スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

℃-uteコンサートツアー2010夏秋~ダンススペシャル!!「超占イト!!」~

夏のハロープロジェクト・コンサートの項の最後にちょっと書いたように、℃-uteの新曲『Danceでバコーン!』の方向性は印象的だったし、その後公開されたミュージック・ビデオも悪くなかったので、思い立ってちょうどいまやっている℃-uteのコンサート『2010夏秋~ダンススペシャル!!「超占イト!!」~ 』をハーモニーホール座間まで見に行ってきた。8/28に始まったツアーで、私が行ったのは2日目の8/29の昼の部だった。

ハーモニーホール座間

ツアーのタイトルにあるようにダンスに焦点を当てた構成にしたということらしい。私はファン歴が浅いもので、実際に生で見たハロー・プロジェクトのライブ・パフォーマンスは数が限られている。そのなかで、Berryz工房と℃-uteのパフォーマンスは、どうしても「コンサート」という言葉よりも「発表会」という言葉を連想させるのだ。この点で(少なくとも現時点での)モーニング娘。はほんとうに別格である。

とはいえ、新曲『Danceでバコーン!』は面白い。



しかし、ダンスのみを固定カメラで撮ったバージョンを見ると、綻びが見えてくる。



ミュージック・ビデオもライブ映像も、誰かの顔、特に歌を歌っている人の顔をクロース・アップで撮っている画面を入れることで多くのものを隠せるわけだけど、このような固定カメラの映像では、またもちろん生のライブ・パフォーマンスでも、そのようなクロース・アップの画面に映っていないものも見えてしまう。私が思うに、そこのところで一定のレベルをクリアできているかどうか、さらに別の価値を付加できているかどうかが、ライブ・パフォーマンスを見に行く意味があるかどうかを左右する大きな要因である。

今回の℃-uteに関していうと、メンバーの一人、中島早貴が前日の2回目の公演途中で故障し、当日は舞台の袖のほうで座って歌うことになったことも大きかったかもしれない。踊っているときに左の股関節をいため、ドクター・ストップがかかったとのこと。

そのことと関係あるのかもしれないが、℃-uteの楽曲の振り付けは全体的に激しくてそのことが人気の一因になっていると思われるのだけれども、演者の体力という観点からも、またコンサートの演出という点からも、2時間にわたる1つの舞台を作り上げるのに適したものだとは必ずしもいえない。

激しすぎるダンスをずっと続けることはとうぜん無理なので、演者はところどころで手を抜かなくてはならない。その手の抜き方が考慮されていない、または、℃-uteのメンバーたちにはまだ手をうまく抜くだけのスキルが足りないのだと思われる。
スポンサーサイト

今夜も☆うさちゃんピース 第199回 - 20100828

2010年8月28日のCBCラジオ『今夜も☆うさちゃんピース』。

亀井絵里、ジュンジュン、リンリンの卒業を初めて聞いたときにどう思ったか、という質問。発表の際、亀井絵里の名前が出たときのファンの人たちのざわめきが凄かったが、それと同じぐらい自分もびっくりした、という話から、亀井絵里の話をするなかで珍しく涙声になった。婉曲な言葉ではあったが、要するに肌の問題をそこまで深刻に考えていることを道重には話していなかった、ということのようだ。彼女のその悩みに気づいていなかった自分のことを、自分勝手だなと思ったという。

この種の発言は、いろいろな想像をかき立てられる、実に興味深いものである。そもそもわれわれには、亀井絵里の卒業の「真の理由」が公式に発表されているそれなのかどうかもわからないし、今回の道重さゆみの発言もそこのところの言質を与えない巧妙な言い回しになっている。あるいはそれは私の単なる深読みである。いずれにせよ、モーニング娘。における「卒業」の決定が、メンバー内での観測気球の打ち上げもなしに行われる、という事情がよくわかる。このエピソードに代表される主体性というか決定権のなさが、アイドルとしての魅力の一つなのだろうとは思う。


AKB48の小嶋陽菜がムックの記事で推しメンバーとして道重さゆみを選んでいたという話。嬉しいと思うし、自分もこじはるさんのことをかわいいと思っている。この間、テレビ番組でAKB48の秋元才加と一緒になったので挨拶しにいったら、こじはるがさゆみん好きって言っていたよ、と言われて嬉しかった。相思相愛ということですね。

小学生のころ好きだった給食のメニューは? 蒸しパンが好きだった。北海道産の蒸しパンが出ていた。小学生の頃はすごく少食だったので、半分だけ食べて、帰り道に食べながら帰っていた。牛乳が飲めなかったので、ミルメークが来たら今日は牛乳飲めると思って盛り上がった。選択メニューがあると楽しかった。少数派のものを食べたいと思うほうなのだけど、小学生のころは他人の目を気にして多数派を選んでいた。

おへその形、深さ、位置、ほどよくぽっちゃりしたお腹とのコントラストなどが好きなのだが、自分のおへそについてどう思っていますか? どうも思ったことない。マニアックすぎてよくわかんない。ぴんと来ない。「ぽっちゃり」とか微妙にデリカシーがない。ちょっと気にしている部分がある。この写真集・DVDって、自分でもがんばって食事制限していたので、いまよりは痩せている。なのにぽっちゃりだったら、今はどうなるの、という感じじゃない? コンサートでおへそだしがあるので、そこを見られていると思うと気が引き締まりますね。


「天使さゆみと小悪魔さゆみ」。どうしてそんなにかわいいのか。握手会のときによく訊かれる。なんでかわいいかさゆみだって知らないじゃん。だからほんと困るんです。そういうときは生まれつきと答えるようにしている。それが天使の答え方だと思っていたから。でも、ひとから見たら小悪魔だったんですね。

プライベートで行動していると、自分だということがばれない。いっつもそのままで歩いている。私服とかもブログで載せているし、アクセス数も多いのに、朝っぱらから載せているのに誰にもばれない。帽子とかはかぶらない。マスクは喉のためにする。声かけてください。

誕生日のサプライズのプレゼント。気づいていた場合の上手な逃げ方を知りたい。自分は上手にだませないタイプ。亀井絵里ちゃんとか素直に生きているが、さゆみは裏を読みながら生きているから、ほんとにイヤな性格しているなと思います。より深いサプライズをこれから期待しています。

「妄想セクシーワード」は「口内炎」。

今回も面白かった。涙声になったのはミュージカル『シンデレラ』をやっていたときの精神的不調について語ったとき以来の二度目か?

