ・パフォーマンスは好みではなかったのだが、ライブ映像はどれも印象が良くなっている。特にこの『大きい瞳』は、振りが野暮ったい部分をうまく隠しているのと、ステージを使いこなせなかったところが画面を切り取っているせいで気にならなくなっているのが大きい。

道重さゆみの最初の2つのソロ・パートはAuto-tuneされている(本人はよく「ロボ声」と言う)。自虐ネタとして、音痴だからこのように処理されて、一人Perfume状態になっているという言い方をすることがあるが、コンサートではこの部分は事前に録音・処理された声を「被せ」として流しており、たしかに(悪い意味で)Perfumeっぽい。3つ目のソロ・パートは生の声だが、途中から他の人が入ってくるからフルのパートじゃなくて残念、というようなことをラジオ番組で言っていた。

道重さゆみの細かいところにいろいろとニュアンスを入れようとする様子が見えやすい映像だと思う。なおあらかじめ言っておくと、亀井絵里と田中れいなはコーラスのところも含めて歌にかなりの注意力を配分しているのに対し、道重さゆみは歌に関しては戦力外な分だけ、ダンスに集中している度合いが高いと思われる。


参考:

● この映像は、『2010春~ピカッピカッ!~』(http://www.amazon.co.jp/dp/B003IGMJXE/)に入っている。このツアーからBlu-rayディスク版も販売されている。

● 元は10枚目のアルバム『10 MY ME』(http://www.amazon.co.jp/dp/B00317COJO/)の収録曲。これも「ライブで化けた」曲だ。

● 2010年秋ツアーでもこの曲は歌われた。パフォーマンスの点ではより洗練されていたし、コレオグラフィーの点では、この映像の春ツアーのときに感じた、ステージをうまく使えていないという不満点が解消されていた。亀井絵里の卒業ツアーだったこともあり、回を重ねるごとに何か神懸かった感じになっていって凄みを感じさせる名演目となった。ライブ映像として残っているのは千秋楽の横浜アリーナでの公演で、完成度だけを見ればその3日前のJCBホールでの公演がピークだったと思う。なお横浜アリーナでのライブ映像には、スカパー版、速攻DVD、オフィシャルDVDと複数のバージョンがある。

● 2011年5月の道重・田中・光井のバス・ツアーで、道重・田中の2人でこの『大きい瞳』が歌われたとのこと。亀井絵里のパートをほとんど田中れいなが歌うという現実主義路線。このときの映像はファン・クラブ向けのDVDとして販売されると思われる。

20110610『ハッピーMusic』で新曲『Only you』を披露

2011年6月10日の『ハッピーMusic』でモーニング娘。が新曲『Only you』を披露した。この曲のライブ・パフォーマンスがテレビ番組で流れるのはこれが初めて。2分強の短縮バージョンだった。

収録が行われたのは6月3日(http://gree.jp/michishige_sayumi/blog/entry/580351046)。

「みなさん今晩は。モーニング娘。です」。道重さゆみは前髪を下ろしているが、譜久村聖と鈴木香音はミュージック・ビデオの髪型のまま。

20110610-Only you-0

光井愛佳は足の故障のため、ずっと椅子に座っていた。

20110610-Only you-1


「そんなトコが」の部分が道重ソロ。

20110610-Only you-2

「あーん」。短縮バージョンなのでこの1回だけ。

20110610-Only you-3

最後の決めポーズ。

20110610-Only you-4


相変わらずADHD気味の編集のせいで全体像がよくわからず、結果としてミュージック・ビデオを見た時に心配したどたばたした感じが見えにくくなっている。それでも鈴木香音を目で追っていくと笑える。生田衣梨奈もときに。

鞘師里保がほんとうに生で歌っているのだとしたら(そのように見えるが)安定している。リズムにちょっと色を付けている、のかも。 これは気になる点なので今後に注目したい。

さて、この曲はどうなんだろうか。私はコンサート・ツアーで見たときにはかなり気に入ったのだが、ミュージック・ビデオと今回のテレビ出演を見て、少し退屈になってきた。前作の『まじですかスカ!』が、9期メンバーのお披露目という企画ものとしての意図がよく伝わってきたのに対し、今作の『Only you』は良くも悪くもパフォーマンスで勝負しなくてはならない普通の曲で、合格点に達さずに足切り、という感じ。今後、レベルが上がっていけば化ける可能性が高い、というのが最初にライブで見たときの直感だった。

基本的に、モーニング娘。はミュージック・ビデオとテレビ出演時のパフォーマンスはそこそこで妥協して出している、というのが私の認識なので、別に驚きはない。ただ、いまこうして考えると、『まじですかスカ!』はミュージック・ビデオがわかりやすかったし、TVフレンドリーでもあった。

この後もテレビで披露する機会があるようなので、そのときにまた。
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