今夜も☆うさちゃんピース 第200回 - 20100905

2010年9月5日のCBCラジオ『今夜も☆うさちゃんピース』。

放送200回を祝うオープニングから、8月10日から12日まで中国に行っていた話へ。ジュンジュンの地元の湖南省でバラエティ番組を収録した。モーニング娘。の曲を4曲も歌わせていただいた。いろんなハプニングがあったが、MCの人が6人で、言葉が通じなくてもこんなに面白いんだと思った。ジュンジュンが楽しそうだったのが一番嬉しかったですね。

「さゆの大部屋」。100回目の放送では、スタッフが用意したテントウムシの形のケーキを気持ち悪いなどと言っていた。懐かしいといいつつ、つい最近のことだと思う。ここで放送スタッフから「懐かしいのかつい最近なのかどっちなのか」という指摘あり。いまのでわかりましたよね、さゆみがいかに適当に喋っているかが。「なつかしいー」と伸ばしている間に次を考えている。そこらへんは、みなさんの理解力もこれかはどんどん力をつけていってほしいなと思うんですけど。虫って食べたくない。ケーキにしちゃだめだなと。でも今回は用意されていないんですよ。用意されていないよりはテントウムシがあった方がよかったかな。

先日、新垣里沙と亀井絵里が番組中に母親にメールをして、何分で返事が来るかという企画をやっていたという話。これ楽しそう、ということでやることに。お姉ちゃんと絵里に送る。とりあえずお姉ちゃんに「いま何しちょーん」と送る。えりりんにも。れいなにも送ってみる? 普段送らないからさ、さゆみ。楽しそう。メールとかたまにするんですけど、こういう「いま何してるの」とかそういう系は送らないですね。明日これどうする、とか、仕事だったりとか、内容がきちんとあるときは送るんですけど、何も用事がないときとかに暇だからとかでれいなを選択するのはちょっと勇気がいるので。

もうメールが来てる。えりりんです。お姉ちゃんからは「いまコナンみよる。いま中国? 次遊ぶとき何時にする?」亀井絵里ちゃんからはすべてひらがなで「えむすてみてるがなにか」。れいなからは「なんもしてないけど、なんで?」怖いよ~。さゆみの精神面がやられた、ぐさっと来るものがありますよね。

『大きい瞳』のあと。曲を流している間に、いま「うさピー」収録中、何か言いたいことある、というメールを送った。お父さんの話をほとんどしないからということで、「娘から父重への愛のメッセージ」という緊急企画の提案。「虐げられている」を読めず、「いじられてる」「しょげられてる」と迷走。お姉ちゃんから「収録中? 休憩? 楽しみやね」。

ビートたけしの番組に、お父さんが出演オファーされているのを見たという話。れいなから「生放送?」。出演オファーの件はお父さんからは聞いてない。お父さんはこどもの頃から、未来の適当な日付の曜日がわかる。いまもできる。

えりりん。明日ディナーショーがある。「はい-、めちゃめちゃですね。あしたのディナーショウを完璧にすることを誓うっす。ひとつひとつを大事にすれことが、いま私がしなきゃいけないことだと思うから。おほほのほ。あ、あとパリのキャラメルはほんとにおいしい。参るわ」。200回にふさわしい楽しい時間でした。

最近、うわーやっちゃった、というようなことはあったかという質問。中国に行ったときにDSを持って行った。お風呂場に持って行って歯を磨いていたら、水が垂れてて、DSがぬれてて、中のカセットまでに水がしたたんでいました。超ふいて、息を吹きかけて、冷やそうと思って冷蔵庫に入れた。時間経ってからスイッチつけてみたら、普通に映ったから安心しましたね。ゲームは「ヨッシー」が入っていた。言ったらほんとに性格が悪いからね。これ愛佳から借りたやつなんですよ。スタッフさんに言われなかったら内緒にしようと思ったんですけど、言われたからには嘘をつけないから言ったんですけど。大丈夫なはず。愛佳にはちゃんと事情を話そうと思っています。

「妄想セクシーワード」は「汗だく」。夏が終わりにかかったいまですから、みなさん汗はちゃんと拭いてくださいね。

秋ツアーの「ライバル・サバイバル」というタイトルについて、さゆみのライバルは後輩にもあたるんですけどジュンジュン。とりあえず決着をつけたいかなと思っています。本当は仲いいんですけどね。

----

冒頭で話している中国のテレビ番組は、こちら。

http://www.youtube.com/watch?v=wTnOroc_tgE

ハプニングというのは、マイクの音量調節に不備があったことを指すのだろう。

今回の放送は、携帯電話に来るメールとスタッフからの指示の影響があって、全体的に注意散漫な内容になっていた。このようなシチュエーションをうまくこなすだけのスキルがまだない、ということか。話の流れを定番のパターンに持って行くことができない、または早い段階からそのパターンの選定ができないときに特に困っているようで、到着したメールを気にする必要がなかった冒頭のテントウムシのケーキと最後のDSの話がそれぞれ毒舌と腹黒でまとめられているのが興味深い。もっともこの2つも今回はちょっとやっつけ仕事に聞こえた気もした。

もちろんファンにとっては、お仕事をうまく「こなして」いる場面よりも、中盤のうまく行っていない部分の方が面白い場合もある。特に田中れいなとのメールのやりとりは非常に面白いと思ったし、これを番組に持ち込むという決定も賞賛したい。ただ、スタッフとのやりとりとそこから発生する混乱はちょっと勘弁してほしいかな。このラジオ番組では、番組スタッフが道重さゆみに対して出している指示が聞こえてこない。しかし、スタッフの声に対する道重側の応答は、けっこう自由にそのまま流すというスタイルを採用している。通常の放送であれば文脈からそれがどのような内容だったのかを推測できるし、それがトークの道筋はともかくニュアンスには大きく関わってこないからあまり問題にならないのだが、今回のように、「トークの混乱」が売りになる場合は(本人たちはそれを売っていたつもりはないかもしれないが)、番組スタッフが具体的に何を言ったのかがわからないと、道重側の「混乱」の意味や文脈が十分に伝わってこない。

この問題はメールのやりとりが始まる前の、テントウムシのケーキの箇所でもすでに起こっている。スタッフから「懐かしいのかつい最近なのかどっちなのか」という突っ込みがあったことは、あとから考えてわかるわけだけれども、これはあまり質の高い突っ込みとは言えないから、そういう突っ込みがあったという判断に到達するまでにいくばくかのラグが生じる。

これはまた、道重の側に、これがつまらない突っ込みであるということを瞬間的に判断して無視するということが(仕組み上かスキルのせいでかで)できないということも表している。

舞台『ファッショナブル』 2010/9/12 BS-TBS にて放送 #1

2010年9月12日に、モーニング娘。が6月に行った舞台『ファッショナブル』がBS-TBSで放送された。ところどころにミュージカルっぽい歌が挿入されているが、基本的には芝居中心の演劇である。東京(ル・テアトル銀座)と大阪(シアターBRAVA)で計21公演という、そこそこ力の入った興行ではあった。9月15日にはDVDも発売されるが、テレビ放送したバージョンとは編集が違うとのこと。私はこの舞台を初日の6月11日に見に行った。初日のリスクは承知しているから、面白そうであればまた行ってもいいなと思っていたのだが、これはもう根本的なところで問題があったため、結局行かずじまいとなった。

 

私がここに来てモーニング娘。のファンになったのは、そのパフォーマンスがパフォーミング・アーツ全般という括りの中でもそうとうにレベルが高いと感じたからだ。もともと私は日本の「アイドル」というものに興味がなかったのだが、たとえば今年の春のライブツアーは非常に面白く、基本的に同じ内容の公演なのに何度も足を運んだ。そのようなことはいままでなかった。その後、過去の映像や他のアイドル・グループのパフォーマンスを見て、「いまのモーニング娘。」がアイドルという括りだけでなくハロー・プロジェクトという括りの中でも突出しているということがわかったわけだけれども、アイドルというジャンルのなかに見るべきものがあるということと、アイドルという特殊な存在が持つ魅力という一般論に目を開かされたことはたしかだった。

 

この流れで、この『ファッショナブル』という舞台にも新鮮な驚きを期待していたわけだが…結論を言うと、これはほんとうにダメな作品だった。モーニング娘。のメンバーたちが悪いというのではなく、そもそもの企画に問題があって、提示されたものは「尖ってないタイプの小劇場芝居の脚本」と「日本製テレビ・ドラマの演出」と「問題意識のない大根演技」の組み合わせなのだ。まあそれでいろいろと考えさせられたし、モーニング娘。のライブ・パフォーマンスが素晴らしいことの奇跡に改めて気づかさせられたから別にいい。こういう大失態があっても「アイドル」であるがゆえに傷を負わない、という構図が鮮明に見えてきたというのもあるし。

 

道重さゆみファンとしては、彼女の出番が少ないという大問題がある。この芝居で、モーニング娘。のメンバーたちは舞台となる洋服店の店員を演じるのだが、道重さゆみ一人だけがそこに客として訪れるタレントの役なので、相対的に目立つシーンは与えられているものの、舞台上にいる絶対的な時間が短い。そればかりか、パリのJapan Expoのテーマ・ソングとなった『友』の初披露が、彼女を除いた7人で行われるのだ。これは彼女が友ではないためであり、ストーリー上の要請であるとはいってもなかなか面白い。

 

ジュンジュンとリンリンのコメディエンヌとしての才能は十分に発揮されていた。特にリンリンは春ツアーの「大阪美味いねん」でも印象的だった、体の大きな使い方が舞台芝居でも活きることがわかって、今後が楽しみだなと思っていたんだが、2人とも今年でモーニング娘。を卒業してしまうのでどうにもならない。

 

田中れいなの佇まいも印象的だった。どうしようもない端役を与えられていたということもあるが、たぶんこの人にはこういう芝居に本気になって取り組むメンタリティがそもそもない。だからこそ端役を与えられたのかもしれないな、などと推測したりしてしまうような力の抜き方だった。この人のこういう場での存在感は素晴らしいと思う。

 

なんだ、けっこう楽しんだんじゃないのと言われればその通り。この芝居、脚本家がモーニング娘。のことをよく知っている人らしく、モーニング娘。が置かれている状況をストーリーに織り込んだメタ的な脚本になっている面がある。そもそもこの物語は、モーニング娘。のメンバーたちが働くセレクト・ショップ「トレゾア」が、近くにできた大衆店の影響で売り上げを落としているという状況説明から入るのだが、これはまさにAKB48に押されているモーニング娘。の状況そのものだ。このアナロジーは観客がすぐに気づくように提示されるし、舞台上にいるモーニング娘。のメンバーもそのことを意識しているのは間違いない、と思わせるように提示されるというメタ構造がある。

 

「トレゾア」の売り上げが芳しくない状態になっているのは、近くにできたファスト・ファションのショップに客を奪われているのにもかかわらず、経営努力をしなかったからである。セレクト・ショップの路線自体は正しいのだが、マネージャ(地区マネージャの加藤紀子)の人事判断に問題があって、店員としては有能だがチーム・リーダーとしての資質に欠ける人間をショップのチーフにしてしまった(高橋愛)。チーフはリーダーとしてチームをまとめることができず、ショップとしてどうやって物を売っていくのかという基本的な考え方すら、チームのメンバーに示すことができない。これを解決するために、地区マネージャはかつてファッション・リーダーとして活躍していた人物(辰巳琢郎)を招き、ショップの建て直しを依頼する(実はこの裏には別の理由があるわけだが、本質的なことではないので省略)。店員たちはこの新顔のコンサルタントに反発するが、チーフを除いて徐々に彼の存在とアドバイスを受け入れていく。最後まで頑なに拒絶していたチーフも、彼が末期がんであることを知って最後に和解する。

 

とまあ、驚くほど大胆な設定なのだ。要するにモーニング娘。がファンを失いつつあるのは高橋愛にリーダーの資質がないためであり、オーディエンスにどのように向き合うべきかをメンバーたちが理解していないからであり、人気を取り戻すためには新しいプロデューサーを外部から入れる必要がある、と言っている。この構図のなかで、道重さゆみは一人だけ人気の高いタレントの役を与えられ、田中れいなは端役であるだけでなく、店舗に常駐しないバイヤーの役を与えられ、新垣里沙が造反者、亀井絵里が共感者の役を与えられている。そのような役柄を彼女らが舞台の上で演じるのを見る、というメタ・ドラマなわけである。これは猛烈に面白い。モーニング娘。を知っている人にとっては。

 

田中れいなは幾度となくこの脚本家を憎んだと思うが、それも織り込み済みとして楽しむものなのだ、たぶん。でも、モーニング娘。のことを知らない人にとっては、田中れいなのあの投げやりな態度は単なるやる気のない役者でしかないわけで、そこのところにこの企画の根本的な問題がある。内輪受けはこういう小さな劇場を満員にするのに有効だが、外の世界には届かない。

舞台『ファッショナブル』 #2

 

開幕直後、全員そろってこの舞台のテーマ・ソングでもある『青春コレクション』を披露。これがまさかの口パクで愕然としたが、劇中に挿入されるミュージカル調の歌は生歌だった。それらの質が高かったとは言えず、ない方がマシだったかもしれないのだが。

 

 

Fashionable-1

 

左からジュンジュン、道重さゆみ、新垣里沙、高橋愛、田中れいな、亀井絵里、光井愛佳、リンリン。後ろの看板にある「TRESOR」がショップの名前「トレゾア」で、”treasure”に対応するフランス語、要するに「宝物」の意味だが、これがドイツ語だと「金庫室」の意味になる。この二重の意味は意図されているのだろうか?

 

『青春コレクション』はこういう日常的な服を着て踊るものではなかった。ミュージック・ビデオのあのけばけばしい色彩の衣装だからこそ、このもっさりした感じの振り付けが見るに耐えるものになっているんだということを痛感した。それでも、この静止画にうつっている立ち姿は非常に美しいと思う。

 

この後、道重さゆみはすぐに退場し、しばらくしてからショップの客として登場する。

 

Fashionable-2

 

森成あんな( 公式サイト って違うけど)という、テレビで活躍しているタレントで、ショップ店員に対して自己中心的でわがままな要求をしてくる客として描かれている。この高飛車な客と、中島早貴らが演じる自信のない高校生の客の両方に対して物を売れるようでなくてはならないという教訓話の道具の役割を果たしている。この教訓自体は「あ~、こういう店には行きたくないな」と思わせるタイプのもので、そりゃ競合する大衆向けショップの方が流行ってもおかしくないと感じさせ、辰巳琢郎演じるコンサルタントのショップのプロデューサーとしての力量に疑念を抱かせる主因ともなっているわけだが、まあそういうことを言っていてもしかたない脚本なんで…

 

森成あんなという人物は道重さゆみがテレビ番組に出るときに「演じる」タレントのそのままの像である。言ってみれば、道重さゆみが批評的・批判的に演じているタレント像がそのままストレートに出てきて、そのままストレートに劇内で役割を果たす。この奇妙な状況を彼女はどう思ったのだろうか。『ファッショナブル』のブログに、彼女はこういう長い弁明を書いている: http://www.gekidan-online.com/blog/fashionable/?p=579

 

あんなを演じるのはたのしかったです♪
まわりのみなさんに、
『道重そのままだねー』ってゆわれたし、
『お稽古しなくてももう出来上がってる』ってゆわれてましたが、
さゆみは、道重さゆみのままステージに出てたつもりはなく、
森成あんなとして演技してたつもりです↑↑↑↑↑
確かにさゆみと似てるキャラだけど、あんなはあんななので、一応あんなに成り切ったつもりです!
楽しかったな~。

そして、

ほんとにね。
頑張りは報われると思います。
確かに、頑張ってやったのに…なんで?って悔しく思うことはたくさんぁります。
ですが、さゆみは、このファッショナブルの台本をもらって初めて台本を読んだ時、
さゆみのテレビやステージでだすキャラクターと似てるのをみて、
頑張ってやり続けたからこそ、あんなちゃんの役をいただけたことを実感しました。
いざ本番も、さゆみの普段のキャラを分かってるからこその笑いをお客様からいただけたり、、
それがすごく嬉しかった!
こんなふうに形として、みえたのが初めてだったので、毎回毎回、感動してました。

 

これは興味深い構図だ。道重さゆみは、テレビ番組にタレントとして出演するときは、共演者が、彼女にその「タレント像」に対する批評性があるのかないのかわからなくて不安になる、という場を作り出すことによって笑いを取るという戦略をとっている。一方、ライブ会場やラジオ番組など、完全な「ホーム」の場では、そのように不安になる人はいないので(共演者も観客も十分に理解しているから)、これが批評であるという態度をはっきりと打ち出す。

 

しかし今回の『ファッショナブル』では、劇中の森成あんなは批評の対象ではない。そのような自意識はないし、他の登場人物からの批評の対象ともならない。そのような人物を正面から演じきって「笑いをお客様からいただけ」ているわけだが、これは劇のコンテキストからは逸脱したメタな笑いである。これが成功すればするほど、「森成あんなのような客を満足させられないと一流のショップ店員ではない」というストーリーの要となる前提を揺らがすわけだ。これはけっこう難しい立場に追い込まれていると言える。

 

 

Fashionable-3

 

途中でソロで歌う場面もある。劇中歌は全体的にクオリティが低すぎて、彼女に限らずどの人も勝負のしようがない。しっとりとした歌を歌い上げさせられている亀井絵里あたりが一番ダメージが大きかったと思う。

 

道重さゆみは、一人で歌を歌えているというだけでボーナスだ、というぐらいの人だけど、ダンスというか、舞台上でのミュージカル的な身のこなしという点では何か天賦の才を持っている。この分野ではやはり群を抜いている高橋愛の次には来るだろう。ただ、これは演劇的な身のこなしには転用できないのだな、ということも今回確認したことの1つだった。

 

 

Fashionable-4

 

わだかまりが解け、私たちは仲間なのだと確認するために7人で歌う『友』。途中で1人ずつ順番に歌っていくソロ・パートの箇所で、道重さゆみのパートは高橋愛が歌った。モーニング娘。内での「序列」順だから、亀井絵里の後、田中れいなの前の部分である。

 

ここの『友』は、激しい踊りがないから生歌が安定するということもあって、この舞台全体を通して一番安心して見られる部分だったと思う。初めてこの曲を聴いたときには、A面の『青春コレクション』との差別化ができていないおもしろみのない曲と思ったけれども、こうやってミュージカル的な演出込みで歌われるとそれなりの説得力があった。この曲に関してはカジュアルな服装も、ダサめのコレオグラフィーも、ネガティブには作用していない。とにかくここでほっとしたことをよく覚えている。

モーニング娘。コンサートツアー2010秋 ~ライバル サバイバル~

モーニング娘。の秋ツアー『ライバル サバイバル』が9月18日にハーモニーホール座間で始まったので見に行ってきた。今回はセットリストにバリエーションがあるらしく、昼と夜の公演では演目が若干違っていた。

で、やはり素晴らしい内容だった。現在の8人体制はこのツアーで終わり、次は新しく入る9期メンバーが加わるか、残った5人でやることになるから、いずれにせよ一度リセットすることになる。破壊と再生が長生きの秘訣なのだとしても、これを壊すというのは凄いことだなと改めて思った。

以下、記憶が新しいうちにメモ:

* オープニングは春ツアーの可愛いらしいうさぎダンスとはうってかわって、2009年春の『SONGS』路線での『そうだ! We're ALIVE』。ここは現段階で良く、回を追うごとにもっと良くなりそう。

* メンバー紹介ムービーが変に凝っていて大丈夫かと思ったが、メンバーの写真は素朴だったので安心した。

* 昼の部はけっこうあっさり。夜の部は凄い迫力だった。

* 全体的に統一感がないように感じた。いろんな曲がばらばらに出てきたという印象。

* お腹を出す衣装でのジュンジュンの腹部の肉がよかった。

* メドレーの一部としてソロで歌う場面がいくつかあるのだが、一人で舞台に出て来て歌うということがいかに難しいことなのかということを痛感した。ステージを支配できていたのは田中れいなぐらいか。次点で新垣里沙。

* 道重さゆみの『It's You』は素晴らしかった。高橋愛と亀井絵里のバックアップ・ダンサーぶりは良い。テクニックとかそういうこと以前に、意思の疎通があって全体で1つの作品になっているという感じがする。高橋・新垣・田中の『Take off is now!』よりもいいと感じられるのは、ダンスに専念できるからか?

* ジュンジュンとリンリンは、昼の『レインボーピンク』も夜の『来来!「幸福」』もいまいちだったのが残念。『来来!「幸福」』は、ジュンジュンに「漢字最高日本文字」と歌わせるのと同じ路線のブラックユーモアなのか?

* アンコール前の最後の曲として演奏される『友』は、締めの曲として非常に良かった。

* 『泣き出すかもしれないよ』はコンサートで演奏するのは初めてのはず。良かった。『秋麗』などとともに、この路線を追求してくれたら嬉しかったのだが、今回の卒業・新規加入のサイクルでとうぶん無理になったか。

* 初披露の『あっぱれ回転ずし』は、あまり良くない。なんとなく見られてしまうところまで仕上げてくるのはさすがだと思う。

* 未発表だという『愛されすぎることはないのよ』はまだよくわからない。このままだと、さほど特徴のない曲ということになりそうだが。

* ジュンジュン、リンリンによる中国文化講座は面白い企画だし、いいネタを持ってきたと思うが、それをサポートする日本人の能力のなさを改めて確認した。

ハーモニーホール座間-2

モーニング娘。コンサートツアー2010秋 ~ライバル サバイバル~ #2

結局、9月19日、座間の2日目も、昼夜ともに見た。

* セットリストには、新垣里沙と高橋愛のソロ曲を後の方に移すなどの微調整があったようだ。

* オープニングでのミリタリー風の衣装は、小学生のお遊戯に見えかねない。そうでないように見えたのは体格のいいジュンジュンと道重さゆみだけだった。モーニング娘。のメンバーの体格の問題はたぶんに微妙な問題で、テレビ・タレントを含む「アイドル」に求められる姿形と、舞台の上を活動の場とするパフォーマーに求められる姿形にずれがあることから生じている。春ツアーのうさぎは、このずれをうまく吸収するタイプの衣装だったが、今回のミリタリー風の衣装は逆にそれを際立たせているように思われた。

* 『あっぱれ回転ずし』の終わり方はなにか不吉である。すしをたらふく食べた少年(たぶん)が満腹になって眠くなる、という様子を田中れいなが徐々にテンポを落としながら歌い、それに合わせてメンバーの動きもゆっくりになっていって、最後には静止する。これが死のメタファーに見えてしかたがない。インスリン打たなきゃいけないんじゃないの、と思ってしまう。

* 本日もジュンジュンとリンリンのトークは素晴らしかったし、それをサポートする日本人メンバーはダメだった。

* 『友』はますます良い。『あっぱれ回転寿司』は、耳が慣れたのか、少し良くきこえるようになってきた。

* ジュンジュンとリンリンのトークのコーナーが終わって『青春コレクション』に移るところで、壇上の4人だけで始まりのところを踊る。そのときの高橋愛が1人だけ別次元のことをやっている。この「高橋愛だけ別次元のことをやっている」現象はよく見かけるのだけど、私にとってのモーニング娘。の大きな謎の1つだ。なぜ他の人はこれの真似をしないのだろうか。真似ようと思ってもできないのだろうか。真似ようと思っていないのだろうか。真似るべきものだとも認識していないのだろうか。等々。

* 道重さゆみは、この2日目は昼の公演からすでに省エネルギー・モードに入っているように見えた。それでも夜の部の終わりの方ではかなりバテており、ヘロヘロ顔になっていた。この人のヘロヘロ顔の例を1つ紹介しておく。2009年の春ツアーで最後の演目『雨の降らない星では愛せないだろう』を歌っている場面。

Herohero.jpg

目から生気が失われ、笑顔を作るどころか表情をコントロールする力がなくなるのか、特に眉のあたりが悲しげな感じになる。この画像の表情にはけっこう再現性がある。この人のバテ方はそれ自体1つの大きな問題である。

* 道重さゆみは夜の部の最後のセクションで、髪を上げて額を出す髪型で登場した。これがまた美しくて驚嘆した。この髪型で写っているブログのエントリはこちら:

http://gree.jp/michishige_sayumi/blog/entry/497723340
http://gree.jp/michishige_sayumi/blog/entry/497798024

この人のブログでの自分撮りは幼く写そうとするから、これではわかりにくいのだが、舞台の上での道重さゆみを見ていると、ミーナ・スヴァーリを思い出した。

"Mina Suvari"で画像検索

って、いつのまにかミーナ・スヴァーリもずいぶんと変わってしまったようで、私が思い描いていたタイプの画像がなかなかヒットしないんだけど、昔の彼女を知っている人ならわかるはず。額が広くて、顔が下の方でまとまっていて、意志の強そうな眉と顎を持っている。

ただ、あの髪型だと特に頭を大きく振る曲では髪がうまくコントロールできないようで、しきりに気にして手で払いのけていたから、ライブでこれを定番にするのは難しいのかな、とも思った。

今夜も☆うさちゃんピース 第201回 - 20100912

2010年9月12日のCBCラジオ『今夜も☆うさちゃんピース』。

9月14日に高橋愛が24歳の誕生日を迎えるという話から。さゆみは、すごい、愛ちゃんに物を与えてもらっているんですよ。CDとかDVDとかはもちろん、洋服とかも、お下がりならわかるんですけど、さらの、ほんとに新品のやつを、普通に「さゆこれあげる」と言ってくれたりとか。この間も、「内緒なんだけど」と言ってもらったものがあった。韓国のお土産として「さゆだけだよ」っていって靴をくれた。他のメンバーには内緒にしているんですけど、ブログに載せていい、と訊いたら「ぜんぜんいいよ」と言ったので愛ちゃんの諒解を得ている。最近はリンリンに愛ちゃんを取られがちだったんだけど、ここでちょっと挽回した気分になりましたね。もしかしたらリンリンにも何か上げているかもしれないんですけど、それでも心遣いが嬉しかったですね。リーダーからもらえるもので生きています。

「この曲、めっちゃ面白いですよ」という珍しく芝居がかった振りから、10月27日に発売、むてん娘。(モーニング娘。)で、『あっぱれ回転ずし』。

「さゆの小部屋」。6期3人でのディナー・ショーについて、セットリストが良かった、ソロで歌ったBerryz工房の『蝉』と広末涼子の『大スキ』が合っていた、という話から。

もうほんとに、私もディナー・ショーっていうものが初めてで、6期メンバーで初めてのディナー・ショーができてよかったなってほんとに心から思えたんですけど。みんながみんな初めてだったんですよ、ディナー・ショーが。でまあ、ほんとにいろいろ大変なことも、ほんとにあって、一からセットリストもこの曲歌いたいとか、やっぱこの曲はやめようとかすべて3人で決めて、途中れいなが面倒くさくなっていたけど投げ出していましたけど、でもちゃんと決めようっていうのをえりがちゃんとまとめてくれて、ほんとに3人でしっかり話し合って、けっこうほんとにリハーサル、ライブの、ハローの夏のコンサートのリハーサル期間にセットリスト決めなくちゃいけなくて、リハーサルの合間を縫って決めて、もうほんとに夜12時とかけっこうひにちが変わるぐらいまで話し合ったりして、すごい悩んで決めたセットリストなんですけど、この「赤いフリージア」は6期のオーディションのときの合宿の課題曲だったんですよ。で、メロン記念日さんの曲なんですけど、やっぱりこの曲はなんか6期メンバーの原点みたいなものなので、絶対に歌いたいし、ファンのみんなも歌って欲しいよねという気持ちがあったのでやっぱ選んだんですけど、そうですねなんとなくファンの方は予想していたと思うんですけど、「赤いフリージア」は3人で歌うのは、オーディションのときは歌ってはいたんですけど、披露できるものではなかったので、そういう意味では最初で最後の6期メンバーでの「赤いフリージア」だったんだなと思って嬉しかったですね。あとは、そうですねソロの曲は、あのさゆみが大好きなBerryz工房の、本当にこれも悩んで、ほんとは「リアルラブ」という梨沙子ちゃん1人のソロが歌いたかったんですよ。で、そっちの方がほんとに聞き込んでて、カラオケとかでもよく歌うし、たぶん自分的にも得意なんですよ。梨沙子ちゃんの歌い方が好きだから、梨沙子ちゃんの歌い方を真似して歌ったらちょっと上手に聞こえるんですよ、さゆみの曲でも、いちおうね。なんですけど、だから梨沙子ちゃんの曲がよかったんです。でもその曲ってセリフがあるんですよ、途中に。でも、別にさゆみはセリフのところはカットして、そこは生バンドさんの演奏でいいし、もし言ってって言われたらセリフも言う覚悟はあったんですけど、でもなんかディナー・ショーっぽくないからということで、そのセリフとかがたくさんあるとやっぱ歌を聴かせるという意味でディナー・ショーだから、というのをマネージャさんに言われて、まあ泣く泣く「リアルラブ」はあのなしになって、その中から決めたんですけど。あの、そう、その「リアルラブ」の前に、まずベッキー・クルーエルちゃんの「男女」が歌いたかったんですよ。歌いたかったってか踊りたかったんです。でもこの際、歌はなくていいと思っていたんです。ほんとに踊りだけでいいと思ってたんです。なんですけど、だから「男女」でって言ってて、で、それと「リアルラブ」、あのハロー・プロジェクトの中の曲1曲と、まったく関係ない曲1曲なんですよ、ソロ曲って。さっき??さんが言ってたように広末涼子さんの「大スキ」を歌わせてもらったんですけど、その前にそのベッキー・クルーエルちゃんの「男女」を候補として挙げていたんです。そしたら「いいよ~」って言われてたんです。で、やったーと思って、ほんと話のわかるマネージャさんだな~と思って、もうさゆみ超楽しみと思って、どんな感じで歌って踊れるんだろと思って、もうめっちゃベッキー・クルーエルちゃんのDVDとか見て、ダンスとかもあの真似はしてたんですけど、完璧ではなかったから、披露するからには完璧でいかなきゃと思って、おうちで練習とかしていたんですよ、秘かに。秘かにというか、けっこう言ってたけど、練習してるってことを。で、わくわくして、できあがったセットリストを見たときに、あの、できあがったというよりか途中経過のときにこんな感じって見た時に、道重のところで未定になってて、なんでですかって言ったら、「男女」以外に出してもらえる、って言われて、「なんでですか~」って言ったら、「あのなぁ道重」って言われて、マネージャさんにちょっと説教ぶった、説教ぶったとうか説教じみた口調で、「あの前もゆったけど、ディナーショーは歌って聴かせるものだから」って言われて「はい」って言って。「はい、じゃ歌います」って言って。「ダンスだけじゃなくてちゃんと歌いますから」って言ったんですけど。見たんですって、ネットで、ベッキー・クルーエルちゃんの「男女」。「これディナー・ショーに向いてないだろ」って言われて。さゆみなりの、ほんとに考えは、これは聞いて欲しい、やっぱりディナー・ショーって誰しもが、マネージャさんが言うように歌って聞かせるディナー・ショーっていうものがみんなの中でイメージとしてあると思うんですよ。その中でさゆみはサプライズ的な感じで、ちょっと裏切り感も出しつつ、そしてやっぱり6期3人だから、これが1人とか2人とかだったらまた違う考え方持ったかもしれないんですけど、3人が3人同じ感じでバラードとかをみんながみんな歌っても面白くないな、と思ったのさゆみは。だからそこで、ちょっと盛り上げの曲で、しかもなんかあの1回対談した事もあるし、ベッキー・クルーエルちゃんと、なんとなくさゆみっぽいし、ここで自分のキャラもなんか出せるし、ここでいっちょやってあげたいって思ったの。やりたいし、ファンの方のためにも、と思って選んだ曲だったけど、もうあの、ケチョンケチョンに言われまして、で、この気持ちをいちおう、まあここまでは熱くは語りませんでしたけど、マネージャさんに、みんなが歌ってるなかさゆみはちょっと面白くして場の場の雰囲気を変えたいんですよ、という話をしたんですけど、ぜんぜん伝わらず、新しい曲候補を2、3曲出してっていわれて、そこで出したのは広末涼子さんの「大スキ」と、あとはあれです、パフィーさんの「かにたべいこう」です、あそうです「渚にまつわるエトセトラ」をやっぱ夏っぽい曲がいいかなと思ってその曲を出して、でもやっぱり「大スキ」はお兄ちゃんが広末涼子さんのファンだったので、まあそういう流れもあってこの曲は大好きなだけあって大好きなので、この曲を選びました。でもほんとにディナー・ショウの話はいろいろある。またちょっといろんな機会でお話ししたいと思います。


男性を見るときにまず目が行くポイントはどこですか、という質問に対して。目ですね。これは男性といわず、人間と会ったときに目を見て喋ろうという意識を持っている。目をちゃんと見て話す人は嘘をつかないとインプットされたんですよ。男の人と知り合う機会がなくて、男の人と会うとなったらファンの皆さんなんですけど、まずTシャツの色を見ますね。誰のファンなんだろうこの人、っていうのを見ます。


いきなり"Moonlight Serenade"(たぶんグレン・ミラーの録音)が流れて、試験的新企画「大人の主張」。ふだん雑誌のインタビューでは訊かれることがないだろうと思われるテーマに対して、アイドルとしてではなく1人の大人として思ったことを語っていく。一つ階段を上ったアダルトなさゆみを見せられたらいいなと思っています。

「結婚観を教えてください」。え~~~。昔は16歳でしたいと思っていた。若いお母さんっていいな。私の母は30歳のときに私を産んでいたので、参観日とかになると、他のお母さんと比べたらどこかしら負けている。若いお母さんはうらやましい。自分の子供のためにも若いままでいたいというのがあった。いまじゃとうてい無理。この間、夏休みで地元に帰ったら、中学生のときの友達が結婚していた。焦った。お腹にも赤ちゃんがいた。すごい不思議な気がした。いまのさゆみでは無理。結婚ってなると、あこがれだけじゃ無理じゃないですか。経済的なこと。子供ができるとなると、さゆみが想像している以上に、お金の面とか、学校のこととかいろいろ考えなくちゃいけないから。いまのさゆみでは自分のことすらできていないので。

子育ては、アイドル的な発言になってちゃうんですけど、お揃いの服を着たいです。手をつないで晩ご飯の買い物をしたいなという夢があるんですけど。最近心変わりがあって、最近男の子の方が欲しい。「ママ、可愛いね」とか言われたい。「幼稚園の女の子たちなんかよりぜんぜん可愛い」と言われたい。それが夢。自分の息子とカップルみたいな気持ちになりたい。

このあいだ山口に帰ったときに、お母さんがアルバムをさゆみとお姉ちゃんに見せてくれた。お父さんとお母さんが結婚する前のデートの写真など。いまじゃありえない幸せな顔をしていた。お父さんとかでれでれ。新婚旅行で海外に行ってたんですけど、マップがあって、それを2人でハートで囲んでいるんですよ。こんなラブラブな時期があったんだね。それはすごい笑いましたね。「お父さんのこと、このとき世界一かっこいいと思ってた」とか言ってて、結婚ってこんなものなんだなと思いましたね。その人しか見えないとか。いまじゃ信じられない。尊敬のまなざしでお父さんのことを見てて。

結婚って、たぶん、そのときの幸せの頂点なんだろうなと思いましたね。結婚するそのときが幸せ絶頂期。で、まあまあまあだんだん下り坂になって、いまの道重家のお父さんお母さんみたいに、家族っていうものになるんですよね。でも結婚のときは、お互いが超好きなんだな、という、幸せの一番上という感じがしますね。


エンディング。「妄想セクシーワード」は「猫舌」。

猫といえば、実家で飼っている「チェリー」という雌の猫がいるんですけど、ショックを受けるぐらい衰えているよと言われてた。「チェリー」にあえるから楽しみと思って帰ったんだけど、来ない。3日前からチェリーの姿が見えないという。たぶんなくなったんだな、と思いました。もうほんとにショックで、ずっと「チェリーチェリーって叫びまくってたんです」。そしたらお姉さんが「もう死んだもんは死んだんだからしょうがないやん」、「新しいことを考えた方がいいと思う」。さゆみは元気を取り戻した。あと3日待ってくれたらさゆみ会えたのに、と悔しかった。

----

この週も盛りだくさんで猛烈に面白かった。


冒頭の高橋愛との関係性は興味深いテーマだ。コンサートの感想に絡めて少し触れたが、高橋愛と他のメンバーがどういう関係にあるのか、という問題である。高橋が道重にCDやDVDをプレゼントしたり、他のメンバーを舞台などに連れて行っているのは「教育」なのだと思うのだが、それがどれほど通じているのか、ということ。


ディナー・ショーのセットリストの話。私はこのディナー・ショーを見ていないので、彼女の考えと「マネージャさん」の考えのどちらが良かったのかを判断する手がかりがないし、まあどっちでもいいんだが、とにかくこのセクションではこのことを話したいという気持ちが強烈に伝わってきた。これは明らかに、ラジオ番組という道具を使った政治的な自己主張だった。ラジオを聴いているファンに対して愚痴を言った、ということではなく、そのことが回り回って現実にインパクトが与えられることを期待しての語りである。

今回、さすがにベッキー・クルーエルの『男女』なるものをYouTube上で見た。これを却下する感覚はわからないでもないが、重要なのは意志決定者がこれがこういうものであるということを知らなかったということを含めての、この手の「クリエイティブ方面」の決定プロセスである。私の知る範囲では、この種のプロセスはあまり外に伝わってこないのだが、今回彼女がこのような話をこのように語っているということは、もともとその手のプロセスが(彼女たちを巻き込む形では)あまりなかったということを示しているのだと思う。そしてテレビ番組でのソロの仕事をこなしている彼女に欲と意志が育ちつつあるのがみてとれる。


人に会ったときに目を最初に見るという話は、つくづくアイドル的トークが上手だと思う。話を一般論にそらした上で、「男の人といえばファンの皆さん」という形で話を戻し、誰のファンなのかを見るという、たぶん本音がけっこう入った毒を盛って終わることで、話をそらされたという不満を和らげるわけである。なんて巧妙なんだろうと思うが、たぶん日頃からこういうのをいろいろと想定問答集みたいにして考えているのだろう。


「結婚観」についてのトークは衝撃的な内容ではあった。こういうことをラジオ番組で喋っていいという判断そのものが凄いと思う。このところ「お父さん」に関して話すことが増えてきており、いまやっているツアーの6期3人のトークでは、幼い頃の運動会で父親が出場していて、みっともなくて恥ずかしかったという、世の中のお父さんにとってはきわめてヘビーな話を平然としていた。ここ最近、父親との関係性というか認識に何か変化があったのだと思われる。

自分が世界に対して抱いている認識と、自分をアイドルと規定して自らをはめている枠との整合性がどう取られるかは、この人の面白い点の1つだ。今回のケースでは、男女のカップルは結婚をする瞬間が幸せの絶頂で、その後は下り坂だ、という意見をアイドルが表明することはかまわない、という判断があった。これは、アイドルっぽくない意見を表明することで、その場の誰かに「おいおい、アイドルがそんなこと言っていいんか?」と突っ込ませるボケではないし、アイドルっぽくない発言をすることで、自らがアイドルという枠から外れた自由人であるというイメージを定着させようとする戦略でもないし、思わず本音が出てしまったという「天然」でもない。

で、これの後に「猫舌」というおふざけの企画から、猫が死んで日常が続くという話をして番組を終えるんだから、もう1つの文学作品ですな、これは。

モーニング娘。コンサートツアー2010秋 ~ライバル サバイバル~ #3

ハーモニーホール座間での公演に続いて、9/25の市川市文化会館にも昼夜ともに行ってきた。木曜日から急に肌寒くなり、25日土曜日の朝は台風の影響もあってかなり気温が低下したが、昼にはそこそこ暖かくなった。

* 昼公演は全体的に低調だったという印象。見終わった時点で「あれ、もう終わったのか」と思ったことを覚えている。しかし夜公演は素晴らしく、最後の方では座間のときからさらに良くなっているように感じた。

* 今日の道重さゆみは絶好調といっていい内容だった。田中れいなが最後の挨拶で、空調が効いていて涼しくてよかった、と言っていたが、それと関係があるのか? 客席の方は、私が座っていた2階席のあたりはいつもと変わらず暑かったのだが。

* 夜公演では、冒頭の衣装で道重さゆみの帽子が取れ、出てきた髪型がツインテールだった。その写真と弁明。

http://gree.jp/michishige_sayumi/blog/entry/500108245

ちなみに、舞台の上での道重さゆみは、ブログの自分撮りの写真よりも大人っぽいというか、プロのパフォーマーっぽく見える。むしろ、ああいうパフォーマンスをする人がああいうブログを書くということ自体に、かなりの違和感がある。パフォーマンスの方はぎりぎりのところでやっているのだろうから、ブログの方が作り込まれているのだろうけれども、この点は未だにどう理解すればいいのかよくわかっていない。

* 中国人2人によるトークは相変わらず面白かったが、それをサポートする日本人が相変わらずダメだった。湖南省(ジュンジュン)と浙江省(リンリン)のお国自慢はものすごく面白い企画になりそうなのに、このあたりを掘り下げられないままいなくなってしまうのがとても残念だ。ちなみに、いま問題となっている尖閣諸島の領土問題は、グローバルな日中衝突の問題よりも、ジュンジュンとリンリンがモーニング娘。卒業後に中国に帰ったときにどうなるのか、という問題なのである。「日本からの凱旋」というような文脈ではやっていけないと思うし。本人たちはいまものすごく不安だろう。

* ジュンジュンは1週間前から少し体を絞ってきたのかもしれない。腹部の肉のボリュームが減ったような…

市川市文化会館

モーニング娘。コンサートツアー2010秋 ~ライバル サバイバル~ #4

市川市文化会館での公演に続いて、9/26の栃木県総合文化センターの公演にも昼夜ともに行ってきた。昼間はけっこう暖かかったが、夜は雨が降っており、東京に戻っても雨は降り続いていた。

* 道重さゆみの体力レベルは、日曜日の公演では初期値が低くなっているようで、かなり早い段階からヘロヘロ顔に近づいていた。それでも座間のときよりは調子が良かったようで、最後まで踏みとどまっていた。

* 道重さゆみは、昼公演の「あっぱれ回転ずし!」のところで帽子が取れ、その後の数曲も長い髪を振り乱して歌い踊ることになった。これがまた素晴らしく良く、この人はわざと帽子を落とすという趣向を取り入れて実験をしたがっているのか、と思ったほどだった。ちなみに夜公演の最後にはまた額を出す髪型をしていた。

* 新垣里沙のソロが非常に良かった。今回は日替わりで2つのバージョンがあるが、どちらも完成度が高い。

* 中国人2人によるトークは面白かったが相変わらず日本人によるサポートが…

* 道重さゆみは夜公演の「なんちゃって恋愛」で、全員がステージ上奥の方に向かい、溜めを作って振り返るところで、溜めなしにあっさりと振り返るという間違いを犯した。その後、隣の亀井絵里と顔を見合わせて、シリアスな場面なのに照れ笑いをしていた。あとでブログを見ると、田中れいなも同じタイミングで間違えていたとのこと。

http://gree.jp/michishige_sayumi/blog/entry/500608125

* このエントリ http://gree.jp/michishige_sayumi/blog/entry/500601835 によると、「あっぱれ回転ずし!」での道重さゆみの踊りを見てジュンジュンが笑うらしい。これについては、ジュンジュンの気持ちがわからないでもない。さすがに私も8回も見て全体を見渡す余裕が生まれてきたわけだが、この曲での道重の踊りは明らかに他の人と違っている。最初はフォーメーションの関係で、前列に背が高い道重がいるからわざと変えているのかと思ったんだけれども、たぶんそうではなく、彼女の独自の解釈でああなっているのである。ただ、魅力という点では、この曲はやはり道重さゆみの踊りが一番いいと思う。アイドルにとってのダンスがどうあるべきか、は大問題であり、いつか別の機会に論じたい。

* 「青春コレクション」のテンポが速くなっているような気がしたのだが、時間を計測するとそうではなさそう。いずれにせよ何が原因かはわからないが、今ツアーの「青春コレクション」はちょっと粗いという印象がある。

* 6期メンバー3人で歌う「大きい瞳」は、田中れいなもトークで言っていたが、これを3人でやれる最後の機会ということで特別に力が入っているように感じられる。

栃木県総合文化センター

プロフィール

shigefan

Author:shigefan

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。